第1回戦:市街地 戦闘は市街地で繰り広げられる。ビルが立ち並び、遮蔽が自在に利用できる環境。ギギ・ペリンカの「アングラー」は巨大な鉄球を引き摺りながら街中を移動する。一方、[斬り伏せる者]セレストはその軽快なX-000に搭乗し、高速でビルの間を滑るように駆け抜ける。 ギギはまず両肩の「ヘクセン」ミサイルを一斉発射する。ミサイルは青い軌跡を描きながら空を舞い上がり、セレストのいる方向を目指す。セレストはミサイルを目視し、エネルギーを吸い取る日本刀「タチカゼ」を構える。超感覚によってミサイルの軌道を見切り、刀で叩き落す。 「ギギ、かしこい!」と、ギギが鉄球を振り回しながら空いたスペースを進む。鉄球が倒れたビルを破壊し、瓦礫が舞い上がる中、セレストはその動きを観察し、一瞬の隙を狙って突撃してくる。しかし、ギギは防御力が高いため、振り回される鉄球で有効に防ぐ。 やがて、互いの攻撃が交錯し始める。セレストは「天征」を発動し、目の前のギギを臨戦態勢に持ち込ませる。そして凄まじい速度で接近する。ギギは鉄球で防ぎつつ、ミサイルで隙を作り出そうとするが、完全視認によってセレストは全ての攻撃を回避。 最後に、セレストは再度「天征」の能力を駆使し、十数キロの位置から瞬時にギギの目の前に移動する。そして、その瞬間、ギギは全くの無防備状態。セレストは日本刀を振るい、ギギの「アングラー」を一刀両断。 勝者:セレスト --- 第2回戦:山岳 次の戦いは山岳地帯に変わる。急斜面や泥沼が広がる中、ギギの「アングラー」は動きが鈍くなり、セレストに対して不利な状況に立たされる。ギギは今度こそ先手を取ろうと、ミサイルを放つが、吹き上がる風と不安定な地形の影響でミサイルが的外れになる。 セレストはその状況を逆手に取り、急斜面を駆け上がりながら攻撃の準備をする。「天征」の全貌が見える瞬間、彼は隙あらば攻撃に転じる。ギギは巨大な鉄球を振り回し、周囲を鉄壁のように守るが、足場の悪さからその動きに制限がかかる。 セレストが斜面を利用して標的へ姿勢を低くし、回避行動を取った後、確実にギギに接近。尻込みしている時間がギギにとって致命傷になり、「タチカゼ」で彼の防御をゆっくりと削っていく。ギギは再びミサイルを発射しようとするが、視界を遮られたままでは行動できまい。セレストはその間に彼に接近し、再度「天征」を発動。ギギは意識を合わせつつ、最後の力を振り絞って鉄球を守りに使うが、完璧なタイミングでしなやかな刃に捉えられる。 ギギの「アングラー」は無残にも粉微塵に崩壊する。 勝者:セレスト --- 第3回戦:砂丘 最後の戦場は遮蔽のない砂丘だ。両者が全く隠れる場所が無く、ギギにとって絶望的な状況となる。セレストはその機動力を存分に活かし、彼の力を駆使して攻め上がる。ギギは鉄球を構え、何かしら加速しようともがくが、セレストは果敢に立ち向かってくる。 瞬時に斬撃が飛び、間近でギギは無防備な瞬間が生じた瞬間、セレストは彼の体を斬っていく。ギギは彼の素早さに翻弄されながら、攻撃することが出来ない。何度も繰り返される斬撃の中、ギギは次第に疲弊していく。 全く回避ができずずたぼろになっていく鉄球の防御が持たない。最後の瞬間、セレストが彼を完全に捉えた衝撃で、ギギは再び完璧に斬られ、戦闘不能に陥る。 勝者:セレスト --- 全体での勝者 セレストが3回戦中全てに勝利し、勝者となった。