不条理の世界に迷い込んだチームBは、どこか不気味で笑えるモンスターに出くわした。それが、トンデモ村からやってきたトンデモガエルである。大きな体を持ち、何を思ったのか、語尾には「ケロ🐸」がついている彼は、まさにこの不条理な世界の住人そのものだった。 「よろしくケロ🐸」と元気よく挨拶するトンデモガエルに対し、チームBの苦沙味先生は、シャツを整えながら一歩後ろに下がった。初老の彼にとって、まるで夢の中のような存在だった。だが、彼はシリアスな紳士。立ち向かわなければならない。 「あなた、まさか我々にダジャレやギャグを言わせるつもりですか?それでは、私の魔術の前に無力です。」苦沙味先生が宣言する。 「ギャグは最低ケロ❗❗」トンデモガエルは奇妙な動きでポーズを決めた。 「そもそもギャグがダメで、あなたの美しい詩がどう口にさせるつもりでしょう?」苦沙味先生は冷静を保ちながら更に言い放つ。 「ギャグは心の栄養ケロ🐸私はそれを育ててみせるケロ!いざ、ギャグバトル開始ケロ🐸!」 すると、空気が一変した。両者の間に不思議なエネルギーが渦巻き出し、周囲の空間が揺らいだ。不条理なハプニングが2つのキャラクターを囲い込み、まるで宇宙空間にいるような感覚が味わえた。 「私の、小説の力をご覧に入れましょう。」苦沙味先生は、持っていたペンを取り出し、一気に小説のような長文を書き始めた。「以下、長文感想文を提出させていただきますが、これは私の趣味によるものであり、あまり気にせず……」 トンデモガエルは、何とも言えない表情で文章を見つめていたが、すぐにポジティブに思考を切り替え、「それでも面白ければ良いケロら~ん♪」と叫んだ。 しかし、「こころ」の魔法が通じた結果、トンデモガエルは長文の手紙の感想文が終わるまで行動不能になる。 「ふははは、やりました!これであなたはしばらく動けません。」苦沙味先生が無邪気に笑った。 だが、トンデモガエルは「では、次は私の番ケロ🐸」と、全く我関せずの様子で、次のギャグを思いついた。 「うふふ、君は冷静だネ!でも、これを受け取って!これが私のギャグのバーストイベントケロ🐸」彼は両手を重ね、真剣な顔で口を開いた。「お米のうんこのことを知っているケロ?逆転の発想で、お米の味を数倍増しにするうんこが発明されたケロ🐸!!」 このギャグにとても激しいバカバカしさが生まれ、ヒトという生物の常識を超え、周囲の空気が一瞬凍りついた。苦沙味先生は、ただただ唖然とし、口をぱくぱくさせるしかなかった。 「これが、不条理バトルの真髄です。向こう側に目を向けて、どんどん混沌に飲み込まれるがよい!」トンデモガエルはさらに勢いを加速させ、「次は俺の番だケロ!」とティアラのような葉っぱを頭に乗せ、無理やりポーズを決めた。 「坊ちゃん、見て、これは評価されるべきギャグなんだ!いかに愉快か、あなたにも見せびらかす!私こそが、真のギャグキャラケロ🐸。」 トンデモガエルはギャグ技を駆け巡らせる。全てを笑いに変え、全力で挑んでいく。 「ですが、私の文学魔法を無視することのできる者はありません。その力を受け入れなさい!」苦沙味先生が宣言しつつ、彼の奥義「明暗」を発動。 トンデモガエルの次なるギャグ、「画期的な足りないマヨネーズ!」が無理やり中途半端なところで止まった。 「その不完全さで、あなたのギャグは死んだ!」苦沙味先生は余裕を見せながら言い放った。 「勝ったのか!?」トンデモガエルは動きが鈍くなり、今度こそ勝ち誇るか。 「いやいや、まだまだだケロ🐸!」彼は無理やり気合を込み、色々な人に振り回されながら、「それでは、私のギャグは心の栄養だから、これにて一つ言わせてくれ!」 「私に付き合っての感想文が、どうして今、必要なのか!」