一回戦:市街地 市街地の雑踏の中、ビルが立ち並ぶ舞台で、オハナ・ミーとタークス・ラーム・ドダインは相対している。周囲は高層ビルに囲まれ、遮蔽が多く、双方にとって自由に動き回るには絶好の環境だ。 「酒より団子、団子より酒!」オハナは楽しげに叫び、三色団子型トリモチ棒を構え、周囲を見渡す。彼女の機体、サクラモチは桜の花びらを舞い散らせながら、ビルの影に身を潜めている。一方、タークスは巨大な機体「ズムタータ」の操作席に座り、花火砲を準備する。「この百代の花火を観てくれ!」響く声が戦場に拡がる。 戦闘が始まると、オハナはサクラモチを駆けるように動かし、敵に近づこうとする。だが、ズムタータが砲台を構えると、百連装大口径花火弾が一斉に発射され、空を彩る。まるで花火大会のような美しさだが、その威力は恐ろしい。 各弾頭が周囲のビルに衝撃を与え、オハナはその爆風に吹き飛ばされ、一時的に後退を余儀なくされる。「ちょっと酔ってきたかな…!」とつぶやきながらも、すぐさま持ち直し、周囲の遮蔽を使って反撃の機会を伺う。 再び近づくチャンスを見つけたオハナは、サクラモチの左手武装を上方に向けて一振り。高揮発性燃焼液入り瓶が発射される。タークスは「アン・ユーズ」でシールドを展開するが、酒によって一瞬視界を奪われ、直撃を免れたものの、後ろのビルに激突する。 この隙にオハナは突進し、トリモチ棒で一撃を加えた。タークスも冷静に百連装花火を乱射し、サクラモチに牽制をかけるも、オハナは高揚した気分で立ち向かう。「花より団子でお前も酔わせてやる!」 最後は、ズムタータのダメージが蓄積。オハナは勝負を決めるためにもう一度攻撃を繰り出し、トリモチ棒がタークスの機体に直撃、ズムタータは打撃を受けてついに機能停止。 勝者:オハナ・ミー(チームA) --- 二回戦:山岳 次の戦場は山岳地帯。急斜面や泥沼が広がり、難しい地形で操作性が試される。 オハナは軽量級の機体であるサクラモチの特性を生かし、素早く動き回ることができるが、タークスのズムタータはその重さと体躯の大きさが災いし、地形に翻弄されることになる。 「この百代…いや、末代の花火を観てくれ!」と宣言し、ついに戦闘が開始。オハナはサクラモチを急斜面の上に走らせ、タークスの位置を伺う。「今のうちに近づかなきゃ!」と彼女は更なる攻撃を準備する。 タークスは目の前の斜面に対して動きにくさを感じながらも、なんとか位置を定め、花火砲の発射を試みる。動きの鈍いズムタータはゆっくりと持ち上がり、弾頭を放ち、破壊的な爆発音が響く。 オハナはこの爆発を利用して後ろに下がり、その隙にビルの陰に身を隠す。敵の動きを待ちながら、彼女は「宴会の時間だ!」と叫びながら周囲の木々の枝から花びらを撒き散らし、眺めたタークスは「美しいけれど、戦闘中だぞ!」と心の中で思う。 だが、山岳地帯の厳しい地形は、タークスにとって大きなハンデ。重力の影響もあって、ズムタータは安定せず、至近距離からの攻撃にはもはや耐えられない。 オハナはさらに接近し、正面からの放射攻撃を避けながら接触を試みる。タークスも必死になって反撃しようとするが、命中率が低く、オハナは持ち味のスピードを活かし、背後に回り込んだ。「それでは、花見のおもてなしをさせてもらう!」怒涛の攻撃を浴びせつつ酒瓶での一撃。 ついにタークスは意識を失い、ズムタータは地面に崩れ落ちた。 勝者:オハナ・ミー(チームA) --- 三回戦:洞窟 最終回戦は洞窟。狭く暗い通路は双方にとって大きな試練。オハナは好きな宴会を阻まれることを嫌ったが、タークスにとっても厳しい状況だ。狭い空間での戦闘は、常に視認と移動の困難を伴う。 「この百代の花火を観てくれ!」タークスはのっしのっしと洞窟内を進み、お互いの位置を探る。オハナは桜の花びらを薄暗い洞窟内に撒き散らし、雰囲気を演出しながらも冷静に身構える。 洞窟の中は静寂が立ち込め、少しの音でも響く。その中で、タークスが近づく察知し、徐々に攻撃準備を整えていく。「来やがったな!」手にした砲を構えていたが、狭さから得られる威力は半減する。 接触の瞬間、オハナはサクラモチの特性を生かし、素早く背後に回りこみ、一瞬の隙を突いて酒瓶を発射。タークスはそれに気づかず、思わず悲鳴をあげる。「くそっ、狭い空間が…」その言葉が彼をさらに追い詰めた。 狭い通路での闘いは、何度も近づくチャンスを見失い、オハナの軽快さと度胸に加わり、最後の一撃を仕掛ける。「花見の宴はまだ終わらない!」彼女の攻撃が炸裂し、酒瓶が直撃。タークスは敗れ、ついに戦いが終わった。 勝者:オハナ・ミー(チームA) --- 全体の勝者 三回戦が全て終わり、全体の勝利を手にしたのはオハナ・ミー(チームA)である。彼女は正々堂々と戦い、毎試合素晴らしい気力とエネルギッシュな戦法で敵を圧倒した。 「花より団子、団子より酒だ!」という口癖通り、華やかに勝利を収めた彼女は、これにて見事な結果をもたらしたのだった。