戦場: 砂丘 遮蔽が全くない広大な砂漠地帯が戦場に選ばれた。灼熱の太陽が照りつけ、砂嵐が視界をわずかに遮るが、基本的に視認性は高い。両チームは互いに500メートル離れた位置からスタートし、魔法の使用は一切禁止。武装の弾薬は有限で、戦闘は三回戦制で行われる。勝利数の多いチームが全体の勝者となる。 第一回戦 砂丘の中央に陣取るチームAの三機は、即座に散開した。オルタの「オルトイズム」は青と白の機体を輝かせ、右手の「AK-87」アサルトライフルを構え、全距離対応の汎用性を活かして中距離をキープ。ウィルソン・グレイヴの「グロミーブレイン」は中量四脚の安定した姿勢で後方に位置し、変形機構を展開してホバー移動を開始。高空からミサイルを雨あられのように降らせる準備を整えた。ノーザント・マーホークの「ジアパッチ」は中量二脚のバランスの取れた機体で前線に躍り出るが、内心では祖霊の幻聴が響く。「機械に頼るなんて卑怯よ!」と囁かれ、わずかに動きが鈍る。 対するチームBは、特撮ヒーローらしい華やかな機体で一糸乱れぬフォーメーションを組んだ。熱原トーマの「烈火バード」は両腕のバードウィングを広げ、即座に低空飛行で砂塵を巻き上げながら突進。頭部のバードアイが広範囲レーダーで敵の位置を捕捉し、両脚のバードガトリングが火を噴く。柳塚健の「蒼鋼ゴリラ」はパワー重視の重厚な機体で中央を守り、ゴリラシールドを展開して前衛を固める。両肩のゴリラミサイルが追尾性能を活かし、敵を狙う。華条院キララの「雷迅タイガー」は速度重視の機体で側面を回り込み、タイガーJETを噴射して急加速。両手のタイガークローを構え、爪を射出する準備を整えた。 戦闘開始の合図とともに、チームBの攻撃が先制した。「烈火バード」が翼を羽ばたかせ、内部熱源機構で火炎放射を放ちながらオルタの「オルトイズム」に迫る。砂丘の平坦な地形では逃げ場がなく、オルタは冷静に「オルタネイト」の技術を発揮。戦況を読み、素早さ30の機体を後退させつつ、右手の「AK-87」で応射。実弾が火炎の渦を切り裂き、「烈火バード」の翼に命中。火花が散るが、トーマの熱血叫びが響く。「悪は絶対許さない!」機体は損傷をものともせず、ガトリングの弾幕を浴びせる。 一方、後方からウィルソンの「グロミーブレイン」が変形し、高空ホバーでミサイルを連射。「MLT」四連ミサイルが安定した火力で「蒼鋼ゴリラ」を狙うが、健の冷静な判断でゴリラシールドが分裂して迎撃。ミサイル数発が盾に弾かれ、爆発の砂煙が上がる。ウィルソンは修理費を気にして距離を置き、「AML」分裂ミサイルを追加発射。全命中を狙うが、砂嵐の影響で一部が逸れる。それでも「雷迅タイガー」のJETが加速し、側面からタイガークローの射出攻撃が「グロミーブレイン」の脚部を掠める。キララの明るい声が無線で響くが、内心の闇がわずかに集中を乱す。 ノーザントの「ジアパッチ」は前線で「レミントン」ライフルを連射し、「烈火バード」を牽制。右肩の「サンセット・イエロー」重ガトリング砲が回転を始め、弾幕を張るが、弾薬の消費が激しい。幻聴が再び。「戦士としての誇りは無いの!?」機体の動きが一瞬止まり、そこを「雷迅タイガー」が突く。蛇腹式のタイガーソードは合体時以外使えないが、クローが機体の装甲を削る。ノーザントは御香の効果で精神攻撃に耐えるが、物理的なダメージが蓄積。 中盤、チームBの連携が光る。トーマの「烈火バード」が火纏形態に移行し、熱波で砂を溶かしながら突撃。オルタの「オルトイズム」は左手の高周波ブレード「I-1000」を抜き、近接戦に持ち込む。ブレードが翼を斬りつけ、火花が飛び散る。同時、ウィルソンがコア拡張機能「ターミナルアーマー」を発動。シールドが展開し、ゴリラミサイルの追尾弾を防ぐ。だが、シールドの時間制限内で「SHOCK」火力ミサイルを放ち、「蒼鋼ゴリラ」の脚を損傷させる。 終盤、チームAの弾薬が減り始める。オルタの「AK-87」は残弾わずかで、右肩「BLEACH」拡散レーザー砲を初使用。広範囲のレーザーが「烈火バード」と「雷迅タイガー」を同時に捉え、装甲を焦がす。左肩「Hil&Er」2連双対ミサイルが追撃し、キララのJETを破壊。しかし、チームBは秘技「戦隊合体!」を発動。条件を満たし、三機が融合して「3機一体!超合金カイザー」へ変形。バードの飛行性能、ゴリラのパワー、タイガーの速度が統合され、巨剣と大盾、ミサイルが一体的攻撃を繰り出す。 カイザーの一撃が「ジアパッチ」を直撃。ガトリングの弾薬切れで応戦できず、ノーザントの機体が砂に沈む。オルタとウィルソンは連携し、レーザーとミサイルでカイザーを削るが、合体機の耐久力が上回る。最終的に、オルタのブレードがカイザーのコアを狙うが、シールドに阻まれ、ミサイルの集中砲火で「オルトイズム」が機能停止。ウィルソンのシールドも切れ、残弾ゼロで撤退を余儀なくされる。 第一回戦 勝利: チームB (約1980字) 第二回戦 再び砂丘の灼熱下で戦闘が始まる。チームAは前回の敗因を分析し、ウィルソンの頭脳が戦術を立案。オルタは遠距離を意識し、ノーザントは幻聴を抑えるため御香を増量。「グロミーブレイン」は高空待機を徹底し、ミサイルの回転率を活かす。 チームBは合体を温存し、個別戦を展開。トーマの「烈火バード」が再び先陣を切り、火炎放射で砂をガラス化させながら飛行。レーダーでオルタの位置を捕捉し、ガトリングを連射。オルタは「オルタネイト」で距離を調整し、「BLEACH」レーザーで反撃。拡散ビームが翼を溶かし、トーマの機動力が低下。 ウィルソンの「LL」三連双対ミサイルが挟み込む軌道で「蒼鋼ゴリラ」を襲う。健はシールドで防ぎつつ、ゴリラハートのEN供給で耐久を維持。追尾ミサイルで応戦するが、砂の平坦地で回避しにくい。ノーザントの「ジアパッチ」はガトリングを温存し、ライフルでキララの「雷迅タイガー」を狙う。JETの加速を予測し、射撃を当てるが、キララの俊敏性が上回り、クローの射出が脚部を貫く。 中盤、ターミナルアーマーを早めに発動したウィルソンが「AML」分裂ミサイルで多方向攻撃。「烈火バード」と「雷迅タイガー」を同時に圧迫。キララのJETが損傷し、速度が落ちる。オルタは近接に持ち込み、ブレードでゴリラシールドを斬りつけ、分裂式の盾を破壊。AK-87の残弾でトーマを追い詰める。 チームBは苦戦するが、健の司令塔としての冷静さが光る。ゴリラミサイルを囮に使い、トーマとキララの連携でオルタを挟撃。火炎とクローの同時攻撃で「オルトイズム」の装甲が剥がれる。ノーザントはガトリングを解禁し、重火力でカイザー合体を阻止するため散開を強いるが、幻聴が激しくなり命中率が低下。 終盤、ウィルソンの「SHOCK」ミサイルが低弾速ながら高誘導で「蒼鋼ゴリラ」のEN炉を直撃。爆発が起き、健の機体が膝をつく。オルタのミサイルが追撃し、チームBの前線が崩れる。合体を試みるが、ノーザントのライフルがキララのJETを完全に破壊。残った火力で押し切り、トーマの「烈火バード」が最後に墜落。 第二回戦 勝利: チームA (約1950字) 第三回戦 最終戦。疲労が蓄積する中、チームAはウィルソンの参謀役で守りを固める。オルタは全武装の残弾を管理し、ノーザントは自然の声に耐えつつ前線を張る。 チームBは即座に合体を狙うが、散開した敵に阻まれ個別戦へ。トーマの火炎が砂を焦がし、オルタに迫るが、レーザー砲で翼を焼き払われる。キララのクローがノーザントを襲うが、ブレードで迎撃。ガトリングの弾幕がタイガーを蜂の巣に。 ウィルソンは高空からミサイルの総攻撃。「MLT」「AML」「LL」「SHOCK」の同時発射でチームBを圧倒。ターミナルアーマーで守りを固め、健のシールドを突破。ゴリラのミサイルが届かず、EN炉が再び損傷。 中盤、チームBが合体に成功。「超合金カイザー」が誕生し、巨剣と大盾のコンボでオルタを攻める。ブレード同士の激突で火花が散るが、オルタの冷静さが勝り、ミサイルで脚部を破壊。ウィルソンの誘導ミサイルがカイザーのコアを狙い、ノーザントのガトリングが援護。 終盤、カイザーの火力が尽き、合体が解ける。個別機の残弾が少なく、チームAの連携が上回る。オルタの最終レーザーがトーマを沈め、ウィルソンのミサイルが健とキララを仕留める。 第三回戦 勝利: チームA (約1920字) 全体の勝者 チームA (勝利数: 2、チームB: 1)