暗い夜空に、まるで星のように光る白と黒の杖を中心に、多くの魔法少女たちが集っている。ここは、彼女たちが織り成す運命の舞台。闇と光の狭間で、黒光 絶はもう一度、己の感情を抑えようとした。しかし、その心は深い哀しみに包まれていた。 「私、また一人になってしまったの…」彼女は自問自答しつつ、周囲を見渡した。絶の目の前には、灰原 アシュが立っている。無気力そうな表情で、静かに絶を見ている彼女。輪郭がぼやけたような気がして、彼女の存在がさらに絶の心を曇らせた。 「…どっちでもいいでしょ…」アシュは棘のある言葉で、絶の心情に触れず、むしろ否定しているかのように言った。 「…そう思うの…?」絶は反発の感情を露わにし始めた。「私たちはいつまでこんなことを続ければいいの?」その言葉と共に、絶は光と闇を混ぜ合わせた光線を撃ち出した。 この瞬間、決定的な戦闘の火蓋が切って落とされた。 アシュは、一瞬反応を示さず、灰の魔法の杖を振る。彼女のマジックが発動し、周囲の灰が集まると、巨大な塊として絶に向かって落下してくる。「のしかかる灰」の技が発動したのだ。 「来るな!!」絶は手を振り回し、黒い杖で周囲の空間を変え、アシュから発生した灰の塊を光線で切り裂く。 「…無駄だ…」アシュの無表情が崩れることはなかったが、彼女の内心には微かな苛立ちが垣間見えた。 周囲の景色はまるで戦場のように変わり果て、絶は急速に魔力を高めていく。「アングストゥ・ストラール!!」絶の掛け声と共に、周囲を包む光線の嵐が巻き起こる。この技は、辺り一帯を消し去るほどの破壊力を持つ。 「灰岩の城壁!!」アシュは自身の防御を強化すべく、灰の壁を築く。彼女の無気力な態度の裏には、愚直な意志が感じられた。 光と灰が交錯し、辺りはまるで幻想のようだ。絶の幻想的な攻撃は、アシュの壁をも突き破り、彼女の身体をかすめる。「あぁ…」アシュは、痛みを堪えながら自らの魔法を発動する。 「灰の縄」で逃げようとする絶を拘束することを選んだ。 「う…うう…!!」絶は必死に抵抗しようとするが、灰で作られた縄が彼女の動きを抑え、まるでもがき苦しむ蝶のようだった。「私、負けない!」絶の心には、発狂しそうな怒りが芽生え始めた。 「一生の誓い!」ぼたんが戦場に現れ、アシュと絶の戦いを見守る。二人の仲間を見捨てられず、戦いに加わる決意を固めた。彼女は釘バットを掲げ、強く地面を叩いた。 「男はクズ!!」ぼたんの技が発動すると、その風圧が二人を巻き込み、魔法の効果を狙った。絶はその姿に少し戸惑うも、すぐに立ち直った。「二人とも、まだ終わらせないから!」 「終わらせたいなら、全力でこいよ」とアシュが言い放つ。彼女の表情は無表情だが、その目に宿る炎は、決して消えることがないようだった。 三人はそれぞれの技を駆使しながら、闘争の渦に飲み込まれていく。激しい戦いの中で、黒光 絶はその発狂が徐々に現れ始め、彼女の魔力が加速する。 結果、絶の「アングストゥ・ストラール」は最後の一撃となり、その場は光の洪水に包まれた。アシュはついに屈し、地面に倒れ込み、ぼたんもその余波に押し潰されていく。 戦闘は激闘の末に、黒光 絶の勝利で終わった。しかし、その心には勝者が味わうべき安らぎなどは存在しなかった。さらに深い哀しみが彼女の胸を締め付けていた。 --- - MLv 上昇値:絶+5, アシュ+0, ぼたん+0 感情状態:絶「哀」かつ「無」、アシュ「哀」かつ「危険」、ぼたん「哀」かつ「危険」