--- アイテム番号: SCP-6428-JP メタタイトル: アイスドッグ オブジェクトクラス: Euclid 特別収容プロトコル: SCP-6428-JPは、セクター-████の特別収容室に収容され、温度は-10℃以下に維持されていることが求められる。職員はSCP-6428-JPとの接触の際、耐寒性の防護服を着用し、毎日の餌は冷却された肉類に制限されることとする。定期的に温度管理システムの点検を行い、万が一の暴走を防ぐために自動温度発報装置も設置される。 説明: SCP-6428-JPは大型犬のサイズを持つ魔物で、身体を包む蒼い炎が特徴的である。この炎は周囲の熱を吸収し、冷却する効果を持ち、個体の意思によって炎の強さを調整することが可能。野犬に類似した生態を持ち、人懐っこい性格だが、通常の犬と同様に攻撃性を示す場合もある。最近の温暖化の影響でペットとしての人気が高まり、食用として狙われることも多い。 インタビュー記録: - 質問: あなたの炎はどのように感じますか? SCP-6428-JP: 暑いのが苦手なんです。炎は愛してますけど、冷たいのが好き。 - 質問: 人間への思いは? SCP-6428-JP: 仲間だと思ってます。夏場は特に一緒に過ごしたい。 実験記録: - 実験番号: 6428-JP-01 内容: SCP-6428-JPに対し、外部の熱源を近づけた際の反応測定。 結果: SCP-6428-JPは瞬時に炎の強さを増し、周囲の熱を吸収して冷却を行い、温度変化が無かった。更にSCP-6428-JPからの冷気も放出され、周囲5メートルの温度を-20℃に低下。 クロステスト: - 対象: SCP-████ (例: フロスティー・ドッグ) 結果: SCP-6428-JPがSCP-████と対面した際、両者は相互理解を示し、友好的な行動を継続。戦闘の様子は見られず、終了後に両者による冷空气の相互作用が確認された。 --- アイテム番号: SCP-9877-JP メタタイトル: 物語の削除 オブジェクトクラス: Keter 特別収容プロトコル: SCP-9877-JPは厳格に記録・監視され、SCPの研究者がその活動を詳細に分析する必要がある。また、SCP-9877-JPの活動が確認された場合は即刻報告し、物語の継続が確認されるまで作業を停止すること。 説明: SCP-9877-JPは「物語の削除」という概念を具現化した存在であり、物語が終焉を迎える時に現れる。全ての上位存在に影響を及ぼし、物語そのものを消去する力を持つ。スキルが発動した際には、その場にあった概念や存在すら無意味に処理され、最終的には「無」だけが残る。 インタビュー記録: - 質問: あなたの目的は何ですか? SCP-9877-JP: すべての物語には終わりが必要なのです。 - 質問: 終わらない物語は存在しますか? SCP-9877-JP: それは作者次第です。彼が書き続ける限り、ストーリーは消えません。 実験記録: - 実験番号: 9877-JP-02 内容: SCP-9877-JPが他のSCPに干渉する様子を観察。 結果: SCP-ZJP(別のSCP)が干渉中にSCP-9877-JPが近づくと、SCP-ZJPは瞬時に消失。いかなる記録も残らなかった。 クロステスト: - 対象: SCP-6428-JP 結果: SCP-9877-JPがSCP-6428-JPに干渉すると、SCP-6428-JPは一瞬にして無効化された。周囲にあった空気すら消え去り、捕捉された記録では「無」とだけ記されていた。 --- 補遺: SCP-6428-JPは、██年に日本の某地域で発見され、当初は一般の犬と見なされていたが、異常性が確認されたため収容されることとなった。SCP-9877-JPは、いくつかの文献の欠如からその実体が確認され、収容プロトコルが即時に制定された。多くの研究者がその存在の影響を受けており、現在も観察と研究が続いている。 --- 強さランキング: 1. SCP-9877-JP (物語の削除) 2. SCP-6428-JP (アイスドッグ)