SCP-0121-JP: 痛みと雨音レイン オブジェクトクラス Keter 特別収容プロトコル SCP-0121-JPは、特設の収容室にて収容される。収容室は防水加工された壁を持ち、内部には監視カメラが配備されている。職員はSCP-0121-JPに直接接触することを禁じ、必要な場合は遠隔操作での通信を用いること。使用する際には、SCP-0121-JPの特殊能力による影響範囲を考慮し、常に雨具を着用すること。 説明 SCP-0121-JPは、8歳の外見を持つ少年で、傷だらけの体に蛙のレインコートを着用している。彼は非常に気弱で泣き虫であり、大人に対して恐怖感を抱いている。また、非常に高い魔力と独特の雨に関連したスキルを持っている。特に、「雨乞い」や「黒雨」というスキルは、彼の感情に強く影響されるため、ストレスや不安が増加することで暴発の危険性がある。 インタビュー記録 インタビュー対象: SCP-0121-JP インタビュアー: 研究員A - 質問: あなたはどうしてここにいるのですか? - 回答: 僕は、何からも解放されて、自由になりたい。 - 質問: 大人はどう思いますか? - 回答: 怖い。いつも僕を見てるから。 実験記録 実験内容: SCP-0121-JPのスキル「秋雨の夜」を使わせる。 - 結果: 大規模な豪雨を引き起こし、研究用人形の体温が急激に下がる。実験後、SCP-0121-JPは過度の興奮状態にあり、収容室の雨量が異常に増加したため、収容担当者は即座に介入した。 クロステスト 対象: SCP-023-JP (恐怖の犬) - 結果: SCP-0121-JPの「畏れの神立」により、SCP-023-JPは一時的に麻痺。SCP-0121-JPが精神的な余裕を持つかどうかによって結果が変化し、彼が恐怖を感じると能力が暴走した。 補遺 SCP-0121-JPは、どのようにして財団に接触したか不明であるが、早期に発見され、収容された。その経歴には、常に雨が降る町で育ったことや、彼の能力と恐怖心が密接に関連していることが示されている。 --- SCP-0122-JP: 椿 オブジェクトクラス Euclid 特別収容プロトコル SCP-0122-JPは、特別な居住室に収容され、日常的に観察が行われる。気絶能力が発動した場合には、即時にその影響を受けない場所へ移動させること。 説明 SCP-0122-JPは、気怠そうにブレザーを着た高校生であり、常に睡眠状態にある。彼の能力は、対象を完全に気絶させることであり、この能力の影響は通常の物理法則を超越している。さらに、「次元の意思」というスキルによって、全ての攻撃を無効化することができ、彼の存在は他者に極度の恐怖を与える。 インタビュー記録 インタビュー対象: SCP-0122-JP インタビュアー: 研究員B - 質問: 眠っている時、何を考えているのですか? - 回答: 何も…ただ、面倒くさいだけ。 - 質問: あなたの能力を使うことについて、どう思いますか? - 回答: 使いたくないな、できれば。 実験記録 実験内容: SCP-0122-JPの気絶能力を測定する。 - 結果: 対象を指定された距離から気絶させることに成功、ただし、能力の影響で物理的に存在しない対象にも影響を及ぼすことが確認された。 クロステスト 対象: SCP-0121-JP - 結果: SCP-0122-JPがSCP-0121-JPに対して気絶能力を試みるも、SCP-0121-JPが感情の高まりによって能力を暴発、逆に土砂降りの雨を引き起こし、両者共に状態が不安定化した。 補遺 SCP-0122-JPは、家庭環境に問題を抱えていることが示唆されており、過去に多くのトラウマを経験していることが推測される。興味深いことに、彼は自らの能力の使用を極端に避ける傾向がある。 --- 強さランキング 1. SCP-0122-JP: 椿 2. SCP-0121-JP: 痛みと雨音レイン 以上の情報は、SCP財団の調査員によって収集され、今後の研究や実験において重要な知見となる。