広大な戦場。各キャラクターの前に、重々しい緊張感が漂っていた。まず最初に登場したのは、控えめな雰囲気の少女、桜庭鈴葉。彼女は小型双銃『追憶』を両手に構え、緊張した面持ちで参加者を見渡した。 「これでも一応、念能力者だからさ……?」 鈴葉は小さな声で呟き、その細い指先を震わせながら、瞑念の能力を発動させた。思考をよぎる想念を読み取ることで、相手の意図を把握しようとする。 次に、シール・ソケットが巨大な人型機「ラマルキスト」に乗り込んで現れた。頑丈な装甲に覆われたシールは、右手に「レミントン」を持ち、左手にはビームソードの「フェイオン」を構えて構えた。 「君の意図を読み取らせてもらうよ、鈴葉」とシールは笑顔を見せたが、実際には彼のエンパス能力で鈴葉の“動きにくさ”や“緊張感”を感じ取っていた。 そして、最後に現れたのは、金髪がまぶしいセレーナ=ライトアロー。彼女はその堂々とした姿勢で、希望の騎士としての威厳を示しながら、剣を大きく振り回し、全員を見据えた。 「この戦いは希望の力で満ちている。私を信じてくれ!」セレーナは高らかに叫び、希望の力を感じると、透明な結晶が周囲に現れ、彼女の周囲を輝かせる。 戦闘が始まると、鈴葉は『瞬く雷星』を発動させ、制御した銃弾を一斉に放った。弾は空中で直線を描き、シールとセレーナに向かっていく。 「くっ、来るぞ!」シールは「マズネル」のロケットランチャーを駆使し、いくつかの弾を撃ち落としたが、それでも一部は彼に命中してしまった。 「このままではまずい」と考えたシールは、次に「フェイオン」で近距離戦の体制に入り、鈴葉に突進した。この瞬間、鈴葉はシールの思考を読み取ろうとしたが、シールもまた、その意図を逆手に取ることに成功し、鈴葉の動きを予想した。 戦闘が白熱する中、セレーナは鈴葉とシールの戦いを冷静に観察していた。「私が仕掛けよう!」彼女は希望の結晶を集め、冷静な判断で『希望の最終奥義』を発動。 「希望の光!」 セレーナがその剣から放った光の矢が、鈴葉の銃弾を悉く打ち消し、シールにも直撃することなく、その場を封じ込め、鈴葉に反撃の機会を与えた。 鈴葉は気力を振り絞り、『想念の巡縛』を発動する。ただし、シールは彼女の能力を感じ取り、動かずに“守る”ことで、彼女の思考に飲まれることなく防御を続けた。彼は徹底した非殺傷の戦闘を続け、”大きなダメージ”から守っていた。 ついに、鈴葉が一番強力な速射を放った。まるで光の雨のような爆心地と化す瞬間、セレーナはその光で大きくはじかれ、鈴葉はシールとの真剣勝負に負ける道を選ぶ。しかし、シールの思考を逆に利用し、鈴葉が発動することで流れ弾がシールに命中。 この瞬間、鈴葉が勝利を収めた。しかし、シールもその被害を受け、二人は疲労で立ちすくむ。 「なんとか勝てた……でも、みんなが傷付いてしまうのは辛いな」と鈴葉は呟いた。 勝者は桜庭鈴葉で、勝利を決めた技は『瞬く雷星』。鈴葉の武器は小型双銃『追憶』、また彼女の能力『瞑念』が勝利に貢献した。