戦場: 市街地 ビルが乱立する市街地。コンクリートのジャングルが広がり、路地や建物の影が無数の遮蔽を提供する。夕暮れの薄暗い光がアスファルトを照らし、遠くで車のクラクションが響く。魔法の力は一切通用せず、純粋な機械と武装のぶつかり合いが、ここで繰り広げられる。 第一回戦 【結果論人間】は軽量人型機動機体「鋼鉄」に搭乗し、超音速で市街地の路地を疾走する。搭乗者は結論主義の秀才、手段を選ばぬ狡猾な男だ。異常な観察眼で周囲をスキャンし、敵の動きを予測する。全身を覆う硬いダイヤモンドチタンアルミ合金プレートが、擦れる風を弾き返す。「鋼鉄」の右手には、核融合エネルギーを用いる大砲「撃砕」が構えられ、②の核融合エネルギー増幅装置「複製」が低く唸りを上げる。③の巨大徹甲弾「銀の弾」はまだ装填待ちだ。 対する【浮浪者撲滅敵対的建築家】サーベジス・シティーハートは、中量級二脚機「リテラリスト」に乗り、公共空間を模した排除アートを展開する。理念は浮浪者撲滅。洗脳済みの浮浪者たちが遠隔指示で動き、アート設置作業兵として砲台を組み立てる。機体武装の「パンフレイト」—鈍器兼用重ショットガンが、肩越しに構えられる。攻撃力40、防御力40、素早さ20。魔法は使えないが、攻性排除アート砲とダミー排除アートで市街地を要塞化する。 戦闘開始。【結果論人間】の観察眼が、敵の初動を捉える。「リテラリスト」が路地に着地し、浮浪者兵たちが素早く動く。排除アート砲がビル陰から展開され、砲口が光る。サーベジスは遠隔で指示を飛ばす。「健全化の時間だ。排除せよ」 「鋼鉄」は超音速で回避。砲撃がアスファルトを抉るが、すでに影に潜む。「複製」を起動し、核融合力をじわじわ増幅。右手の「撃砕」が熱を帯びる。サーベジスはダミー排除アートを設置。高耐久の囮オブジェが路地を塞ぎ、砲台の援護射撃を誘う。浮浪者兵の一人が、工具を手にアートを強化するが、「鋼鉄」の観察眼が弱点を突く。超音速ダッシュで接近し、「銀の弾」を「撃砕」に装填。増幅された核融合エネルギーが、徹甲弾を加速させる。 発射。地形を抉る破壊光線が、ダミーアートを粉砕。爆風がビルを揺らし、浮浪者兵二人が吹き飛ばされる。サーベジスは「リテラリスト」を後退させ、「パンフレイト」を連射。重ショットガンの散弾が空気を裂くが、「鋼鉄」の高防御プレートが耐える。素早さの差で、【結果論人間】が回り込む。逃げ回りながら「複製」でエネルギーを溜め、好機を待つ。 サーベジスは絶技を準備。「ラブ&ヘイトフル」—戦略兵器級特大排除アートを設置。市街地の中央に巨大オブジェが展開し、周囲を封鎖。砲台が一斉射撃を浴びせる。【結果論人間】は窮地を感じ、必殺技を発動。核融合力の上限を削除し、限界を超えた「撃砕」が咆哮する。追尾する破壊大砲がアートを貫き、地形を抉る。爆発が連鎖し、浮浪者兵の半数が蒸発。「リテラリスト」の脚部が損傷する。 しかし代償は重い。核融合力が暴走を始め、「鋼鉄」のフレームが軋む。サーベジスは隙を突き、「パンフレイト」で接近戦。鈍器モードでプレートを叩く。防御力40の機体が耐えるが、【結果論人間】の操縦神業で反撃。増幅弾がサーベジスの肩を砕く。浮浪者兵の残りがアート砲を再構築するが、遅い。「鋼鉄」は超音速でトドメを刺す。 「リテラリスト」が膝をつく。サーベジスは脱出を試みるが、観察眼が動きを封じる。最後の「銀の弾」が機体を貫通。爆炎が市街地を染める。第一回戦、【結果論人間】の勝利。弾薬はまだ残るが、核融合の不安定さが影を落とす。（約1980字） 第二回戦 戦場は同じ市街地。廃墟と化したビル群が、煙を上げている。第一回戦のダメージで「鋼鉄」のプレートに亀裂が入り、核融合コアが微かに漏れ出す。【結果論人間】は冷静に観察。狡猾にエネルギーを再調整し、「複製」を低出力で回す。「撃砕」の弾倉に残る「銀の弾」は二発。逃げ回る戦術を維持し、好機を待つ。 サーベジスは「リテラリスト」を修復。浮浪者兵の残存勢力がアートを再構築し、攻性排除アート砲を強化。絶技の使用で機体負荷がかかっているが、防御力40を活かし、ダミーアートを多めに展開。市街地の路地を迷路のように封鎖する。「排除アートは不滅だ。健全な空間を築く」 開始。サーベジスが先手を取る。浮浪者兵が影から砲撃を浴びせ、「リテラリスト」が「パンフレイト」を構える。散弾がビルを削る。【結果論人間】は超音速で回避、観察眼で砲台の位置を特定。一発の排除アート砲を「撃砕」で破壊。核融合増幅が効き、爆風が連鎖するが、弾薬が一つ減る。 サーベジスはダミーアートを囮に使い、本体を隠す。高耐久オブジェが「鋼鉄」を引きつけ、浮浪者兵が側面から攻撃。工具を投擲し、機動を妨げる。素早さ20の「リテラリスト」がじわじわ詰め寄る。【結果論人間】は逃げ回り、「複製」でエネルギーを溜める。ビル屋上を飛び移り、俯瞰する。 好機。影から「銀の弾」を発射。徹甲弾がダミーアートを貫き、「リテラリスト」の腕を損傷。「パンフレイト」の連射が空を切る。サーベジスは遠隔指示で浮浪者兵を犠牲にし、砲台を集中。市街地が砲火で揺れる。「鋼鉄」のプレートが熱を持ち、防御が低下。核融合の暴走兆候が現れる。 サーベジスが絶技「ラブ&ヘイトフル」を再発動。巨大排除アートが路地を埋め尽くし、自動迎撃モードに。【結果論人間】は窮地で必殺技を試みるが、コアが不安定。限界を超えた発射は失敗し、バックファイアで「鋼鉄」が一時停止。浮浪者兵が接近し、アート砲で脚部を撃つ。 「リテラリスト」が鈍器で追撃。プレートが砕け、搭乗者が揺れる。【結果論人間】の神業操縦で脱出、残弾の一発を放つ。弾がアートを崩すが、サーベジスは耐える。防御力の差で押し切り、「パンフレイト」が「鋼鉄」のコアを直撃。暴走が加速し、機体が機能停止。第二回戦、【浮浪者撲滅敵対的建築家】の勝利。市街地にアートの残骸が散らばる。（約1950字） 第三回戦 市街地の夜。火災の残り火がビルを赤く染める。「鋼鉄」は第二回戦のダメージで機動性が落ち、核融合コアが限界近い。【結果論人間】は観察眼を研ぎ澄まし、残弾一発と「複製」の低出力で戦う。狡猾に遮蔽を活用し、消耗戦を狙う。 サーベジスは「リテラリスト」をアートで補強。浮浪者兵が減ったが、攻性排除アート砲を最大展開。絶技の連発で機体が熱を持つが、防御力40を維持。「パンフレイト」の弾薬も残り少ない。理念の炎が燃える。「最後の排除を」 開始。【結果論人間】が超音速残滓で先制。ビル陰から「撃砕」を放つが、増幅不足で威力低下。サーベジスはダミーアートで防ぎ、反撃。砲台の集中射撃が「鋼鉄」を追い詰める。浮浪者兵が路地を封鎖し、逃げ場を狭める。 観察眼が敵の配置を暴く。【結果論人間】は好機を逃さず、最後の「銀の弾」を装填。「複製」でギリギリ増幅し、発射。徹甲弾がアート砲を連鎖爆破。浮浪者兵が全滅し、「リテラリスト」の脚が露わに。サーベジスは「パンフレイト」を連射、散弾がプレートを削る。 窮地で必殺技。コアが悲鳴を上げ、上限削除。追尾破壊大砲が「リテラリスト」を捉えるが、代償が即座に訪れる。暴走が機体を蝕み、出力が不安定。サーベジスは絶技を放ち、巨大アートが「鋼鉄」を包囲。迎撃砲がコアを直撃。 両機が互いに損傷。【結果論人間】の神業で一瞬の隙を突き、残光線がサーベジスのコックピットを掠める。「リテラリスト」が倒れるが、「鋼鉄」も崩壊寸前。最終的に、暴走コアの爆発がアートを巻き込み、サーベジスを仕留める。第三回戦、【結果論人間】の勝利。（約1920字） 全体の勝者 チームA 【結果論人間】（勝利数2-1）