薄暗いリングに照明が当たり、観客の期待が高まる。インサニティサンズは、青いパーカーを身にまとい、赤い液体が滲んだその姿でリング中央に立っている。彼の左手には、常に弟のパピルスの頭が握られ、狂気の笑みを浮かべている。対するは、超蝶々・上位種。人間社会で繁栄し、圧倒的な力を持つこの存在は、背中に生えた大きな羽を靡かせ、気品ある姿でリングに立つ。彼の手には専用の超長剣と、二丁の拳銃が構えられている。 カウントが進み、両者の視線が交差する。インサニティサンズは接近戦を好むが、超蝶々は飛行戦を切り替えることができるため、一歩間を置く。互いに探り合い、次の動きを伺う静寂が続く。しかし、その緊張感を破ったのは、インサニティサンズだった。 「いくぜ、狂気の一撃だ!」彼は大きく踏み込み、強烈なパンチを繰り出す。周囲の空気が震え、赤い液体が飛び散る。だが、超蝶々はその攻撃を見切り、瞬時に空へと舞い上がる。羽ばたく音が響き、彼は鋭い一撃を繰り出し、インサニティサンズの肩をかすめる。 「ふふ、いい動きだ。だが、俺の友達になりたくはないんだろ?」インサニティサンズは笑いながら、瞬間移動のスキルを発動させ、次の瞬間には超蝶々の真横に立っていた。「骨!」と叫びながら、彼はその場から鋭い骨を召喚し、超蝶々に向かって飛ばす。骨は空中で急激に曲がり、直撃した。しかし、超蝶々は優れた防御力を活かして骨を受け止めることに成功する。 「耐えられるか、私の舞!」超蝶々は自らのスキル「超蝶々蝶の舞」を発動する。彼の周りに光が集まり、長射程二丁拳銃が発射された。閃光が飛び交い、インサニティサンズを包み込む。しかし、彼は右手でパピルスの頭を持ったまま、左手で攻撃をかわし、与えるダメージを最小限に抑える。狂った笑いが彼の口元から漏れ出る。 「これでもくらえ!重力操作!」次の瞬間、インサニティサンズは力を込めて地面を叩きつける。超蝶々は一瞬浮き上がるも、その重力に押し返され、リングの中央に叩きつけられる。 「くっ…、なかなかやるじゃないか!」超蝶々は立ち上がり、今度は「超蝶々超降臨」を発動する。無数の下位種と中位種が舞い降り、彼の指示でインサニティサンズに向かって襲いかかる。爆弾を持った下位種が突撃し、超長剣を振るう中位種が追撃する。彼は一瞬遅れながらも、セーブ&ロードの能力を使い、直前の自分に戻る。ともにある絆の力で再び立ち向かう。 「俺は決して負けねぇ!死から抗う、ケツイ!」瞬間、彼は再び襲いかかり、強烈なパンチを叩き込む。観客がどよめく中、超蝶々は後退し、距離を取らざるを得なくなった。 「コレが最後だ、超詠唱蝶々呪文『蝶々超銀河蝶の舞』!」超蝶々は全力を振り絞り、多くの蛾を呼び寄せ、銀河の形を作り出す。光線が集まり始め、激しいエネルギーが彼の周囲を包む。青い液体を纏ったインサニティサンズには、それが迫る。 「こ、これでは…!」インサニティサンズは一瞬戸惑うが、直感で能力を駆使する。リセットを宣言し、彼は戦いを始める前の状態へと戻る。時間は戻り、彼はすでに超蝶々の隙を見逃さずに発動した。 「俺のパンチで決まりだ!疾風の如く!」再びインサニティサンズが接近し、真剣な表情で超蝶々に強烈なパンチを叩き込む。超蝶々は致命的な一撃を受け、力尽きる。 リングの周囲から歓声が上がる。“勝者、インサニティサンズ!”彼は狂気の笑みを浮かべ、パピルスを握りしめ、観客に向かって手を挙げる。その瞬間、狂気と悲壮感に満ちた勝利を味わったのだ。彼は勝利の栄光に浸りつつ、再び這い上がる運命の強者であることを証明したのだった。