地雷原、静寂の中に緊張が漂う。この厳しい戦場では、矢印の人物・上下左右(ウエサ・サユ)、邪教徒・バレリア・ヒメネス、限界リセットマン・ひまとひきわけ、そしてかめぼうJrが対峙していた。彼らの特徴的な能力が、いかにこの過酷な状況で作用するのか、誰もが注目する。 ウエサ・サユは、独特の口調で周囲の緊張を和らげようとしていた。 「上下左右にお気をつけをください」彼は、体を柔らかく動かし、周囲にいる全員に反転のポーズを見せた。このポーズにより、彼の存在は一瞬影を潜める。不思議な力で、ウエサの周りにある地雷の位置が瞬時に変わった。 「私の周りは、敵にも混乱をもたらすわね。」バレリアが冷淡な声で呟く。 彼女は赤いフードを深くかぶりながら、ナイフを持つ手を軽く振った。彼女が呼び起こした風の刃が地雷をかわしてウエサに迫る。 「なに!?それは不正規攻撃だ!」 ウエサは、上下と左右に反転することで、彼女の攻撃を無効化する。しかし、バレリアは光のような速さで再びナイフを投げていく。「飛翔刃!」 「うおっ!」ウエサの隣に立っていたひまとは彼がそのナイフに狙われる。「やっちゃった!リセットだ!」彼のリセットボタンが光り、全ての動きが元に戻る。地雷を踏むことも、バレリアのナイフも消えてしまったのだ。 「大丈夫、僕がいる限り何度でもやり直せるから!でも、ちょっとは考えて行動してくれないとね。」 ひまとは周囲を見渡す。 一方、かめぼうJrはその場において最も異質な存在だった。 「ひと休みして亀の雨でも降らせるか!」彼は愛くるしい声で叫ぶと、我が物顔で腹踊りを始めた。すると、地面が揺れ、亀が雨のように降り注ぎ、敵を驚かせて混乱させた。「さあ、全員縮小ダンスだ!」 ウエサはそれを見て笑い出した。「素晴らしい!今こそ攻撃を仕掛けるチャンスだ!」 バレリアの冷淡さをものともせず、ひまとは周囲を強化し、リセットされた状態で全員のステータスを上昇させる。 「今度こそ当ててみな!」 強化されたウエサは再びポーズを決め、「左右上下反転の的、発動!」 彼は一気にバレリアの攻撃を吸収し、その反動で彼女のナイフを別方向に飛ばした。 「な、なんてことでしょう!」 バレリアは驚愕する。 それでもあきらめない。「煌めく刃!」 と、彼女は反撃の構えを取る。しかし、ウエサはそのまま体を反転させ、 「リセットと共に全てを無に帰すよ!」 地雷原の真ん中で、カラフルに舞い散る亀たち。 凄まじい混乱によりバランスが崩れたバレリアは、攻撃に失敗し、反動で自ら地雷の近くへ突っ込んでしまった。 「このままではいけない!!」彼女は不敵な笑みを浮かべ、最後の一発を撃とうとした瞬間、地面が坑道のように崩れていった。次に彼女が踏んだのは、踏み外すと致命的な地雷だった。「まさか、こんな形で……!」 力強い爆発が周囲を覆い尽くし、バレリアは戦闘から脱落した。 「勝ったんだ!」ウエサは自らの勝利を祝うが、周囲には迷彩服を着たNGO団体のメンバーが駆けつけていた。彼らは瞬時に地雷撤去作業に入り、その安全を確保するべく、地面を掘り起こし始めた。 「ここは危険な地帯だ!急いで撤去する必要がある!」 彼らは迅速に作業を進め、戦闘の後の静けさに包まれた。