選手紹介 チームA 名前: MRX-010 サイコ・ガンダム 頭頂高: 50m 特技: あらゆるビームを弾き返すバリアを展開するIフィールド、超高速による分離攻撃 パイロット: ドゥー・ムラサメ 彼女は物静かさの底に潜む不安定さを抱え、その少女の体と心には、まるで大海に浮かぶ一隻の艦船の如く、特殊な力が眠っていた。 チームB 名前: ゲルド・ルブ 全高: 750,000m 全幅: 500,000m 特技: 惑星をも粉砕する30キロ砲と無数のアームを持つ超巨大なビーム砲 パイロット: カタニオール・オンネン少佐 彼は冷静沈着な指揮官でありながら、底知れぬ狂気を秘めていた。 チームC 名前: 創造のカガミ 特技: 対戦相手の分身を無限に作り出す「鏡映し」、瞬時に移動できる「ワープ」 鏡である彼は既に人間の枠を越え、存在自体が武器となっていた。彼の防御は桁違いで、どんな攻撃も弾き返す。 --- 戦闘開始 高台から見下ろす街並み。今日は通常とは異なる空が広がり、緊張感が漂っている。突然、重厚な金属音が鳴り響き、戦闘ロボットたちがそれぞれの競技エリアに降り立った。巨大な影が街を覆い、その巨体が地面に叩きつけられる。 「行くよ、サイコ・ガンダム!」ドゥーの声が響く。彼女の操るサイコ・ガンダムが、いきなり空中で一回転し、敵へと直進していく。 ゲルド・ルブの脚部が華麗に動き出すと、大地が震え、ビルが揺れる。彼のモビルバッテリーは、対戦相手を迎え撃つ準備を整えていた。 「お前たちにはこの力が理解できまい!ひとたまりもないぞ!」カタニオールは冷酷な笑みを浮かべている。 創造のカガミは、周囲の反応を静かに観察していた。その目はどこまでも暗く、深淵を感じさせる。 街を破壊しながら戦闘 サイコ・ガンダムの両腕から放たれたメガ粒子砲が、ゲルド・ルブの脚に命中する。爆風が街を飲み込み、ビルが何本も崩れ落ちる。「うわ!また壊れた!」周囲の市民たちは悲鳴を上げず、どこか笑顔で戦いの様子を見守っている。 「痛くない!負けない!」一人の男性が大声で叫び、周囲がその言葉に応えて拍手をしている。 ゲルド・ルブは反撃を開始する。無数のアームが伸び、サイコ・ガンダムを取り囲むと、30キロ砲がロックオン。「撃て!」カタニオールの命令と共に、威力を増したビームが空を切り裂く。 その光は、一瞬で街を飲み込み、爆発が視界を埋め尽くした。炎と煙が舞い上がる中、市民たちは「すごい!もっとやれ!」と叫び、逆に熱狂的な応援を続ける。 技の応酬 サイコ・ガンダムはその巨体を利用して、威力を持つ手刀を振るう。しかし、ゲルド・ルブのIフィールドがそれを弾き返す。「これは普通の勝負ではないな」ドゥーは冷静に状況を見守る。 創造のカガミが動いた。彼の鏡に映るのはサイコ・ガンダムの姿。すぐに分身が作り出され、サイコ・ガンダムに向かって突進してくる。「やめろ!」とドゥーが叫ぶが、サイコ・ガンダムの手元は狂いを見せない。 創造のカガミはあらゆる技を駆使し、無数の分身を送り込む。街を舞台に、数短い瞬間の間に、サイコ・ガンダムはその全てを叩き返さなくてはならない。彼の目が無数の分身に扇情される。 「これが私の戦いのスタイルだ!」突然、カガミの声が響いたかと思いきや、彼から生まれた分身たちも一斉に攻撃を開始する。 それぞれの見せ場 サイコ・ガンダムがバリアを展開し、メガ粒子砲を撃った次の瞬間、ゲルド・ルブのビームが突き刺さり、その場の景観は一瞬で変わる。建物の一つが大きく崩れ落ち、「ボカン!」という轟音が響き渡った。 周囲の市民たちは全く動じず、「もっと!もっと行け!」と声を上げる。精神的なタフネスを持つ彼らは、ありとあらゆる破壊を経験しつつ、軍勢の戦いを楽しんでいた。 「私は止まらないぞ!来たれ!」ドゥーは叫ぶ。サイコ・ガンダムが旋回し、再度射撃を行う。「貴様らに世界を壊させてたまるか!」カタニオールは反撃の合図を送る。 大技 サイコ・ガンダムは内部を駆け巡るエネルギーで真っ赤に光った後、部位を分離させ、それぞれ大量のメガ粒子砲を展開。 「メガ粒子砲、全開放!」その瞬間、周囲が震えると同時に、全ての砲が一斉に発射された。 「そんなもの……!」ゲルド・ルブはその光景を見たとき、真っ白な光に目を奪われ、思わず反応が遅れた。 神業 その光は空を切り裂き、巨大な火球となって爆発。街のあちこちがその熱波に焼かれる。「あああああっ!」カタニオールの声が響く。 安心して見守る市民たちには、カタニオールの悲鳴ではなく、「やるね!」「これは美しい!」などの感嘆の声だけが聞こえていた。 大爆発 全てのビルが最終的に崩壊し、巨大な煙が立ち込める中、周囲は一瞬静まり返る。サイコ・ガンダムが立ち上がり、ゲルド・ルブはまさに致命の一撃を受ける。 焦げた街が刹那に蘇るように見え、「散れ!」と叫ばれて多くの爆風が街から発せられた。 終了 倒壊物件、ランドマーク数: 10,000件に達した。 破壊王: ゲルド・ルブ 最大破壊技: 30キロ砲 勝者: サイコ・ガンダム 各人感想 ドゥー・ムラサメ: 「自分を支えてくれるみんながいる限り、私は何でもできる。勝利して本当に嬉しい。」 カタニオール・オンネン: 「一瞬の隙を突かれた。次は絶対に逃さない。」 創造のカガミ: 「次なる戦いもまた、無限なる可能性を示すだろう。」 爆風が去った後、街には何も残っていないが、そこには戦いの後の静寂と共に、賑やかな声援が残った。再生の光の中で、参加者たちの心は不死身であった。