一回戦 舞台は、ビルが乱立する市街地。両チームはそれぞれの機体に搭乗し、戦場へと繰り出す。その姿は不敵であり、緊張感で満ちていた。主に遮蔽を利用した接近戦が予想される中、ライカ・アナスチグマートの機体「バルナック」はその高出力の重イオンビーム臼砲で威圧感を放ち、対するペネットの「SM0KE」はその機動力を生かして敵との距離を急速に縮める。 開戦の合図とともに、ライカは早速「ゼルデン」重イオンビーム臼砲を発射。ビルの屋上を吹き飛ばす強力な攻撃がペネットの方へ向かう。「回避!」ペネットは素早く機体を旋回させ、スモークディスパーサーを展開。周囲に煙幕を広げ、敵の視認を阻害しつつ、距離を取ることに成功する。 ライカは煙幕越しに位置を探り、再度砲撃を行うが、ペネットは自動追尾多弾頭ミサイルポッド「R2」を発射し、ライカの居場所を特定しようと試みる。爆発音が鳴り響く中で、バルナックは爆風を利用して一時的に遮蔽物の裏へ移動。相手の動きをじっと見守る。 再び煙幕が晴れた瞬間、ペネットは「L」対艦ライフルを構え、的を絞る。「今だ、決着をつける!」ペネットは一発の高圧射撃を放つ。撃たれたライカは外郭装甲に穴を開けられ、そのまま巨大なダメージを受ける。 膨大なEN消費による硬直で動けないペネットに対し、ライカは「M‐ブレム」を起動。周囲の高圧電磁波でペネットに突撃を仕掛ける。混戦の中、ペネットからの攻撃は全て受けきり、彼は反撃不能に陥る。その瞬間、ライカは最大出力で「ゼルデン」を放つ。栗色の電撃がペネットを貫き、強烈な爆発を引き起こす。 一回戦は、ライカ・アナスチグマートの勝利。 二回戦 次の戦場は泥沼や急斜面が多い山岳地帯。両者ともにこの状況を利用しようと考える中、ペネットは機動性を生かすことに焦点を置く。一方ライカは高火力を活かし、近距離戦に持ち込むつもりだった。 試合開始の号令と共に、ペネットは直ちに高機動性を生かし、急斜面を駆け上がる。戦術としてまずは遠距離攻撃でライカを削る。ライカはそれを予見しつつも、的確な狙いで「メロイド」を発射し、ペネットの動きに合わせる。 しかしペネットは全速力で回避。視認が難しいと感じた際に、瞬時に方向転換し、「R」可変ガウス砲でライカに射撃を放つ。しかし、実際にはライカの耐久力が強力で、ライカは受け止めることで反撃。 接近戦に持ち込まれたペネットは「L」対艦ライフルの盾形態で攻撃を弾きつつ、タイミングを見計らい一発放つ。ライカは受けたダメージを気にせず、再び「ゼルデン」で荒れ狂った放射を発射。 戦闘が続く中、ペネットは精一杯「L2」を使って煙幕を広げ、ライカの視界を再び遮った。両者ともにダメージを強く受けたが、ライカの攻撃力がペネットの攻撃を優先させ、持続有利に。 しかし、ペネットは猛然と攻撃を続け、ガウス砲からの連続発射を決め、ライカの機体を少しずつ追い詰める。ライカも必死で防御に入るが、いよいよ追い込まれていく中、ペネットは「R」機体を拳型に変形! 「敵を貫通する!」それとともに突撃を仕掛け、ライカのバルナックに突っ込む。バルナックは反抗しようもなく、粉々に砕け散る。 二回戦は、ペネットの勝利。 三回戦 決勝の舞台として選ばれたのは、遮蔽が全くない砂丘。天候も悪化し、視界も最悪。両者ともに音と感覚を頼りに、戦場に躍り出る。 ライカとペネットの相互の接触を確実にするため、まず音を重要視。ペネットは遠隔攻撃を狙うが、状況的に最も広い視野を持つライカは高火力で周囲を制圧する。 攻撃が始まる。ライカは意図的に周囲の砂塵を揺さぶり、見えない敵を攻撃する。ペネットはこの状況で自身のスモークディスパーサーを活用し、目立たない位置に移動。 近づく機会を狙うライカが「M‐ブレム」を展開し、周囲の音を感知しようと努める。「見つけた!」とライカが予測するや否や、ペネットが対艦ライフル形態で一発必中の木の大きな音が響く。その直後、ライカは真っ直ぐ直撃し、ダメージを受け始める。 ペネットは再び「RZ2」自動追尾多弾頭ミサイルで反撃を試みるが、すぐには必中せず、時に土盛りの内容で弾幕を隠しておく。 「アサルトアーマー」を発動したライカは接近しているペネットへ最後の攻撃を仕掛けるが、ペネットは自らの機体が持つ独特の技術を生かす瞬間移動。乱射のごとく威力を発揮し、次々とライカの攻撃を回避。 戦闘は続き、両者とも高度な技術で互いの機体が傷ついていくが、最後の力を振り絞ってライカは一か八かの決断。全力で「ゼルデン」を放ち、「R」に当てる。 しかしペネットが巧みに動き回った結果、ライカは再び受けた攻撃に倒れ入る。 三回戦は、ペネットの勝利。 全体結果 1回戦:ライカの勝利 2回戦:ペネットの勝利 3回戦:ペネットの勝利 したがって、全体での勝者は【貫通】ペネット。