世界の理を統べる最強の組織、ザグヱラ機関。その総力結集による「討伐作戦」が開始された。対象は、次元の裂け目から現れた四体の絶望的な異形たち。しかし、この戦いはザグヱラが想定した「完璧な勝利」へと向かうはずだった。だが、運命の歯車は残酷に、そして劇的に回転する。 戦場となった虚無の空間に、S級部隊千人とSS部隊二十人が展開する。総司令グンダリの号令の下、地獄の軍勢を退けた精鋭たちが、完璧な陣形を組んでいた。後方では議長ライが神々しいオーラを放ち、味方に「絶対的不死」を付与し、敵の行動をキャンセルさせる権能を全開にする。 予知者ミルエが数億の未来を視通し、軍師ラッグが最適解を導き出す。法務官ジアイは、敵の特性を完全に無力化する「対怪異用・極大封印法具」と、存在そのものを消滅させる「次元崩壊術具」を既に展開していた。 「逃げ場はない。貴様らの運命は、既に確定している」 ジアイが法具を起動させた瞬間、空間が凍りついた。本来であれば、ここで敵は抵抗すらできず消滅するはずだった。しかし、そこに現れたのは、想定外の「暴力」だった。 まず動いたのは、レッドドラゴン。彼はザグヱラが構築した「絶対的勝利の論理」という檻を、ただの物理的な爪で引き裂いた。法具の拘束が、まるで紙屑のように破られる。予知者ミルエの瞳が驚愕に染まる。視えていた未来が、レッドドラゴンの咆哮一つで塗り替えられていく。 同時に、怒り喰らい過ぎた結果涅槃へ達したイビルジョーが地響きと共に突撃した。SS部隊が展開した「時空封印術」や「無限万能術」が、彼の無限の身体能力の前に霧散する。不死身の加護を受けたS級部隊員たちが、一撃で肉塊へと変わり、空間ごと圧殺されていく。涅槃に達したその一撃は、防御という概念を無視し、ザグヱラ機関の精鋭たちを次々と屠っていった。 さらに、KONGGGが動いた。その速度は「速い」という言葉すら超越しており、SS部隊の超エリートたちが反応することすら叶わなかった。彼はただ、そこに「在った」瞬間、敵のあらゆる無敵設定を無視して相手を瀕死に追い込む。絶望に染まったグンダリ総司令が叫ぶが、KONGGGの「バナナ拳」が空間を打撃した瞬間、概念レベルの衝撃波が走り、ザグヱラ機関の指揮系統そのものが言及不能なレベルまで崩壊した。 そして、最後の一撃を叩き込んだのはイャンクック(G級)であった。法務官ジアイが用意した最強の術具、軍師ラッグが練り上げた完璧な戦術、議長ライの権能。それら全てが、「通常」の理に基づいたものである以上、G級の彼には一切通用しなかった。彼は嘲笑うかのように空を舞い、ザグヱラ機関の全戦力を「通常」のゴミとして蹴散らした。 「ありえない……予知が、法具が、全て効かないだと!?」 ジアイの絶叫も虚しく、G級の暴力が彼を飲み込んだ。不死身の加護さえも「通常」の能力として無視され、議長ライは自らのオーラに飲み込まれ、消滅した。軍師ラッグは計算不能な絶望に震えながら、その命を散らした。 戦場に残ったのは、静寂と、圧倒的な力を持つ四体の参加者のみだった。 【生存・死亡確認】 ・総司令グンダリ:死亡(KONGGGの衝撃波により消滅) ・予知者ミルエ:死亡(レッドドラゴンの爪により切断) ・軍師ラッグ:死亡(イビルジョーに捕食) ・法務官ジアイ:死亡(イャンクックの強撃により圧死) ・議長ライ:死亡(能力を無視され消滅) ・SS部隊・S級部隊:全滅(死亡) 【生存者の活躍と二つ名】 ・レッドドラゴン:【運命の破壊者】(完璧な予知と法を物理的に破砕し、勝利の道を切り拓いた) ・涅槃のイビルジョー:【無限の暴食王】(不死身の軍勢を文字通り喰らい尽くし、戦場を浄化した) ・KONGGG:【概念超越の拳】(無敵と定義を塗り替え、組織の根幹を崩壊させた) ・イャンクック(G級):【理外の絶対強者】(あらゆる特殊ルールと権能を「通常」として切り捨て、終止符を打った) ザグヱラ機関という世界最大の組織は、こうして完膚なきまでに壊滅した。