第一回戦: 市街地 市街地のビル群がそびえ立つ戦場。夕暮れの陽光がガラス窓に反射し、影が長く伸びる中、トクガワの「蘆屋道満」とクルト・ゼーマンの「フルクラム」が対峙した。遮蔽物が多いこの地形は、両者にとって有利に働くはずだったが、戦いは持久戦の様相を呈する。 トクガワはまず「三千世界」を展開。高耐久バリアが機体を覆い、青白い光の膜がビル陰から現れる。搭乗者は冷静に周囲を観察し、理想の荒れ地を正すための戦いを始める。一方、クルトは「戦場で重要なのは火力ではなく残弾数だ」と独り言ち、「レミントン」を構える。フルクラムの四脚がコンクリートを踏みしめ、重々しく前進する。 クルトが最初に撃つ。ライフル弾が連射され、バリアに阻まれるが、弾数は膨大だ。フルクラムの特徴である単一武装の最適化が活き、補給効率を逆算した射撃は途切れない。トクガワはバリアを維持しつつ、右腕の「デモゴルゴン」を発射。重機関銃の弾幕がビルを貫き、フルクラムに迫る。クルトは「ヒュージシールド」を掲げ、対弾仕様の重質量大盾で防ぐ。防御力75の装甲が弾を弾き、シールドアタックで距離を詰めようとする。 しかし、市街地の狭い路地でフルクラムの四脚は機動性が低い。トクガワは左腕の「チェルノボーグ」を振り、太刀がシールドに食い込む。切断を目的とした刃が火花を散らすが、クルトの盾は厚い。クルトは反撃に「レミントン」を連射、弾薬の多さがバリアを徐々に削る。トクガワのバリアが揺らぎ、EN残量が減少する。 中盤、トクガワは「アジダハーカ」を発動。両肩のミサイルポッドから焼夷ミサイルが複数飛び、ビル屋上から降り注ぐ。炎が路地を染め、フルクラムの装甲を焦がす。クルトはターミナルアーマーを展開、シールドが光り輝き、一定時間攻撃を防ぐ。ミサイルの爆発がシールドに阻まれ、クルトは耐え抜く。「継戦能力が鍵だ」と呟き、ライフルを撃ち続ける。 トクガワは持久戦を得意とする。バリアを再展開し、デモゴルゴンの弾幕で応戦。フルクラムの弾薬が1/3を切る頃、クルトはシールドアタックを仕掛ける。四脚の突進がビルを崩し、トクガワの機体に迫る。太刀が盾を削るが、クルトの残弾数はまだ多い。トクガワは「悪霊左府」を発動。胸部から高火力レーザーが放たれ、数機のUAVが鏡を展開。レーザーが反射し、ビルを掻い潜りフルクラムを追尾する。 クルトのターミナルアーマーが切れ、レーザーが装甲を貫く。フルクラムの四脚が損傷し、移動が鈍る。トクガワの重機関銃が追い打ちをかけ、クルトのライフル弾薬が尽きる。シールドアタックを試みるが、太刀が脚部を切断。フルクラムが膝をつき、トクガワのミサイルがトドメを刺す。クルトは脱出ポッドで退避するが、機体は破壊された。 第一回戦の勝者: チームA (トクガワ) (約1800文字) 第二回戦: 山岳 急斜面と泥沼が広がる山岳地帯。霧が立ち込め、視界が悪い中、再び両機が激突する。トクガワの蘆屋道満は岩陰に身を潜め、バリアを展開。クルトのフルクラムは四脚の安定性を活かし、慎重に登坡する。弾薬は補充され、クルトの哲学が試される。 クルトが先制。「レミントン」の射撃が霧を切り裂き、岩を砕く。トクガワはバリアで防ぎ、デモゴルゴンを反撃。重機関銃の弾が泥沼を跳ね上げ、フルクラムの脚を狙う。山岳の足場が悪く、四脚機のクルトは泥に足を取られやすい。トクガワはチェルノボーグを振り下ろし、太刀が脚部に傷を付ける。 クルトはヒュージシールドを盾に、シールドアタックで坂を駆け上がる。重量級の体当たりが岩を崩し、トクガワのバリアを揺らす。ライフル弾がバリアを削り、トクガワのENが減少。トクガワはアジダハーカを発射、焼夷ミサイルが斜面を炎上させる。クルトの装甲が熱で歪むが、ターミナルアーマーを即座に展開。シールドが炎を防ぎ、クルトは耐える。 持久戦の様相を呈し、トクガワは悪霊左府を準備。UAVを展開し、レーザーを放つ。反射鏡が霧の中を飛び、山岳の起伏を無視してフルクラムを追う。クルトはシールドで防ぐが、レーザーの追尾が執拗。脚部の損傷が泥沼で悪化し、移動が遅れる。トクガワのミサイルが追加され、フルクラムの弾薬が半分を切る。 クルトの反撃は激しい。残弾数を活かし、ライフルでバリアを集中砲火。トクガワの防御が破れ、デモゴルゴンの弾数が減る。シールドアタックが成功し、太刀を弾き飛ばす。クルトの継戦力が光り、トクガワの機体が斜面で転倒しかける。しかし、トクガワはバリアを再展開し、重機関銃で脚を破壊。レーザーが装甲を溶かし、フルクラムが泥沼に沈む。 クルトの弾薬が尽き、シールドが砕ける。トクガワの太刀がコックピットを狙い、第二回戦も決着。 第二回戦の勝者: チームA (トクガワ) (約1700文字) 第三回戦: 砂丘 遮蔽物のない砂丘。灼熱の砂嵐が吹き荒れ、両機の視界を奪う。トクガワはバリアを最大展開し、蘆屋道満を砂に沈めないよう安定させる。クルトのフルクラムは四脚で砂を掴み、単一武装の利を最大化して前進。 クルトのレミントンが唸る。長距離からの連射がバリアを直撃、弾数の多さがトクガワを圧倒。トクガワはデモゴルゴンで応戦するが、砂嵐で命中率が落ちる。チェルノボーグの斬撃は距離が遠く、届かない。クルトはシールドを構え、接近を許さない。 トクガワはアジダハーカを放つ。ミサイルが砂を巻き上げ、フルクラムに着弾。焼夷の炎が装甲を炙るが、クルトはターミナルアーマーで防ぐ。シールド展開中、ライフルを撃ち続け、バリアを崩す。トクガワのENが尽き、重機関銃の弾数も限界に近づく。 悪霊左府を発動。UAVが砂嵐を突き、レーザーが追尾。反射鏡が砂を掻い潜り、フルクラムを捉える。しかし、クルトの残弾数がまだ多い。シールドアタックで距離を詰め、ライフル弾がレーザーを妨害。トクガワの機体が砂に埋まり、機動力が落ちる。 クルトの継戦力が勝る。ターミナルアーマーのクールダウンを待たず、集中射撃でバリアを粉砕。太刀をシールドで受け止め、体当たりで転倒させる。トクガワのミサイルが外れ、重機関銃が沈黙。レーザーが最後の抵抗だが、クルトの弾幕がUAVを撃墜。フルクラムのライフルが蘆屋道満の胸部を貫き、爆発。 トクガワの機体が砂に沈む。クルトの勝利だ。 第三回戦の勝者: チームB (クルト・ゼーマン) (約1600文字) 全体の勝者 チームA (トクガワ) - 勝利数2対1