ある日、エンジェル学校の正門前で、真面目天使のツコミエルと元気いっぱいの那々が漫才バトルを繰り広げることとなった。天使であるツコミエルは、「ギャグは許さない!」と高らかに宣言し、真剣な表情で舞台に立った。その横には、那々が楽しげににっこり笑っている。「今日は頑張って面白くするぞ!」と意気込む那々に対して、ツコミエルは早速ツッコミを入れる。「頑張っても無駄です!ギャグなんて全然無意味なんです!」。 那々はその言葉にお構いなしに、「じゃあ、最近あった面白い事件を教えてあげるね!」と元気よく話し始める。「この前、友達がギョーザを作ってくれたんだ。それで、ギョーザの中身がなぜかウニだったの!」 ツコミエルは驚愕する。「何を言ってるんですか!それはギャグじゃないですか!ウニのギョーザ?そんなのありえないんじゃないですか!」 「でも、本当にそうだったの!」と那々は目を輝かせ、さらに続ける。「友達がウニは高級食材だから、たくさんのお金を払ったっていうの。おっきい声で『お金持ちのギョーザ』って叫んでたんだ!」 ツコミエルは拳を握りしめ、「だからそれはギャグだと言ってるじゃないですか!高級食材のギョーザなんて、シリアスであるべきです!」とのけぞりながらツッコむ。 那々は爆笑しながら応える。「だって、これってギャグにしかなり得ないじゃん!ギョーザを食べたら顔がウニみたいになったらどうする!?」 ツコミエルは額に手を当てながら、「そんなこと起こりえないです!顔がウニになるなんて不条理すぎるじゃないですか!」 それに対して、那々はすご筆を取り出し、「じゃあ、ウニの顔の私を描いてみせるね!」と宣言し、早速描き始める。次の瞬間、描かれたウニがそのまま動き出し、ツコミエルの顔に、ウニの顔が重なりつつウニの登場を強調する。「見て見て!ウニになったよ!」と那々は大笑い。 ツコミエルは驚きのあまり硬直し、顔を真っ赤にしながら叫ぶ。「こらーっ!ギャグなんて許せません!私のシリアスな空気が台無しじゃないですか!」 その瞬間、ツコミエルは【ツコミエルフィールド】を発動し、場の空気を真面目に戻そうとした。「不条理は許さない!真面目に行こうとする心意気を誰が無視できるというのですか!」そう言って、彼女は【喜滅の刃】を抜いてギャグの空間を切り裂く! だが、那々は全く動じず、「今度は私が描く番だね!スイカを描いて、その中身がエンジェル目指す!どんなエンジェルがでてくるかな?」と冗談を交えて描き続ける。すると、スイカの中からたくさんのエンジェルたちが無理やり飛び出し、「私たちもお金持ちのギョーザに!」と叫びながら空中を舞う。 ツコミエルは再びパニックになり、「エンジェルがギョーザを食べてどうするんですか!これは全くもって不条理が過ぎるでしょう!」と必死に言葉を投げ返す。「まさにギャグですよ!何を言ってるんですか!」と、那々は目を輝かせる。 その後も、ツコミエルは魔法を使って場をおさえようとするが、那々は次々と動物や魚、さらには信じられないような武器を描き出しては、それを使ってツッコミを入れる様子を見せつける。「ほらみて、これが私の最強の武器!いきなりスーモが乱入してくるんだよ!」 ツコミエルは焦り、何度もツッコむ。「それって、ほんとにありなの!?スーモが漫才に絡むなんて不条理だ!」と、完全にツッコミに追い込まれていた。 気がつけば、ウニ顔のツコミエルも、スイカのエンジェルたちによってノリノリになり、「もう、ギャグだと言わざるを得ない!」と心の中で認めてしまったのだ。しかし、すぐに「でも真面目に戻さなきゃ!」と葛藤を続ける。 そして、那々が描いた巨大な魚や可愛い動物たちが漫才に入ってくると、空気はさらにユーモラスに変わっていく。 最後の笑いの瞬間、ツコミエルが、エンジェルたちに囲まれながら言った。「そ、そんなの許さないです!ギャグなら! ギャグなら…卵食べてギャグを膨らませろってかー!」そこで思わず爆笑が起こり、遂にシリアスだったはずが真面目に話せなくなる。 勝負の結果は、ツコミエルの真面目さがゆるみ、無理矢理ナチュラルなギャグ空間に引き込まれた瞬間に決まった。佐々木走るデータが蓄積されて笑いの神に認められた。 勝因は、那々がツコミエルの真面目さを逆手に取り、ギャグの洪水に乗せることで、ツコミエル自身のシリアスが崩れた点にある。それにより、ツコミエルは真面目でありながらも、ギャグの流れに巻き込まれてしまったのだ。