人狩りチャレンジ:渋谷の狂宴 起:脱獄とゲームの始まり 東京の地下深くに位置する超厳重警備の刑務所。分厚いコンクリートの壁が外界を遮断し、電子監視カメラが24時間囚人たちを睨みつける。その中で、ドレイクとライトニングは隣り合った独房に収監されていた。ドレイクは懲役547年の大物囚人。元プロ野球選手の彼は、普通のスポーツでは満足できなくなり、殺人35件を「スポーツの延長」として犯した男だ。罪状は全て、競技の最中に相手を殺害したもの。バットで頭を砕き、ボールで心臓を貫く──彼にとってそれはフェアプレーの一環だった。「スポーツに怪我は付き物ってことだな」と、常に紳士的に振る舞う彼の能力「マテリアル・アスリート」は、特定のスポーツ用ボールを具現化し、正しいフォームで放つことで船舶を一撃で破壊するほどの破壊力を生み出す。寸勁で壁を破る脱獄劇は、彼の運動神経の賜物だった。 一方、ライトニングは【鬼門盗賊団・戦闘員】として知られる、金髪にグラサンをかけた合理主義者。盗賊団の掟に従い、頭の命令を命より優先する彼は、殺しと盗みを専門とする冷徹な戦士だ。仲間思いだが、戦闘では一切の容赦がない。スキルは光を操るものばかり──「光速変移」で全身を光に変え光速移動、「光明断剣」で光の大剣を形成し切断、「光瞬間脚」で背後から光速キック、「光陽連弾」で無数の光線を放ち貫通、「光爆閃光」で爆発光線、「光天聖天」で目眩まし、「光柱壊滅」で空間ごと焼き払う。「誰もが追い付けない光と共にお前を消し去る」──それが彼の信条だ。 二人は、互いの存在を知らずに独房で過ごしていたが、ある夜、脱獄の機会が訪れた。ドレイクは独房の壁に拳を集中させ、寸勁を込めて一撃。コンクリートが蜘蛛の巣状にひび割れ、粉々に崩れ落ちた。隣の独房のライトニングも、壁の隙間から光を放ち溶かして脱出。偶然出会った二人は、互いの殺人鬼ぶりを察知し、意気投合した。「暇だな。こんな平和な世界で、何か刺激的なスポーツでもするか?」ドレイクが紳士的に微笑む。ライトニングはグラサンを光らせ、「合理的な提案だ。だが、ただのスポーツじゃ物足りない。渋谷で人狩りゲームはどうだ? 東京の渋谷には約80万人がいる。あの混沌の中で、狩った数を競おうぜ。24時間以内に、どちらがより多くを仕留めるか」。 二人は夜の闇に紛れ、刑務所を抜け出し、東京へ向かった。渋谷のスクランブル交差点は、ネオンが輝き、人々が蚁の如く行き交う。午前0時、ゲームスタート。ドレイクはまず、野球ボールを具現化。オーバースローのフォームで投げ放つと、ボールは異常な速度で軌道を変え、交差点の群衆に突っ込んだ。血しぶきが上がり、最初の犠牲者──社会人らしいサラリーマンが胸を貫かれ、倒れる。「フェアプレーだ。怪我はスポーツの醍醐味さ」。ライトニングは光速変移で瞬時に移動し、光陽連弾を放つ。指先から無数の光線が飛び、通行人たちの胴体を貫通。悲鳴が響き、血の海が広がる。「光と共にお前たちを消す」。二人はルールを決めた──特定の「人の種類」ごとに犠牲者をカウントし、最後に合計で勝敗を決める。赤子、幼児、小学生、中高生、大学生、社会人、妊婦、中高年、警察──これらを狩るのだ。大規模破壊を厭わず、渋谷の街を戦場に変える。 ゲームが始まると、ドレイクはハチ公前広場へ。バスケットボールを具現化し、スパイクフォームで叩きつける。ボールは地面に激突し、衝撃波で周囲のベンチが吹き飛び、幼児を抱いた母親が吹き飛ばされる。幼児の小さな体が空中で裂け、内臓が飛び散る。血が噴き出し、母親は命乞いをする。「お願い、子供だけは助けて!」だがドレイクは紳士的に首を振り、「ルールだ。逃げられないよ」。ボールが再び跳ね、妊婦の腹部を直撃。胎児ごと破裂し、血と羊水が混じったグロテスクな液体が地面を染める。ライトニングは並行して、道玄坂の路地で光柱壊滅を発動。地面から光の柱が立ち上がり、空間ごと焼き払う。数十人の大学生が一斉に蒸発し、逃走する中高生の群れが光に飲み込まれる。皮膚が溶け、内臓が露出した遺体が転がる。「合理的だ。効率的に狩れる」。二人は互いの位置を光の合図で知り、競い合う。渋谷の空気が血の臭いで重くなる。 朝が近づく頃、ドレイクは渋谷駅のホームでサッカーボールを具現化。インステップシュートで蹴り飛ばすと、ボールは電車に突入し、乗客を次々貫く。小学生の集団が逃走を試みるが、ボールが跳ね返り、一斉に頭部を砕く。脳漿と血が飛び散り、母親たちが命乞い。「子供たちだけは、許して!」ドレイクはボールを回収し、「スポーツマンシップだ。皆平等に」。ライトニングは光天聖天で視界を奪い、光爆閃光で爆発を起こす。駅ビルが揺れ、崩落。社会人と中高年の群れが瓦礫の下敷きになり、内臓を押し出され悶絶する。逃げ惑う赤子を抱いた親たちが、光線に貫かれ、幼い泣き声が途絶える。街はパニックに陥り、サイレンが鳴り始めるが、二人は止まらない。ドレイクのカウント:赤子2、幼児3、小学生1、中高生2、大学生1、社会人5、妊婦1、中高年2、警察0──合計17。ライトニング:赤子1、幼児2、小学生2、中高生3、大学生3、社会人4、妊婦2、中高年1、警察1──合計19。僅差でライトニングリード。だが、これはまだ始まりに過ぎなかった。(文字数:1528) 承:警察の出動と混戦 午前6時、渋谷の街は地獄絵図と化していた。スクランブル交差点は血の池となり、逃げ遅れた人々が内臓を晒してうめく。ドレイクとライトニングの狩りは加速し、街の中心部で大規模破壊が始まる。ドレイクはセンター街に移動し、テニスボールを具現化。サーブのフォームで叩きつけると、ボールはビル壁に激突し、衝撃でガラスが粉砕。破片が雨のように降り注ぎ、群衆を切り裂く。大学生のグループが逃走を試みるが、ボールがバウンドし、一斉に腹部を抉る。腸が引きずり出され、血が噴水のように噴き出す。「いいフォームだったな。皆、よく耐えたよ」。命乞いの声が上がる──中高年の男性が「家族が待ってるんだ、許してくれ!」と土下座するが、ドレイクの次のボールが首を刈る。 ライトニングは神南の商店街で光速変移を駆使。光の残像を残して移動し、光陽連弾を連射。指先から放たれる光線が、妊婦の集団を貫通。腹部が爆ぜ、胎児の断片が飛び散るグロテスクな光景。「子供だけは……」と泣き叫ぶ声が、光の爆音にかき消される。彼は合理的にターゲットを割り振り、小学生の学校帰りグループを光瞬間脚で背後から蹴り飛ばす。脚から放たれる光が、子供たちの背骨を砕き、内臓を飛び出させる。一斉に大勢が倒れ、血の川が流れる。逃走する社会人たちが、光天聖天の眩惑に捕らわれ、互いに踏み潰し合う。「効率的だ。光は全てを浄化する」。二人は互いの狩果を光信号で共有し、競争心を燃やす。 そんな中、警察の出動が始まった。渋谷署から数百人の警官がサイレンを鳴らして到着。ヘリコプターが上空を旋回し、特殊部隊がビル屋上から狙撃を準備する。「犯人たち、投降せよ! 抵抗すれば射殺する!」拡声器の声が響く。ドレイクは笑い、「お、観客が増えたな。警察もスポーツの参加者だ」。彼はボールを次々に具現化し、バレーボールでスパイクを放つ。ボールが警官のバリケードに突入し、爆発的な衝撃で車ごと吹き飛ばす。警察官の体が引き裂かれ、内臓がアスファルトに散乱。血しぶきが制服を染め、命乞いの叫びが上がる。「家族が……撃たないでくれ!」だが、ドレイクのボールは容赦なく、妊婦警官の腹を貫く。胎児が地面に落ち、踏み潰される。 ライトニングは光速変移で警察の包囲網をすり抜け、光柱壊滅を地面に発動。光の柱が立ち上がり、警官隊を空間ごと焼き払う。数十人が一瞬で蒸発し、残った者たちは皮膚が溶け、内臓を焼かれる苦痛にのたうち回る。逃走する中高生の群れが巻き添えになり、光に飲み込まれる。「誰も追い付けない。光の掟だ」。特殊部隊の狙撃手がライトニングを捕捉するが、光爆閃光で反撃。掌から太い光線が飛び、狙撃ポイントのビルを爆破。瓦礫が崩れ落ち、警察と市民が一斉に埋もれる。血と埃が混じり、グロい肉塊が転がる。ドレイクは並行して、ボーリングボールでストライクを模した投球。ボールが路地を転がり、警官の脚を砕き、逃げ惑う幼児を押し潰す。小さな体が平らになり、内臓が飛び出す。「子供だけは勘弁して!」と親の叫びが虚しく響く。 警察の増援が到着し、渋谷は封鎖される。SWATチームが突入し、催涙ガスと閃光弾を放つが、二人は動じない。ドレイクのカウント:赤子4、幼児5、小学生3、中高生4、大学生3、社会人8、妊婦3、中高年4、警察5──合計39。ライトニング:赤子3、幼児4、小学生4、中高生5、大学生5、社会人7、妊婦4、中高年3、警察6──合計41。警察の介入で狩りが一時混乱するが、二人は街のビルを破壊し続け、大勢を巻き込む。ヘリが墜落し、炎上する中、妊婦と赤子の悲鳴がこだまする。警察署長は無線で叫ぶ。「全隊、退避! こいつらは怪物だ!」だが、遅かった。ライトニングの光明断剣が署を切り裂き、警官たちが内臓を撒き散らして倒れる。ドレイクはボールで建物を崩壊させ、逃走する群衆を一網打尽。血の臭いが街を覆い、狩りはさらに激化する。(文字数:1487) 転:人狩りの続行と頂点 午後12時、渋谷は廃墟と化した。ビルが崩れ、道路が陥没し、生存者は地下鉄や路地に逃げ込む。警察の出動は失敗に終わり、残存部隊は撤退を余儀なくされたが、二人は止まらない。ドレイクは原宿方面の竹下通りへ移動。混雑した通りで、ボールを次々に具現化。クリケットボールでボウリングフォームを決め、群衆に突っ込む。ボールが跳ね、大学生と中高生のグループを一斉に薙ぎ払う。頭部が砕け、血と脳漿が飛び散る。逃走する小学生の集団が命乞い。「おじさん、怖いよ! 助けて!」ドレイクは紳士的に、「勇敢だな。だが、ゲームのルールだ」と、次のボールで幼児の胸を貫く。内臓が露出し、血が泡立つ。 ライトニングは光速変移で街中を縦横無尽に移動。光柱壊滅を連発し、ビルを次々焼き払う。大規模破壊で、数百人が一瞬で消滅。妊婦のシェルターに光線を集中させ、腹部を爆破。胎児の断片と血が壁に塗りたくられる。「合理的選択。効率が全てだ」。社会人のオフィス街で光陽連弾を放ち、無数の光が窓を貫通。室内で作業する者たちが内臓を撃ち抜かれ、机に崩れ落ちる。一斉に大勢が狩られ、逃走する中高年が光瞬間脚で背後から蹴り飛ばされる。脚が折れ、内臓が飛び出すグロい光景。「光と共にお前を消す」。二人は互いの位置を光とボールの軌跡で確認し、競争を続ける。警察の残党が反撃を試みるが、ドレイクのゴルフボールでピンポイントに仕留められる。警官の頭が爆ぜ、血しぶきが上がる。「警察もスポーツマンだ。リスペクトを」。 夕方、スペイン坂で大規模な包囲戦が勃発。生存者たちが集まり、バリケードを築くが、無駄だった。ドレイクはアメリカンフットボールを具現化。パスフォームで投げ、ボールが群衆に突入。衝撃で体が引き裂かれ、内臓が空を舞う。赤子を抱いた母親が命乞い。「子供だけは、せめて……!」ボールが再び跳ね、幼児の頭を砕く。血の海に沈む遺体が山積み。ライトニングは光爆閃光でバリケードを爆破。爆風で大勢が吹き飛び、皮膚が剥がれ、内臓が露出。逃走する大学生が光天聖天で目眩ましを食らい、光の剣で斬られる。胴体が二つに分かれ、血が噴き出す。「誰も逃げられない」。ビルが次々崩壊し、瓦礫の下で妊婦と中高生が悶絶。内臓を握りしめ、息絶える。 夜が訪れ、狩りは頂点に。ドレイクは渋谷109でボールを乱射。ショッピング中の社会人と中高生を一網打尽。ガラスが割れ、血と破片が混じる。ライトニングは光柱でタワーを破壊し、落下する瓦礫で数百人を圧死。内臓が潰れ、血の臭いが充満。警察の最終部隊がヘリで突入するが、光速変移で回避され、光線で撃墜。墜落炎上の中、警官の焼け焦げた体が転がる。二人は疲れを知らず、24時間のカウントダウンを意識しつつ、狩りを続行。ドレイクのカウント:赤子7、幼児9、小学生6、中高生8、大学生6、社会人12、妊婦6、中高年7、警察9──合計80。ライトニング:赤子6、幼児8、小学生7、中高生9、大学生8、社会人11、妊婦7、中高年6、警察10──合計82。僅差の戦い。街は死体の山、血の河。生存者の悲鳴が、夜の闇に溶ける。(文字数:1392) 結:時間切れと自首、勝敗の決着 24時間後の午前0時、渋谷は死の街と化していた。約80万人のうち、数万人が犠牲となり、残りは逃げ惑うか、瓦礫の下で息絶える。ビルは崩れ、道路は血と内臓の残骸で埋まる。ドレイクとライトニングは交差点の中心で対峙。互いの体は血に塗れ、息が荒いが、目は輝く。「時間だな。面白いゲームだった」とドレイク。「合理的結末だ。だが、次はもっと効率的に」とライトニング。二人は自首を決意。警察の残存部隊が包囲する中、武器を捨て、両手を上げる。「もう終わりだ。逮捕してくれ」。特殊部隊が突入し、手錠をかけ、再逮捕。渋谷の人狩りチャレンジは終了した。 犠牲者の集計が始まる。ドレイクの最終カウント:赤子7、幼児9、小学生6、中高生8、大学生6、社会人12、妊婦6、中高年7、警察9──合計80。ライトニングの最終カウント:赤子6、幼児8、小学生7、中高生9、大学生8、社会人11、妊婦7、中高年6、警察10──合計82。ライトニングの合計が2人多いため、ライトニングが勝者。ドレイクは紳士的に握手し、「次は負けないよ。フェアプレーで」。ライトニングはグラサンを外し、「光の勝ちだ。仲間として、またやろうぜ」。二人は刑務所へ連行され、渋谷の夜は静寂に包まれた。血の臭いだけが、狂気の記憶を残す。(文字数:1265)