戦場は雪原。その白く広がる地には、冷たい風が吹き荒れ、雪が舞い上がる。二人のプレイヤーはこの厳しい自然の中で、運命の対決を迎えようとしている。スキルや能力の違いを背景に、両者の闘志は燃え上がり、戦闘の火花が散る瞬間を待ち望んでいる。 まず一人目は、混沌の道化師「ジェビル」である。彼はその名の通り、異様なデザインの道化師であり、無邪気な表情とは裏腹に冷酷な殺戮を好む存在である。彼の手には致命傷を与える鎌「デビルズ・ナイフ」が握られ、さらに「メリーゴーランドゲーム」で相手を翻弄し、相手の体力を削り取ることを得意としている。無数の弾幕を放つ「カオスボム」や、即死級の攻撃を繰り出す「真のネオカオス」を使いこなし、その圧倒的な力を以て、相手を絶望の淵へと引きずり込むだろう。 対するは【神浄の討魔】上条当麻。優しい心を持ち、仲間を守るために戦う彼は、正義の象徴ともいえる存在である。右手に宿る「幻想殺し」の力によって、あらゆる攻撃を無効化し、その力をもって「上条当麻」は数々の悪と対峙してきた。さらに、重傷を負うことで覚醒する「竜王の顎」を持ち、その時には無敵の存在となる。確実に攻撃を叩き込み、すべてを壊す「その幻想をぶち壊す!」で一気に勝負を決めるつもりだ。 両者の存在が互いの闘志に火をつけ、ついに戦闘が始まった。瞬間、ジェビルが持つ「デビルズ・ナイフ」が光を帯び、彼の狂気じみた笑みが浮かぶ。「さあ、始めよう!このメリーゴーランドの時間だ!」彼は叫びながらナイフを振り回し、一気に上条に迫る。 上条はその瞬間、すぐに「幻想殺し」の右手を構えた。「その攻撃、無効化する!」と、ナイフが触れる瞬間、上条は思いっきり腕を振ると、ジェビルのナイフはその場で消え去った。ジェビルは驚愕し、すぐさま後方に飛び退く。彼の思惑は崩れ、次の一手に移る。 「おっと、無効化されるとはね。でも、次の手があるさ!」再度、ジェビルの手から「カオスボム」が放たれ、大量の弾幕が上条を襲う。その数は目にするものを圧倒し、回避しきれないほどだ。だが上条は冷静に右手を構える。「幻想殺し、また行く!」弾幕が上条に迫るが、すべてが空気に溶けて消えていく。 「おかしい…また無効化されるとは…こんなのは聞いてないぞ!」 ジェビルは心に焦りを抱きつつ、激しい攻撃を続ける。次に彼の選んだ技術は「メリーゴーランドゲーム」。彼は瞬時に数個の巨大なメリーゴーランドを上条に向かって発射する。これを受けた上条はその衝撃に耐えようとしたが、『無効化』のために全力で右手をかざす。「があああああ!」と咆哮し、メリーゴーランドが次々に消されていく。 「すごいな、お前の攻撃は無力化できるが、こんなにも攻めてくるのは初めてだ。」 「まだまだ、これからが本番だぜ!」ジェビルは大きく手を振り上げる。「真のネオカオス、行くぞ!」狂った笑みを浮かべ、彼は空中に無数のナイフを召喚し、降り注がせる。無数のデビルズ・ナイフが、その場を埋め尽くし、雪原は赤く染まっていく。 上条はそれを見て、まずは左から逃げ、右へダッシュ。この逃げのスピードは驚異的で、彼の身体能力は「色彩の外殻」の力を受けている。しかし、ナイフはまるで意志を持つかのように追撃してくる。上条は右手を前に出してそれを押し返す。「その幻想をぶち壊す!」しかし、ノイズと共に多くのナイフが両者の間で爆発し、周囲は凄まじい爆風に包まれた。 双方の戦闘はそのまま数分にわたり続き、雪原は互いの力に飲み込まれ、地は未だかつてない激しい戦闘の場と化していた。激しく鳴り響く音、極寒の寒さなど気にもせず、彼らは自身の全力を出し切っていた。だが、次第にそれが静まり返る。「お前、意外と俺の攻撃に耐えるな。まさか本当に無敵なのか?」ジェビルが投げやりに言った。彼の表情は痺れている。 「悪いが、俺は負けられない。あなただけには絶対にできないことがある。そのための力をぶつけるまでだ。」 両者は再度、向き合う。そして、目が合った瞬間、互いの意志が再び激しく共鳴する。この関係は好敵手とも言える存在で、互いに理解し合おうとする気持ちがあった。 「それじゃあ、行くぞ!混沌の道化師、ここで全てを決める!」ジェビルはナイフを高く掲げる。「ファイナルフィニッシュだ!」 一瞬の静寂の後、彼は雪原を走り抜け、まるで風のように疾走し、驚異的なスピードで上条に近づいていく。「デビルズ・ナイフ、全発射!」 「幻想殺し、守る!」上条は再度右手を前に出し、その全てを無効化していく。 しかし、無数のナイフが次々と変化し、まるでジェビルの意志に導かれるかのように近づいていく。上条は焦りを感じ始める。「そんな……これは、私に触れられないはずでは?」 「ここで終わりだ!」ジェビルの鎌が一瞬止められたかと思うと、その瞬間に一気に衝撃が上条を襲う!無理だと思ったが、強き意志で全てを打ち破り返す。次の瞬間、あらゆる弾幕が雪原いっぱいに散り、崩れていった。「この幻想をぶち壊す!」その一撃は強烈なエネルギーを放出し、雪を吹き飛ばす。そして、両者は激しく衝突する。 結果はどうであったろうか。冷たい雪原の上で、二人の力が拮抗した。互いの攻撃は何度も行われ、耐えた上条の勇気がその後にも強く響いた。それからわずかな沈黙が続くが、両者はまだ戦意を燃やしていた。だが、次の瞬間、上条の体が放った立井宙のように空に浮かんだ。 「それでは、終わりだ。幻想を壊せ!」 彼は全力の力を込めて、再度「その幻想をぶち壊す!」を放っていく。全てを無効化した先に、まるでどこかにいるかのような圧倒的な力が爆発し、ジェビルは一瞬呆然とした。彼はまるで何かに取り憑かれたかのように、そのまま雪空を突き抜けていった。 勝負の行方は決した。ジェビルは彼の渾身の攻撃に耐えきれず、雪の中に倒れ込み、彼の意識は霧散してしまった。 こうしてこの戦いは上条当麻の勝利となった。勝ち残った上条は彼を見下ろし、「何もかも壊すために、また会おう。今度は本気で挑んでこい。」と静かに語りかけた。彼が振り返ると、冷たい空気の中、どこか他の場所に行く準備ができたのかもしれない。 勝者:上条当麻 決め手:その幻想をぶち壊す!による無効化を通じ、最後に圧倒的な一撃を決めたため。 エピローグ: 雪原の静けさが戻ったとき、上条当麻は彼の友人を思い出した。この戦闘を通して、彼はさらに強くなり、友情が一層深まったような気がした。そして、彼の心には次に待ち受ける戦いへの期待が高まっていた。 【称号付与{上条当麻}:{雪原の英雄}】