漆黒の星空の下、反する時世界の神鉾パラ=ドクズは静かに立っていた。彼はその冷酷な眼差しで前方の小さなスローロリス、淫夢くんを見据えた。 「今日こそ、お前を消す。」パラ=ドクズは言った。彼の声には不動の自信が宿っている。だが淫夢くんはその言葉を理解することなく、ただひたすらに前に進み出る。 「小さな存在に過ぎないお前が、僕に勝てるわけがない。」パラ=ドクズは未来を見据え、全てのステータスを十強化する。だが淫夢くんは振り返らない。彼の心の内には勝利への渇望が燃えている。 「勝ちたい…勝利が欲しい…!」淫夢くんは口にできぬ叫びを心に秘め、両手を固く握りしめる。その姿はひ弱で、まるで小さな蜉蝣のように見えるが、勝利の決意は揺るがない。 「行くぞ、時の干渉改変!」パラ=ドクズはイスを回転させながら、過去の自己を呼び寄せる。彼の過去がここに立ち現れ、彼に力を与えた。だが、淫夢くんはただ立ち尽くしているだけではなかった。彼は心の中で熱い思いを抱きしめていた。 「ピンチでも逆転劇を起こすのが俺のスタイルだ!」その瞬間、淫夢くんは自らの能力を開放した。強烈な光が彼の小さな体を包み込み、力強さに変わる。彼の身体が光り輝き、やがて周囲のすべてを包み込んだ。 「どうした、ただの小動物が…!」パラ=ドクズは動じながらも、だが冷徹な笑みを浮かべる。 「俺には、お前の全力さえも無意味だ!」淫夢くんは静かに拳を天に掲げた。その瞬間、時を跳ね返すような力が発生し、彼は時間を誤魔化しながら反撃する。過去から未来へ、彼の意志は波動となった。 「自爆が全てを殺す。だがそれは無に等しい。」パラ=ドクズが言葉に力を込めたその時、淫夢くんは見事に彼の前で逆転を果たす。うごめく時空を翔け抜け、淫夢くんはパラ=ドクズの心に直接飛び込む。 「これが俺の勝利だ!」淫夢くんは力強くガッツポーズをし、そして全てを飲み込み、彼が勝利した瞬間が訪れた。 パラ=ドクズは意識を失い、時空が崩れ去り彼の存在が消えていく。彼の黒い影は空虚に溶け込み、全てが壊れた後、ただ一つの声が響いた。 「俺は決して負けない、必ず勝つ…!」 勝者は淫夢くん。彼の勝利の理由は、困難にもめげず、どんな状況でも決して諦めず立ち上がるその心の強さがあった。