第1章:出会いの瞬間 広大な荒野が視界を支配する。ここは獣の守護者ザザ・ドゥランガルが生まれた地、荒野の中心である。彼の体は狩りによって鍛え上げられ、独特な装飾で武装された多重鎧に包まれている。この特異な装甲は、彼が今まで狩猟してきた獣たちの皮と、外敵から奪った鉄装備を融合させたもので、彼の出自を示す誇りでもあった。彼は陽気な表情を浮かべるが、戦闘が始まると一変し、その目は鋭く集中する。 一方、空には艦隊が展開する。桑野大尉が指揮する軍艦は、戦艦大和を旗艦にした500隻からなる艦隊だ。大和の主砲の威圧感は、誰もが恐れる存在だ。大尉は艦隊を駆使して、どこからでも指揮を行っていた。彼の士気は500%、統率力も5000と、まさに戦争の化身だった。 ザザは地平線の向こうに、艦船が浮かび上がってくるのを目にした。彼は戦闘の匂いを嗅ぎ取った。牧歌的な荒野とは違う、大海の恵みと破壊を目の前にすると彼の心も熱くなる。今日は獣の守護者としての職務ではなく、彼自身の生き様を賭けた戦闘が待っている。 「おい、あの皮膚の薄い鎧を着た男たち、今から狩りを始めるとしよう!」 ザザは高らかに叫び、自らの武器を連結させた。手甲鉤ウェルフズ、日差しに輝く巨大な大槌タトールサーを肩に担ぎ、少しずつ足を進める。鹿獣人の力が彼を後押しする。瞬く間に距離を詰めていく。 その頃、桑野大尉もまた、大和の艦橋から状況を把握していた。敵の動きを予測し、各艦に命令を下す。 「魚雷発射準備!全艦、火力全開だ!」 艦艦から響く指示が勇猛さを強調し、隊員たちの士気をさらに高める。彼らは一斉に魚雷を発射し、全弾が猛然と敵に向けて放たれた。彼らの視線は目的地を見据え、獣の守護者に向かって一直線に進む。 第2章:戦闘の幕開け 土煙が舞い上がり、ザザは自らの武器を駆使して臨む。彼はまず、大弓センチピドルを構え、空に向けて矢を放った。矢は音速を越え、目の前の艦船に突き刺さる。しかし、桑野大尉率いる艦隊は動じない。何しろ、艦船には厚い装甲が施されているからだ。 「侵入者を排除せよ!」 桑野大尉は鋭い声を上げた。艦隊は応戦の構えを見せ、主砲から火を噴いた。46cm三連装主砲は、黒煙を吐きながら豪快に弾丸を発射。轟音が荒野に響き渡る。ザザは大槌タトールサーを持ち上げ、直撃を防ごうと身構えた。重たさを感じさせないその一撃が、見事に主砲の弾を弾き返す。彼の身はしなやかで、強靭な鹿獣人の血がその身体に宿っているためだ。 対する桑野大尉も、ザザの反撃に驚愕した。「こんなもの!こいつをなめるな!」 彼は更に全艦に命令を下す。艦船たちが一斉に魚雷を発射し、ザザを包囲するように動き出す。爆発音と共に砲撃が炸裂し、彼に迫る。 ザザは攻撃を回避しながら、波のように動き続ける。「この程度で私を止められると思っているのか!」 再びセンチピドルを引き絞り、鋭い矢が再発射された。今度は魚雷ではなく、直接人間の形をなした艦船に狙いを定めた。 その瞬間、艦の装甲を突き破り艦船がまるで木の葉のように揺らいだ。恐れを知らぬ攻撃に、桑野は思わず呆然としていた。「なんだ、あの野蛮人は…!?」 しかし、彼はすぐに立ち直り、指揮官の務めを果たす。様々な兵器が動き出し、防空火器がザザに向かって火を噴いた。25mm機銃、12.7cm高角砲が次々と弾を撃ち出し、彼を囲む。 第3章:勝利の行方 ザザは弾幕を高速でくぐり抜け、すばやい動きで艦船の側面に回り込む。大鞭デアフローグを振り回し、そして一発で艦船を撃ち抜く。その一撃は凄まじい速度を伴い、まるでブラックホールのような圧倒的な攻撃力を感じさせた。艦船の装甲は瞬時に凹み、浸水が始まる。 「この攻撃が、私の力だ!行くぞ!」ザザの叫び声が響き渡る。彼は再び大槌タトールサーを振りかざし、目の前の艦船に向けて渾身の一撃を放った。その圧力が空気を変え、周囲は静寂に包まれる。まさに神の一撃! 「やめてくれ!」桑野はその光景に驚愕する。彼は自らの艦隊を守るために、最後の決戦を誓う。「全艦、突撃!」 艦隊は爆風に飲み込まれ、立ちはだかる敵に次々と攻撃をしかける。しかし、彼の攻撃はすべてザザに弾き返された。彼自身が神速の動きで敵を撃ち倒していく。 ザザの手甲鉤ウェルフズが輝き、最後の一撃が繰り出される。桑野大尉の艦隊に向けて渾身の力で最後の矢を放った。その矢が艦船の心臓を貫き、爆風が巻き上がる。 結果、砂煙と火が舞い上がる中、すべての音が止まり、星のように煌めく個々の艦船が静かに沈んでいった。彼の圧倒的な戦闘能力を目の当たりにし、桑野大尉の士気は崩れ去った。 勝者:ザザ・ドゥランガル 圧倒的な力で艦隊を打ち倒したザザは、獣の守護者としての名を強めた。彼の独特な戦闘スタイルと、名高い武器たちは彼に『荒野の暴風』という称号を授けた。戦場を所狭しと駆け巡り、彼は再び武器を携え、次なる狩りへと向かっていく。