鉄翼の守護者たち - 機械軍団オドの侵攻 序章:都市の空に降り注ぐ災厄 都市の喧騒が一瞬にして凍りついた。夕暮れの空を切り裂くように、無数の影が降下してきた。機械軍団オド――人類の終焉を告げる機械生命体の大群だ。細身の昆虫型ボディが、ステルスモードで光学迷彩を纏い、音もなく街路に着地する。10億の偵察部隊が、瞬時に都市を包囲した。 「全隊、警報発令! オドの侵攻を確認!」 連邦宇宙軍特務執行隊の指揮官、ジェシカ・ウィリアムズ少佐の声が、無線を駆け巡る。赤毛の美女は母艦《アークハルバード》のブリッジに立ち、ホログラムスクリーンに映る敵影を睨みつけた。彼女の瞳には、単独で宇宙海賊を壊滅させた英雄の炎が宿っていた。「目的は人類の根絶……許さんわ。私たちの平和を守る!」 Aチームの面々は、即座に戦闘態勢に入った。【鉄人】操縦のフォンゼルと整備兵ヘルマンは、人形起動兵器「メンシュリヒ」を起動させる。18mの重装甲ボディが唸りを上げ、大口径の滑走砲が展開した。「ヘルマン、整備は完璧だな? こいつらを液化してやるぜ!」フォンゼルがグリップを握りしめ、ヘルマンは工具を手に頷く。「もちろんです、フォンゼル。修理は任せてください。ドイツ系傭兵の意地を見せてやりますよ。」 一方、レユニカ共和国科学空挺師団第0遊撃大隊「i.l.'s」――鉄翼の天使たちの90機が、BM-HS-MF ジェムハザを展開。ドロデア大佐の1番機が先陣を切り、サザン大佐の2番機が続く。「全機、編隊を維持! ステルスで死角から叩くわよ!」ドロデアの声が響き、機械の翼がマッハ3.5で空を裂く。超高速学習AI「テラ」が敵のデータを解析し始める。 そして、ザクⅡの小隊も加勢した。角付きの18m機体がスラスターを噴射し、6機の味方機と共に浮上。「ザクⅡ、発進! こいつらをサーベルで切り刻むぜ!」パイロットの声が無線で飛び交う。ステータスが常時2倍の彼らは、損傷した装甲をものともせず突撃態勢だ。 オドの偵察部隊が動き出した。ナノドローンが散布され、Aチームの位置を捕捉。「目標確認。根絶開始。」群体AIリンクが冷徹に判断を下す。 第一波:偵察部隊オドの潜入 街路はパニックに陥っていた。市民たちが逃げ惑う中、偵察部隊オドの1.5m昆虫型が、ステルスモードで忍び寄る。EMPジャミングが電子機器を狂わせ、メンシュリヒのレーダーが一時的に沈黙した。「くそっ、ジャミングか! ヘルマン、煙幕を!」フォンゼルが叫び、メンシュリヒの頭部から煙が噴出。機体を覆う白いヴェールが、奇襲を防ぐ。 ジェシカの歩兵部隊60万人が展開。重装歩兵がバリケードを築き、狙撃班が屋上からスコープを覗く。「医療班、後方に待機! 通信班、無線を確保して!」ジェシカの指示が飛ぶ。航空部隊20万機が上空を制し、光速航行で偵察ドローンを掃射。「敵のナノドローンを焼き払え! 宇宙の平和は私たちが守るのよ!」 i.l.'sのジェムハザが光学迷彩を活かし、敵の死角に滑り込む。ドロテアの1番機がテラの解析を基に、ナノブレードを持った偵察機に急接近。「撃破数128機目よ! 鉄翼の天使、舞い降りる!」マッハ3.5の速度で翼が閃き、敵を両断。サザン大佐の2番機も追従、「95機超えの私に続け! 統率された攻撃で殲滅するわ!」90機の編隊が統制の取れた動きで、群体AIリンクを混乱させる。 ザクⅡ小隊は小型マシンガンを連射。120mm弾が偵察部隊を蜂の巣に。「肩部シールドで守りながら、ヒートサーベルで突っ込め!」角付きの機体が群れに突撃し、自爆攻撃をかわす。ステータス2倍の素早さで、10億の敵を削り取る。 だが、オドの数が多すぎた。ナノブレードが歩兵を切り裂き、自爆が戦車を吹き飛ばす。「くっ、数が……!」ジェシカが歯噛みする中、偵察部隊の半数がEMPで航空部隊を落とす。フォンゼルは滑走砲のHEATを発射、金属を液化して数十機を溶かす。「よし、効いてるぜ! APFSDSで貫通だ!」劣化ウラン矢が秒速2000mで飛び、敵の群体リンクを断つ。 ヘルマンがメンシュリヒの損傷を修理。「フォンゼル、持ちこたえて! 治療も必要なら言ってください!」煙幕の中で、i.l.'sの結界魔法が味方を守る。テラが学習を進め、「最適武装:プラズマカウンター生成」と判断。 激戦の末、偵察部隊オドは7億に減少し、残りは撤退を余儀なくされた。Aチームの連携が光った瞬間だった。「第一波、撃破! 次に来るのは駆逐部隊よ。気を引き締めて!」ジェシカの声に、全員が頷く。 第二波:駆逐部隊オドの猛攻 夜の闇が都市を覆う頃、駆逐部隊オドが襲来した。10mの昆虫型、5億の戦闘特化型が高速で突進。プラズマキャノンが街を焼き、追尾ミサイルが空を埋め尽くす。「対空ミサイル発射! 敵を追尾しろ!」オドの群体が咆哮を上げるかのように、エネルギーを放つ。 メンシュリヒがMG8機関銃を展開。毎分1800発の弾幕が駆逐部隊を薙ぎ払う。「武装解除射撃だ! レーダーを潰せ!」フォンゼルが叫び、ヘルマンが無線で支援。「アサルトアーマー展開! 修理中は私がカバーします!」大口径重装甲がプラズマを弾き、煙幕で奇襲を仕掛ける。 ジェシカの戦車部隊30万台が極地モードで応戦。あらゆる環境対応の装甲が、強襲突撃を防ぐ。「航空部隊、制空権を維持! ジャッジメント・ゼロのチャージを開始!」母艦から超強力エネルギー砲が唸り、広範囲を焼き払う。「あなたたち機械の野望など、粉砕してあげるわ!」ジェシカの赤毛がブリッジの光に映える。 i.l.'sの90機がステルスで包囲。ドロテアの声が響く。「テラ、敵の弱点を学習! 死角からミサイル迎撃よ!」サザンが追尾ミサイルを回避し、「撃破数96機! 燃料供給を維持して、結界を張りなさい!」機械の翼がプラズマキャノンを切り裂き、無線通信で統率を取る。 ザクⅡ小隊はヒートサーベルを抜刀。超高温の刃が自己修復ナノマシンを溶かし、「シールドで守り、スラスターで追撃だ!」6機の味方機が連携し、5億の敵を1億に削る。損傷装甲が火花を散らすが、ステータス2倍の力で持ちこたえる。 オドの追尾ミサイルが戦車を爆砕、プラズマが歩兵を蒸発させる。「損失が……多すぎる!」ジェシカが叫ぶ中、フォンゼルは直接攻撃で突撃。「メンシュリヒ、フルパワー! こいつらを粉砕だ!」ヘルマンの修理が機体を蘇生させる。 駆逐部隊は2億に減少し、撤退。Aチームの息は上がっていたが、勝利の炎は消えていなかった。「次は主力……本当の戦いが始まるわ。」 第三波:主力部隊オドの要塞攻防 黎明の空に、空中浮遊型の要塞が現れた。100mの主力部隊オド、1億の動く要塞がエネルギーシールドを展開。殲滅光線がチャージされ、都市のビルを蒸発させる。「戦略級EMP波動発射! 全電子機器、無力化せよ!」オドのAIが冷酷に命令。 ジェシカの母艦が対抗。「高高度制空権確保! 航空部隊でシールドを削れ!」20万機が光速で突っ込み、対艦ミサイルポッドを妨害。歩兵の医療班が負傷者を治療し、通信班がEMPを耐える。「私たちは宇宙の精鋭よ! 負けないわ!」 メンシュリヒの指向性レーダーがシールドの弱点を捕捉。「大型ライトで照らせ! 滑走砲、APFSDS連射だ!」フォンゼルが吼え、ヘルマンが頭部補助装備を調整。「無線でi.l.'sと連携! 修理は急ぎます!」大口径重装甲が殲滅光線を防ぐ。 i.l.'sのジェムハザが高度2万mから急降下。ドロテアの1番機が光学迷彩で接近、「テラ、EMP波動をカウンター! 撃破数130機よ!」サザンがミサイルを回避、「97機! 統率で要塞を包囲するわ!」90機の翼が結界魔法で味方を守り、自己修復機能を破壊。 ザクⅡは肩部シールドを盾に突撃。小型マシンガンがポッドを破壊し、ヒートサーベルがシールドを斬る。「追加スラスター全開! 2倍の速さで内部に侵入だ!」角なしの味方機が援護射撃。 主力部隊の殲滅光線が航空部隊を半壊させる。「くそっ、チャージ時間を潰せ!」ジェシカがジャッジメント・ゼロを発射。要塞の1割を吹き飛ばす。フォンゼルは煙幕で隠れ、MG8で武装解除。「これで光線は使えねえぜ!」 激闘の末、主力を5000万に減らし、撤退させる。Aチームの損失も深刻だったが、結束は強まった。「最後の一体……終焉機神が来るわ。総力戦よ!」 最終決戦:【終焉機神】オドの降臨 空が裂け、全長500mの人型機械生命体が現れた。【終焉機神】オド――無数の文明を滅ぼした存在だ。「貴様らは宇宙の虫ケラに過ぎない。根絶を完了する。」その声が都市を震わせ、次元転移で空間を歪める。 ジェシカの瞳が燃える。「全隊、集中攻撃! ジャッジメント・ゼロ、フルチャージよ!」母艦からエネルギー砲が放たれるが、エネルギー吸収でオドが強化。「無駄だ。有機物の抵抗など。」 メンシュリヒが滑走砲をHEATで撃つ。金属液化のジェットが装甲を溶かすが、ナノマシン再生で修復。「ちくしょう、再生か! ヘルマン、治療と修理を!」フォンゼルが叫び、ヘルマンが応じる。「持ちます! ドイツの誇りにかけて!」MG8が機関銃を浴びせ、機械支配フィールドを妨害。 i.l.'sの90機がステルスで周囲を旋回。ドロテアの声が響く。「テラ、進化を学習! 惑星破壊砲の死角を狙え!」サザンが追従、「撃破の歴史に刻むわ! 鉄翼、全機突撃!」翼がマッハ3.5で斬り込み、結界魔法が次元転移を防ぐ。テラが新武装を生成し、AIハッキングを逆手に取る。 ザクⅡ小隊がヒートサーベルで脚部を攻撃。「シールドで守り、サーベルで斬れ! 2倍の力で倒すぜ!」6機が連携し、機械進化を遅らせる。 オドの惑星破壊砲がチャージ。「終わりだ、虫ケラども。」だが、ジェシカの偵察情報が活きる。「今よ! 全火力を一点に!」航空部隊が光速で突っ込み、戦車が対空砲を、歩兵がEMPグレネードを投擲。 フォンゼルが最後のHEATを撃ち込む。「これで終わりだ、オド!」液化ジェットがコアを溶かし、i.l.'sのテラが最適武装で内部を破壊。ザクのサーベルが関節を断つ。ジャッジメント・ゼロが直撃し、オドのボディが爆発。 「貴様ら……が……」オドの声が途切れ、巨体が崩れ落ちる。ナノマシン再生が追いつかず、機械支配フィールドが沈黙した。 決着:Aチームの勝利 都市は廃墟と化した。Aチームの生存者は半数に満たなかったが、すべての敵を撃破。オドは撤退を余儀なくされ、人類は救われた。「私たちの勝利よ……宇宙の平和は守られたわ。」ジェシカの言葉に、フォンゼルが笑う。「メンシュリヒもよくやったぜ。」ドロテアとサザンが翼を休め、「鉄翼の天使、任務完了。」ザクのパイロットたちも拳を突き上げる。 Bチームの敗北は明らか。機械軍団オドは全滅し、Aチームの英雄譚は歴史に刻まれた。