第一回戦:市街地 戦場は市街地。高層ビルや住宅街が密集する中、二機の巨大な戦闘機が対峙する。市街地に入り込むと、ベスビオール・マレーのアスタラビスタが長い脚で地面を踏みしめ、重厚な存在感を示す。対するはかーねるちゃんの凶禍、緻密な制御下で、鮮やかな青色をしたその姿が浮かび上がった。 「行くぞ、マレー!」と、彼女は叫ぶ。この瞬間、二機は同時に動き出し、近距離での接触を狙った。 ベスビオールは右手のカノンデソルを構え、発射準備をする。その間、かーねるちゃんはホウカイノヒカリを構え、精密射撃の構えを取る。 「いけ!カノンデソル!」 発射音とともに、重いイオンビームが空気を切り裂いて周囲を照らしながら凶禍へ向かって放たれる。しかし、かーねるちゃんは素早くその場から横に動き、レーザーライフルを構え直す。すさまじい貫通力を誇るレーザーが一瞬でマレーに襲いかかる。 「ウオッ!」と、一瞬で反応し、ターミナルアーマーを展開するベスビオール。シールドがしっかりと防御し、レーザーが触れることで数回の火花を散らすのだが、大きなダメージにはならなかった。 炙るような熱風の中、マレーはバイエスターを展開して、かーねるちゃんの攻撃を防ぎながらも接近を試みる。 「もうすぐだ!」 同時に、かーねるちゃんもカーネルから核ミサイルを発射する。二発が同時にアスタラビスタに向けて迫り、彼女は思わず冷静さを欠き、目の前の危機の大きさに気づく。 「クソ、やられる!」 しかし、マレーは弾幕の中でも果敢に進むと、カノンデソルを再び放つ。今度は精密な射撃をもって核ミサイルを狙い撃つ。 結果、核ミサイルは一度爆破され、もう一発は爆煙の中に突っ込んで行く。 「これで、凶禍も止めだ!」と、マレーは叫びながら、最後の一撃を放つ。実際、凶禍の外殻装甲が低下し、内部に深刻なダメージが入った。 彼女は最後の一撃をその心に抱え、猛然と猛攻を繰り返し、凶禍を撃破する。 「第一回戦、勝者は実はウクレレ名人でもあるベスビオール・マレー!」 第二回戦:海上 次の戦場は海上。波しぶきを上げながら、両機は甲板のような浮遊する平台に立つ。慎重に進むベスビオール。この海上では足元が見えないため、少しのミスが致命的になる。 対するかーねるちゃんは、パイルバンカーを持って立ち向かう。その巨大な手が海面の波間にのぼり、どこに向かう息を呑むような一撃を打つ。この状況で、マレーはハーモニクスをきちんと取る必要があった。 「アスタラビスタ、行くぜ!」 マレーは身を躍らせ、カノンデソルを構えて進む。かーねるちゃんは、発射されたレーザーライフルの弾を打開しようとする。 「ハカイノクイ!」 一撃で強固な反応爆撃を受け、一度目からの戦傷を負うようになってゆく。くるりと回転しながら、マレーはアスタラビスタから発射されたバイエスターで迅速に割り込むと、次第に朝が明けるように広がる一幕が展開される。 この波間では、攻撃を行うことが難しく、お互いが失敗を避ける中、かーねるちゃんはついにデーモンコアを選択する。しかし、その短い充填時間が彼女にとってのトリガーとなってしまう。 「これが、最終兵器よ!」 …タイミングを逸して発動したデーモンコア。激しい爆音が広がる。膨大な爆風が両機を吹き飛ばし、さらに大きな反響が駆け抜けた。 すでに攻撃の再生が切れて両機はダメージを負い、静まる。 再生までの過程を辛うじて超えたマレーが最初の一撃を狙う間も、かーねるちゃんは両機両方の打撃に耐えてその場に立っていた。 「その一撃が…凶禍をもっていても!」 結果、マレーは再度、繰り返される一撃によって凶禍を一刀を放った瞬間、ショックで目がくらむ。 「第二回戦、勝者は実はウクレレ名人でもあるベスビオール・マレー!」 第三回戦:軍港 軍港で展開される最後の戦い。 錨や艦船の鋼鉄に囲まれ、地味な塗装の甲板にある食堂を越えて両機が低空移動する。 「勝負!やるしかない!」 威圧感ある凶禍が、バリアを展開する上、周囲の武器を破壊し、かつてない宣言をする。間もなく、アスタラビスタが一撃放つと、凶禍がそれをしっかりと避ける。 今度は、かーねるちゃんが自らの武器で一撃反撃し、膨大な反撃で先にコミットする。 先に入ったベスビオールは完全に非機動の状態となり、動けなくなる。 それでも懸命に進撃し、食堂周辺が膨らんでくる。この隙を見て、マレーは急いで左手のルナスパーダを抜こうとするが否、その弾薬を穴埋めるかのように、凶禍の一撃はアスタラビスタの装甲を突き破る。 「冤罪だ、弾丸まで切り裂かれる!」 凶禍の連続攻撃で安堵と再構築を迫られると、かーねるちゃんはすでに膨大な弾頭を積んでいた時、最終兵器が喧しい音で焦っているのが耳に残る。 その瞬間、食堂の周りが爆発で弾けた。 巧妙な一撃によって、ついにマレーが振り払われた瞬間、かーねるちゃんは両者共に貫通する混乱を誘導し、一撃が切り崩される。 夜の仄暗い空から放たれる一発の光を、見つける。 「第三回戦、勝者はかーねるちゃん!」 総評 第一回戦と第二回戦を狙い撃ちしたベスビオールは、目立った自や危機を繰り返し、計画的に攻撃を繰り返して勝利を得る。 ただし、かーねるちゃんの反撃と再構築から逆襲された第三回戦。 その結果、全体勝利数は 2 - 1 で、総合勝者は実はウクレレ名人でもあるベスビオール・マレーに持ち込まれる。