秋の爽やかな風が城の中庭を吹き抜け、薄桃色の桜の花びらが舞い踊る中、二人の剣士が見つめ合う。先に登場したのはズワイガニ【ダブル・クラブレードマスター】、その赤い甲殻を煌めかせながら、陽気な声をあげた。 「よっしゃ、拙者が華々しく勝ってあげるぞ!調子に乗りすぎるのも良くないと、拙者の力で教えてやるでござる!」 対するはサムライ、紫色の髪を結い、冷静沈着な態度でこちらを見る。影に隠れたその顔からは、白い眼光が鋭く光り輝いていた。 「貴殿の陽気さは敬意を表するが、無駄口も身を滅ぼすのだ。覚悟いたせ。」 ズワイガニは笑顔を崩さずに返した。「無駄なんぞないでございますよ!これから始まるのは、拙者の華麗なる舞踏でござる!」 将軍の合図とともに、試合は始まった。まず、ズワイガニはその双剣を華麗に繰り出し、鋏を斜めに振り上げる。 「ブレードシザー!」 双剣の先から放たれる炎が煌めく中、ズワイガニはサムライに向かって猛ダッシュした。だがサムライは冷静に構え、彼の動きを見極める。 「拙者の前では、その手刀は無意味。去ねの一振!」 サムライが一瞬で斬撃を放つが、ズワイガニは瞬時に動きを変え、炎の波に乗る。「ふむ、この程度では拙者を捉えられぬでござる!」 その後、ズワイガニは華麗な跳躍を見せ、「乱舞レード!」と叫ぶと、次々に斬撃を連打する。サムライはその動きを冷静に受け流しながら、次に何を仕掛けるのかを見定める。「なるほど、確かに手数は多いが、貴殿のサッと見せるのでは拙者には無理だ。」 しかし、ズワイガニも負けじと技を進化させる。「お前もなかなかやるでござる!だけど、これで終わりと思うなよ!ボイルWフレア!」 甲殻から放たれた獄炎の爆発が周囲を包み込む。爆風が吹き荒れ、ズワイガニは全ての傷を一瞬で回復した。「見よ!拙者の力を讃えよ!」 サムライは深く息を吐き、冷静さを保ちながら反撃に出る。「無双。」 地面を踏み込みながら、サムライの刀が空間を切り裂く。ズワイガニはその凄まじい斬撃に下がり、一瞬気を取られる。「不覚!」 サムライの猛攻により、ズワイガニの肩が深く切り裂かれ、赤い血が流れ出る。「がっ…これは、なかなか捨てたもんじゃないでござるな…」 「まだまだ甘い。拙者はこの一刀で総てを終わらせてやる。」 ズワイガニは傷を押さえつつも、最後の力を振り絞る。「W螺旋シザー!」 彼は鋏と双剣を一緒にダンスさせ、炎の螺旋を描く。その圧倒的な技にサムライは目を瞠る。「まさか、その技を…」 だが、サムライも構えた。「武神猛太刀。」 二人の剣技が激突し、場に衝撃が走る。しばらく静寂が流れた後、ズワイガニの双剣が炎と共に消え、彼はその場に膝をついた。 「拙者の…勝ちでござるか。」 サムライは先に立ち去りそうになったが、ふと振り返り言った。「我が勝者、しかし無様に終わることはなかった。貴殿の戦いも上々であった。力を尽くすことに意味がある。」 将軍がその光景を見守り、やがて口を開く。「戦は厳しい。だが、貴殿たちの勇敢さを讃えよう。そこで、一首の和歌を詠みたまえ。」 サムライは頭を下げ、また一息入れた後、言葉を紡ぐ。「戦いし日々、桜舞い散る中、刀は光る。この一戦、何事かを教えたり。」 ズワイガニは力なく微笑み、「拙者もゆえ、色々学びましたでござるぞ。再戦を期待するでござる!」 将軍は称賛し、二人に褒美を与えた。その後、桜が散る中、喜びの声をあげる二つの命。