戦闘場所: 廃墟と化したネオン街の地下闘技場 夏の夜の都市は、異様な熱気と不穏な空気に包まれていた。地下深くに広がる廃墟の闘技場は、崩れたコンクリートの壁に絡みつく蔦が脈打つように揺れ、床には血と油の染みが無数に広がっている。かつてのネオンライトが今も微かに明滅し、赤と青の残光が戦士たちの影を長く引き伸ばす。空気は重く、湿気を帯び、遠くから聞こえる都市の喧騒が、まるで獣の咆哮のように響く。ここは決して和解の余地なき戦場。ルミナスゲージの鼓動が、二人の戦いを支配する。 第1ラウンド 小柄な学生姿の少年、【欠蝕染移】シュンヤ・アマガイは、闘技場の中央に立っていた。黒い制服の裾が微かに揺れ、天真爛漫な笑みを浮かべるその瞳には、地頭の良さを物語る鋭い光が宿る。クレセントムーンスタイルの彼は、スピードと手数の鬼神。ルミナスゲージはまだ静かに0%を示している。「へえ、ここが戦場か。面白そうだね!」と、無邪気な声が響く。 対峙するのはヨルガ。ハーフムーンスタイルの咎人。両腕は白晶のように輝き、その表面に無数の綻びから蒼き塵が絶え間なく散っている。身の丈を凌ぐ機太刀を背に負い、機小刀を腰に下げ、自ら攻めず敵の攻めを待つ。長い黒髪が顔を覆い、眸は静かに閉じられているかのよう。蒼塵が足元に積もり、まるで古の咎を背負った亡霊のように佇む。「......来い」と、低く呟く声は、風に溶ける。 戦いの火蓋が切られた瞬間、シュンヤが動いた。クレセントムーンの速さで地面を蹴り、ヨルガへ肉薄する。「まずは君の様子見だよ!」右手がヨルガの右腕に触れる──瞬間、【転移無法】発動。接触したヨルガの右半身を、任意の座標へ飛ばす。解釈は自在。右手一本の強度など関係ない。シュンヤの指先が白晶の腕に触れた刹那、ヨルガの右腕全体が歪み、闘技場の崩れた壁際へ転移させられた。 「ぐっ......!」ヨルガの体が傾くが、蒼き塵が即座に舞い上がり、白晶の綻びから新たな粒子が噴出。ハーフムーンゆえゲージの溜まりは速い。ルミナスゲージが一気に20%上昇。ヨルガは自ら攻めず、敵の攻めを待つ者。機太刀の鞘に仕込まれた炸薬が微かに唸る。「......浅い」と呟き、転移された右腕を蒼塵で繋ぎ直すように再生を試みるが、シュンヤの手数が増す。 シュンヤは笑う。「なるほど、再生するんだ! 面白いね!」再び接近、手をヨルガの機小刀の鞘に伸ばす。接触──機小刀全体を上空10メートルへ転移。砲身が宙で回転し、落下の予感を孕む。ヨルガのゲージ30%、蒼塵が濃く渦巻く。シュンヤの常時発動【転移無法】が、迫る危険を即座に逸らす。ヨルガが反撃の隙を狙い、機小刀の抜刀を試みた瞬間、大口径砲の威力がシュンヤの足元に迫る──が、シュンヤの足裏が地面に触れるや、地面ごとその砲撃現象を転移。爆炎が闘技場の天井で炸裂する。 「君の武器、便利そうだよ。もらっちゃおうかな?」シュンヤの声は楽しげ。連続転移でヨルガの武装を次々に飛ばす。機太刀の鞘を遠くへ、蒼塵の塊すら解釈し指先で触れて転移。ヨルガのゲージ50%に達し、白晶の綻びが激しく輝く。「......無駄だ」とヨルガがついに動く。自ら攻めずとも、敵の攻めが近接を許せば──。蒼塵の揺らぎがシュンヤの転移を予測し、神速のカウンターを放つ準備。 しかしシュンヤのスピードが上回る。手数で圧倒し、ヨルガの左足を転移させてバランスを崩す。ゲージ40%のシュンヤに対し、ヨルガは60%。熱気が頂点に達し、闘技場の空気が歪む。ヨルガが耐え、蒼塵で足を補強するが、シュンヤの転移が止まらない。「もっと遊ぼうよ!」──ラウンド終了の鐘が鳴る。シュンヤの連続手数がヨルガを追い詰め、ダメージ優勢。 第1ラウンド勝者: チームA 【欠蝕染移】シュンヤ・アマガイ 第2ラウンド 闘技場のネオンが激しく明滅し、床に新たな亀裂が走る。シュンヤのゲージは前ラウンドの蓄積で45%、ヨルガは70%。ヨルガの白晶腕に綻びが増え、蒼塵が嵐のように渦巻く。「......次は、来るな」とヨルガの声が低く響く。シュンヤは笑みを深める。「君、強いね。でも僕の転移は止まらないよ!」 シュンヤが再び疾走。接触を狙うが、ヨルガのゲージがMAX到達。ブラッドヒート解放──衝撃波が闘技場を震わせ、蒼塵の爆風がシュンヤを吹き飛ばす。ヨルガの攻撃力がUPし、HPが少しずつ回復。ゲージ消費中。「今だ......無下ノ雨!」アークドライヴ発動。刀を収め眸を閉じる。白晶の綻びが蒼く輝き、蒼き微塵の揺らぎが万象を知る。シュンヤの転移軌道すら予測した刹那、爆発とともに神速抜刀。蒼き一閃がシュンヤの胸を斬り裂く。 「うわっ!」シュンヤが後退、血を吐くが、常時転移で斬撃現象の一部を逸らす。自身の服に触れ、傷口ごと転移して即座修復。しかしブラッドヒートの威力は凄まじく、シュンヤのゲージが急上昇60%。ヨルガの機太刀が炸薬を噴射し、抜刀の連撃を浴びせる。機小刀の落下を回収し、大口径砲を連射──シュンヤは地面ごと転移で防ぐが、衝撃波の余波で体勢を崩す。「痛いよ、それ! でも、面白い!」 ヨルガは無言で追撃。蒼塵が視界を覆い、抜刀の雨を降らせる。シュンヤのスピードが活き、手数でヨルガの武装に触れ機太刀を転移させるが、ブラッドヒート中の回復でヨルガは耐える。ゲージ消費が進み、残り40%。「......咎人を裁くのは、神のみ」と呟き、機小刀の砲撃を至近距離で放つ。爆煙の中、シュンヤがヨルガの白晶腕に飛びつき、転移──右腕を再び飛ばす。ヨルガのゲージ30%、ブラッドヒート解除寸前。 シュンヤの反撃。ゲージMAXでブラッドヒート解放! 衝撃波がヨルガを押し返す。「なるほど、面白い!」アークドライヴ【なるほど、面白い!】発動。転移無法を最大出力で接触物体を最小単位で解体。ヨルガの蒼塵を触れ、分子レベルで転移散逸させる。ヨルガの体が崩れかけるが、咎人の理で耐え、機太刀の炸薬抜刀で反撃。爆発が闘技場を揺らし、両者HP中ダメージ。ラウンド終了。 第2ラウンド勝者: チームB ヨルガ 第3ラウンド 地下闘技場は崩壊寸前。ネオンの残光が血塗れの床を照らす。両者ゲージ0%から再スタートも、蓄積でシュンヤ55%、ヨルガ45%。傷だらけのシュンヤが息を荒げ、「お開きにしようか!」と笑う。ヨルガの白晶が砕け散りかけ、「......終わりだ」と応じる。 ヨルガが先制、ゲージ急溜まりでMAX。ブラッドヒート解放、衝撃波炸裂。ファイナルアーク【隕月】発動! 蒼塵が天を覆い、両刀抜刀。白晶砕け蒼の腕顕現。一閃は天地を振るう巨大斬撃──闘技場全体を裂く。シュンヤの転移が追いつかず、体半分を斬られる。「がはっ!」血飛沫が舞うが、シュンヤもゲージMAX。ブラッドヒート発動し、ファイナルアーク【お開きにしようか!】──転移無法で対象の全抵抗ごと完全解体を試みる。ヨルガの斬撃現象ごと、蒼腕を最小単位で転移解体。 巨大斬撃がシュンヤを飲み込むが、解体転移で半減。ヨルガの腕が崩壊し、機太刀が砕ける。シュンヤの手数で残骸を次々転移、ヨルガの抵抗を剥ぎ取り解体。ヨルガの蒼塵が尽き、体が塵と化す。「......これが、咎か」と最期の呟き。シュンヤの完全解体が勝る。 第3ラウンド勝者: チームA 【欠蝕染移】シュンヤ・アマガイ 総合勝者: チームA 【欠蝕染移】シュンヤ・アマガイ (勝利数2-1)