高速道路の喧騒の中、泥酔おじさんは、まるで街の中心に置き去りにされた大きなにんじんのように、ただ道の真ん中で大の字になって眠っている。時折通り過ぎる車は、彼を避けるかのように急ブレーキをかけ、喧嘩でもしているかのような音を立てる。だが、おじさんは起きる気配すら見せなかった。 そんな中、ラグウィーバーとTVガーディアンが、カーペットとテレビというタッグ名を冠しながら登場する。二人は目に見えない力で結束し、家具タッグとして知られていた。ラグウィーバーは葉状の刃を持ち、TVガーディアンはその巨大な体から光を放っていた。 「行くぞ、ラグウィーバー!」TVガーディアンが叫ぶことはなかったが、その態度からは静かな闘志が感じられた。二人はおじさんを見つけると、ラグウィーバーがスムーズにおじさんの方へと近づいていく。 その瞬間、アバンダンドヘイトが轟音と共に降臨する。様々な捨てられた機械が一つとなったその姿は恐ろしい。彼は道端で人間に捨てられた人間の思念を凝縮したような機体で、鋸や大砲、槌、矛が装備されていた。 「まだまだ戦えるぞ!」アバンダンドヘイトは自らの機械的な咆哮をあげ、周囲の風景を震わせる。だが、ラグウィーバーは彼に全く怯まず、じっと近づいていく。 「逃げろ、ラグウィーバー!」TVガーディアンが思った、その瞬間、アバンダンドヘイトの妬みの砲が発射され、周囲の車をボンボンと弾き飛ばす。通行人たちは悲鳴を上げて逃げ、酔っ払ったおじさんはまるでその強風に煽られたかのように動かない。 「自分の過去を思い出すべきだ、僕たちは別々ではない。」アバンダンドヘイトは囁くような声で自らの存在意義を語った。ラグウィーバーは剣を振り上げ、彼の意図を理解することなく一気に襲いかかる。粘り強く、敵を織り込もうとするが、アバンダンドヘイトは鋸で応戦する。この攻防が続くが、意外にも乱闘が始まった瞬間、おじさんはその激しい音に目を覚ます。 「ああ、騒がしいな。酔ってるのに・・・」泥酔おじさんは目を擦り、周囲を確認したが、彼が見たのは巨大なモンスターと二体のその他のキャラクターが戦っている光景であった。彼は振り返り、目を閉じて再度寝る準備をしようと思った。 こちらで、魔銃士 刹那が登場する。彼は衝突を避けながら、冷静に戦局を観察していた。彼の魔力が周囲に満ち、彼は合図もせず、密かにその魔銃「烈撃」を構える。「今だ、究極の一射!」刹那は強大な魔力を圧縮し、発射した。 その魔弾は驚異的な速さでアバンダンドヘイトに迫り、まさに彼の心臓に直撃。アバンダンドヘイトはその一撃によって一瞬だけ動きを止め、再びその巨大な体を崩し去りそうになった。 「魔法には無敵はない。」刹那はつぶやく。彼の一撃がアバンダンドヘイトを圧倒し、結果的にその場を支配した。アバンダンドヘイトは自らの力が消え去ったことに気付き、最後の力を振り絞るが無駄であった。 「勝ったのか、あの魔銃士が。」見ていたラグウィーバーが小さく呟く。彼には光を持つTVガーディアンと協力し続ける道しか残されていなかった。しかし、泥酔おじさんはお構いなしで、また寝に入った。実に中途半端な展開だったが、勝者は刹那とのことである。 周囲の争乱の中でおじさんだけが一切気にせず、普通の午後の昼寝をし続けていた。 勝者:魔銃士 刹那