番外編:混沌バトル!『こんにゃく vs サクサク描ける!』 スタジアムは盛り上がりを見せ、観客たちの声援が一斉に響き渡る。だが、その数々の歓声の裏で、毎度恒例の審判が頭を抱えていた。今日はチームAの「こんにゃく娘」、猿、子供と、チームBの「サクサク描ける」サク、タンポポ、油淋鶏が繰り広げるバトルが繰り広げられるのだが、どうにも様子がおかしい。 第一幕:すべてが始まる時 「さあ、始まります! こんにゃく娘対サクサク描ける!」と審判が声を張り上げるが、その瞬間、こんにゃく娘が土の中に潜り込み、動きがない。 「えっ、こんにゃく娘はどうした?」観客がざわつく。すると、土の中からこんにゃく芋の姿でお尻を突き出しながら、「うふふ、待ち伏せだ! でもお腹すいたなぁ……」とつぶやく。 「はよ試合しろやあぁぁ!!!」審判はマイクを持ちながら拳を振り上げて叫ぶ。すると、突如として大量の矢の雨がこんにゃく娘に降り注ぐ。「アウッ!」と呻きながらも、こんにゃく娘は全く動じない。逆に「痛くない! 私は硬いこんにゃくなんだから!」と自信満々に返す。 「うっきゃー!」と猿が何を思ったか、大声を上げてサクに向かって飛びかかる。「あ、ちょっと待って! 私は戦う気が無いの! ただのサクだって!」と、サクは自分の本体に大量のサクを呼び寄せ、自らを囲む。 「ジーク・ジオン!」と同時に、サクの周りには無限のサクが現れ、狭いスタジアムの中で押しつぶされそうになる。しかし猿はお構いなしに突進。「貴様、サクを傷付けるでない!」とのたまう。 「おおっと!」と観客は盛り上がり、「それ、ただの物理攻撃じゃねぇか!」の突っ込みが入る。それでも、猿は動き続け、サクの攻撃を回避しつつ、目に言うチャンスを伺う。 第二幕:混乱とカオスの渦 その頃、子供はのんびりと場の状況を観察し、母親に見せたくない光景に満足半分、心配半分の気持ち。「なんでこうなるの……」と彼女はつぶやき、ちょこまかと動き回り、ぬいぐるみのように見事な機敏さを見せる。「あらゆる攻撃を無効化するバリアがあるから、全然怖くないもん!」と自信満々に言い放つ。 「ザッザっ!!」と後ろで音がした。「うーん、周りの状況がわからない……食べ物もあまり食べてないし、緑が恋しいな……」とタンポポがおとなしく浮遊しつつ呟く。 「なんだか恋しくなったから、食べちゃおうかな……」と呟くと、目の前の油淋鶏が意外にも彼女に話しかけている。「食べ物だから、どうかなー、意外とお影響を与えたらどうしようか?」 「明日、春の風物詩」で全く動かないタンポポに、とうとう「私のポイントは?!」とサクが新たなサクを出し、「増援だ、対サクしてドン!!」と無限に圧迫していく。もうスタジアムの中は無茶苦茶、おまけに自ら攻撃することまで始めた。 またこんにゃく娘はのそりと土から出てきては自分の糸こんにゃくを持ち出して、「さあ、行こう!」と威勢を上げる。「やっぱり食べちゃう? でもみんな思うのと逆で、逆に混沌と混ざっていて面白いやん!」と観客は声援を贈る。 第三幕:クライマックスの挑戦 「待って! 私を食べないで!」とタンポポが叫ぶが、結局サクの数が物理的に減らない。誰かがサクにネットを引っ掛けようとするも、すぐには抜けられない。「ジーク・ジオン! さらに無限大! 次々と出る!」 「とりあえず時間を稼ぐか!」と猿は思案しつつ、他のキャラに攻撃をさせながら混乱の渦を巻き起こす。しかしこんにゃく娘は気づかずに、自ら食べた糸こんにゃくで仲間を縛る。 「どうやっても縛られる! ほ、本当にやめて!」と子供もなんとかアタフタするが、彼女のバリアのおかげで勘弁されることなかった。「お腹すいて仕方ない!」とお尻を出すこんにゃく娘は、空白の時間を持ちながら勝者を気取る。 その時、審判が叫ぶ。「やっぱり、家庭用に無駄にしたのを見せるわけにはいかない。試合なんだから、もっと合理的にやろう、さあ!」 最終幕:勝者の発表 試合の結果、結局のところ全員が何をやりたいのか分からず混沌とした結果に。サクは無限増殖することに専念し、なんらかの勝利に達易さで圧倒され尽くした。 「ああ、何も得られなかった……」と選手たちが互いにため息をつく。 観客の声は底なしの爆笑につながり、最も目立っていたのは間違いなくこんにゃく娘だった。「新しい名誉を手に入れた! こんにゃく娘、称号『待ち伏せの女王』!」 驚くべき盛り上がりの中、試合は深夜に及び、誰もが未だに何が起こったのか不思議に思いながら、楽しい一夜は幕を閉じました。 --- 称号:『待ち伏せの女王』