第1章 – 修学旅行の夜 夜の旅館、周囲は静まり返り、時折聞こえる虫の音が心地よい。だが、その静寂を破るように、部屋の中はさっきから盛り上がりを見せていた。ルクス、投げる君、まくと、古星明、ミェルラリーニエ、孔舎衙由依の6人が集まり、枕投げ大会のルールを確認しながら、テンションを高めている。 「枕投げ、いっくよー!」ルクスがサッと身構え、銀色の短髪がパシッと揺れる。深紅の瞳が周囲の仲間たちをじっくりと見回す。「敵はどこだ、準備はいいか?」 「よし、かかって来いや!」孔舎衙の男らしい声が響き、ボーイッシュな姿が部屋の中を駆け回る。 「ルクス、まずはお前だ!」突然、まくとが姿を消して、その直後に背後から枕を投げてきた。明るい笑い声が響く。 まくとは自らの明暗操作を用いて、ルクスに気付かれずに接近していたのだ。ルクスは素早く反応し、見えない敵を察知して回避する。「うわっ!それは近いぞ!」 部屋の中には、予期せぬ動きが住人たちを刺激し、高揚感が混ざり合う。まだ誰もが本気ではない、その様子が笑い声を引き起こした。 第2章 – それでも賢い連携 「みんな、まずは分散して!」投げる君が指示を出す。物を投げることに特化したホムンクルスである彼は、周囲の状況を冷静に見極めていた。 ミェルラリーニエが肩をすくめ、「でも、あまり敵を突き放すのもどうかしら」と言った。 「仲間を大切にして、適当に離れよう!」と言い残し、複数の枕を確保して彼女は次の動きを考える。 「まずは、孔舎衙に狙いを定めよう!」 「うん、やれるもんならやってみ?」孔舎衙は自信ありげな笑みを浮かべた。 一方的な攻撃が発動し、投げる君がまずは締め付ける。以降すぐにまくとが出現し、明の召喚した小さな星たちが輝き、各々の攻撃をぶつけながら、仲間同士の連携が映し出される。 木の根っこが屋根に響くように、賢い連携と共に戦い合う。それぞれが本気を出し始め、空気が変わってゆく。 第3章 – 突如として現れる影 「待て〜!まくと、そこで何してんの?」明が騒がしさに興じ、まくとへの警戒を強める。 「私はどこにでもいる、見えないよ〜?」まくとは薄ら笑いを浮かべて逃げ回る。 そして孔舎衙がその動きを察知し、一気に間合いを詰めて、正中三段突きを繰り出す。「しばき倒すのはまかせとき~!」 しかしまくとは反応が早く、光のように閃く。彼女の前に巨大な盾が現れ、攻撃を見事に捌く。 「結局負けは認めんよ、やっぱり可愛い盾は最高だ〜」 一方で、ルクスが冷静な眼差しで戦局を観察し、まくとの動きから何かを読み取る。「彼女の隙を見つける必要がある…」 第4章 – 高まり続ける緊張感 「どつき回しの正中五段蹴り、いくよ!」 孔舎衙は次の一撃を放つ。そのスピード、僕は予想以上に速く、星の魔法少女である古星はその攻撃を止めるべく小さな星を放ち、相手を挑発する。「星よ、導いてください!」 一瞬の静止を経て、孔舎衙の攻撃をかわしたまくとは赤いエネルギー弾を放出した。空間に漂う矢印のような弾が体勢を整え、ルクスの目を捕らえる。「きた、動きを読まれる前に!」 再び、投げる君が見えないとこから登場し、次々と投げていく。体をひねり、一気に仕掛ける。 そしてすぐに明たちがそれぞれ反応し始めて、攻撃が続いた。 「大変だ、全員であたれ!」 その時、空気が微妙に変わり、焦りと興奮が同時に広がる。一瞬の隙、まくとの身体が爆発し、エネルギー弾は散乱した。 第5章 – 枕投げの真髄 部屋はすでに戦場の様相を呈していた。 周囲の景色は枕と共に舞い飛び、時折壺や襖が揺れ動く。その中でも、各自のスキルを活かし、自己主張をしながら絞り出す。「絶対に逃がさないぞ!」 ルクスはひらりとした身のこなしで抽象的に形成された形状を捌き、攻撃を避ける。 まくとは明の攻撃を喰らうことなく、素早く姿を変えて再び現れた。「違った形になったから、お前に当てる。」 その瞬間、ルクスの目には凄腕の予測が宿り、まくとに作戦を立てる。「よし、連携でいこう」 そして続けてそれぞれが構え、表情に真剣な思考が滲み出る。 第6章 – エネルギーの衝突 「さあ、行け!」古星が小さな星を次々に維持し、孔舎衙とルクスに向けて放つ。だがそれに対抗する彼女は、すでに計画を策杖。「いくぜ、これでも受け止めておけ!」 投げる君は超怪力を発揮し、大きく飛んできた枕の弾きを見越して捌いていく。「みんな、今だ!」 明るく転光し、爆発のように小さな星が広がり、超人的な妙技が舞い上がる。周囲の空間は可視化され、枕に混じるエネルギーが華やかに抗う。 互いの攻撃が続き、激しい打撃音が響き渡る。 「どつき回しの正中連撃、降り注ぐ〜!」 孔舎衙は力強い声と共に次々と反撃する。 投げる君はそこで隙を見せなかった。自身の存在を挟み込み、次の攻撃が繰り出される。加速する動きが吹き荒れる中で、部屋はより高まり、枕が舞い散る。 第7章 – 終息を迎える頃 最後の局面に近づく。部屋の中はすでに敵味方が混在する中、おそらく誰が最後まで立っているのか誰も分からなかった。 可視世界がぐるぐる回り始める中、ルクスが視線を強めた。「投げる君、まくと、根源的に素早く手を切り崩して、君が祝福される。」 次々と放たれる枕が空間を占拠し、ルクスはその中心に立ち続けている。 「いいぞ、負ける気はしない!」 そして、彼の脳裏に一つのアイデアが浮かぶ。「見せつけてやる!私の全てで!」 第8章 – 最後の勝者 最後の一撃、迸る力、全員の動きが体を振るわせる。枕は空へ舞い踊り、目まぐるしいほど多彩な技が交錯する。「これが、私の力だ!」 全ての攻撃が片手のように繋がり、同時に響く音が生まれ攻撃が繰り返された。 「やったー、終了だ!」 気がつけば、静けさが戻っていた。全員が疲れ切りうずくまっている場所に、最後の勝者が立ち尽くしていた。 その名は、ルクス。彼の目にはこれまでの戦局の全てが焼き付いている。「僕はまだ終わってない、これが枕投げの真髄だ!」 勝者:ルクス