戦いの舞台 夜空に浮かぶ月が照らす静かな工房。そこは天真爛漫発明少女、ナナミの日常の舞台だ。リュックを背負った彼女は、鋼鉄の工具を駆使して新たなMEKANOIDを作り上げるために、日々奮闘している。今日は特に気合が入っているようで、周りには様々なパーツが散乱し、ラジコンの自動君が楽しそうに動き回っている。 「よし、次はあの大百足に立ち向かうためのMEKANOIDを作るわよ!」 ナナミは決意を新たに、手を動かし始める。時間をかけて構想を練り、やがて彼女の手から生まれたのは、名付けて『メカタランチュラ』だった。 MEKANOIDの詳細 - 機体名: メカタランチュラ - 右肩武装: 毒針発射装置(大百足の毒を模した強力なトゲを発射) - 左肩武装: ロケットパンチ(敵に向かってパンチを飛ばす) - 右手武装: 粘着グローブ(敵を捕まえ、動きを封じる) - 左手武装: パワーハンマー(地面を叩きつけて衝撃波を発生させる) - 特殊機構: 天井走行機能(天井に沿って移動し、相手の視界を外す戦法) - 脚部: 二脚(素早い動きで敵を翻弄する) デザインは艶やかな黒色で、蟲を連想させる滑らかなフォルム。ナナミは満足げにこの新しいMEKANOIDを調整する。 大百足との出会い 一方、大百足は静かな森の奥で静若き眠りについていた。彼は強力な毒と巨大さで知られる妖怪であり、この森の主として君臨していた。目を覚ました大百足は、再びその圧倒的な力を見せつけるため、早速狩りに出かけることにした。鳴き声と共に茂みをかき分け、獲物を探し始めた。 闘いの準備 ナナミは自分の作ったメカタランチュラを操り、戦いの場へ向かう。 彼女の瞳は鋭さを増し、指先からは興奮が溢れ出る。 「かかってきて、大百足!」 彼女はMEKANOIDの操作を開始し、戦いの舞台である広い原っぱに立った。彼女の心の中には恐れはない。ただ勝利への期待と好奇心が渦巻いていた。 戦い開始 そして、ついに大百足が姿を現した。 その巨大な体躯は、周囲の木々を圧倒的に圧倒する。胸を張り、牙をむき出しにした大百足は、ナナミへと迫ってくる。 「メカタランチュラ、発進!」 ナナミは、両足でしっかりと地面を踏みしめ、MEKANOIDを前進させた。 まず、左肩から発射されたロケットパンチが大百足に飛んでいく! 「当たれ〜!」 パンチは大百足の体に直撃! 大きな衝撃音が響く。その反響に森が揺れ動く。 「続いて、毒針!」 ナナミは右肩の毒針発射装置を使う。次々と何本もの鋭いトゲが発射され、大百足に向かって突撃する。 しかし、大百足はその大きな体を動かし、素早く毒針を避ける。 「くっ、やっぱり大きいから動きが鈍いのかな…」 不安が一瞬よぎるが、ナナミはすぐに自分を奮い立たせる。 「粘着グローブで捕まえちゃえ!」 素早くメカタランチュラの右手から粘着グローブを伸ばし、ついに大百足の一足に掴みかかる! 「今だ!パワーハンマー!」 グローブで動きを封じた大百足に向けて、地面を叩く。衝撃波が発生し、大百足は体勢を崩し、バランスを失う。しかし、大百足はすぐに持ち直し、恐ろしい眼でナナミを見つめ返す。 「まだまだ、勝負はこれからだよ!」 ナナミは、鋼鉄の拳でさらに追い打ちをかける。 終局 必死に大百足に立ち向かうナナミだったが、ついに大百足は怒りを爆発させ、全力で反撃を開始する。大百足の鋭い牙が、彼女の作ったMEKANOIDに向かって躍動し、鋭い毒をまとった攻撃が続ける。 ナナミは必死に回避を試みるが、大百足の力強い攻撃には耐えきれない。 「メカタランチュラ、頑張れ…!」 ナナミは心の底から孤軍奮闘の日々を思い返していた。 しかし、やがて大百足の猛攻が決まり、メカタランチュラは倒されてしまった。 勝者 大百足