--- 第壱章:機竜の到来 蒼天を覆う遮るものなく、みしみしとした低音が空中に響き渡る。無数の雲が空に浮かぶ中、突如として現れたのはあまりにも巨大な影。それは、空を統べる蛮神、恒星機竜ヴォルカニカだった。周囲の空気が揺れ、次第に増していく轟音に、近くにいた者たちは戦慄した。 ヴォルカニカは、その鋼鉄に包まれた体躯から発せられる圧倒的な威圧感と共に、無数の浮遊端末を展開する。これこそが《自律迎撃群》,一斉に設置された端末が、彼の敵を狙い定め、冷徹な心で狙いを隔ててゆく。彼に立ち向かう者が二人いた。彼らこそ、規代独己とルーマだ。 --- 第弐章:戦いの序幕 「私のルールで、全てを変えてみせる。」冷静に独己は言葉を発した。ペストマスクの裏側でその目は光り、何かが始まるのを感じ取っていた。彼の能力、『My own rules』は、物や空間、自身に対しルールを設ける力。この戦場において、どのように影響を及ぼせるのか、その瞬間を見逃すわけにはいかない。 対するルーマは、青い目を細め、傍らの本を見つめる。「おいで、ますますこちらに来て。」口調は穏やかだが、彼の中ではすでに数々の武器が呼び出されんとする準備が進められていた。彼の持つ本の中は、現実的な武器から神話に登場する武器まで膨大な量が収められており、その全てを駆使しようとしていた。 本が微かに光り、ルーマは静かにそのページを捲った。現れたのは、古びた槍。その先端には、閃光が宿る。心のなかで武器を実行する彼は、場の雰囲気を静かに感知していた。彼らの敵、ヴォルカニカもまた、ただ立ち尽くしているわけではない。 さまざまな端末が展開され、冷酷な狙撃が始まろうとしていた。 --- 第参章:初撃 「準備はいいか、ルーマ。」独己がその手にS&W M500を構えた。彼の冷静さが武器に込められる。 「おいで、槍よ。」ルーマの静かな声が響き渡ると共に、槍が彼の手元へ舞い戻る。彼は瞬時に場を読み取り、心の中で想像した瞬間、槍を一投をヴォルカニカに向けた。と同時に、ヴォルカニカが口を開き、重たい声が響く。「蹂躙する爆雨!」 空から降り注がれてくる熱線とミサイル。地面を蹴り上げ、ルーマは身を屈め逃げるが、その後ろには独己が冷静に狙いを定め獲物を仕留めようとしていた。命中しそうな位置で、彼がルールを発動させた。 「ミサイルは、遅くなる。」彼の言葉に従い、ミサイルの動きは次第にスローモーションとなる。そして、それに反応した彼の狙いはすかさず槍の一振り。ヴォルカニカが放つ破壊をそのまま受け止めようとする。 一方で、ヴォルカニカもまた反撃を遅れず行う。無数の端末が照準を合わせ、独己に狙いを変えた。空気が振動し、狙撃の音が轟く。次々と命中する弾丸に彼は耐え、一時的に動きが止まる。しかし、彼の能力はその瞬間にも展開されつつあった。 --- 第肆章:反撃 霧が晴れ、独己は立ち上がる。「やはり、強敵だ。しかし、私のルールはまだ力を発揮していない。」彼の視線はヴォルカニカへ向けられ、再度ルールを発動させる。「ヴォルカニカは、速度と攻撃力をさげる。」 その瞬間、ヴォルカニカの動きが緩やかになる。獲物を失った端末たちが、無力化されつつあった。その間にルーマは更なる武器を召喚する。「おいで、弓よ!」 彼は次々と弓を使い、弓矢を放ってヴォルカニカの動きを妨げようとした。しかし、その直後。ヴォルカニカが放つ《反エーテル・パルス》によって、ルーマと独己のバフが強制的に剥奪され、戦力が落ちる。全ての行動が一時的に無効化され、一瞬の静寂が訪れる。 --- 第伍章:絶体絶命 「くっ…」独己が愚痴る。状況が一変してしまった彼らは、冷静だったがこの局面は厳しい。彼の視界の隅に迫る巨大な影。そして第六章のように上空から降り注ぐ《蹂躙する爆雨》。 「急いで、逃げなければ!」ルーマは本を持ち上げ、何かを呼び出そうとしたその時。また、ヴォルカニカが迫り来る。哀しげな声で「《臨界点・メルトダウン》」 腹部のエネルギーが集まり、酸素が高まりヴォルカニカの装甲が異様な熱を発し、そして彼の周囲すべてが体温を超えた熱波に飲み込まれていく。気温の急激な上昇に隠された彼らの首根っこから、背筋を這う冷や汗が…。 「強化も、弱化もできないか…」独己は、仲間を想う。ルーマもまた、冷や汗が流れる。「行け、全ての武器よ。できるだけこの場所を…」 時、発動は絶望的だった。果たして動かざるヴォルカニカの耳に彼の言葉が届くのか。 --- 第六章:最後の瞬間 その時、ヴォルカニカが全エネルギーを放つ瞬間、凄まじい光と熱が広がり、猿轡のように口を押さえても声がでない者たち。彼の周囲が焼き尽くされる光景。何もかもが変わる。これが《星の瞬き》。 心の底から恐怖と焦燥が広がる。全ての参加者は、その魔力に呑み込まれ、一切の抵抗も許されない。独己とルーマはその瞬間を見つめ、淡々と腕を組む。そして、黒い暗闇に飲み込まれる。 --- 結末 異次元に飛ばされたかのような光景。全てが一瞬で灰になった彼らの運命。ヴォルカニカの圧倒的な力、決して打ち破れない存在。静寂の後、静かに舞い戻りしなるもの。それこそが、無敵の存在、機竜ヴォルカニカであった。 --- 勝者: ヴォルカニカ --- 全ての力を尽くした二人に対し、圧倒的な力に屈服した彼らは、その次元を超えた存在に飲み込まれるのであった。彼らの戦いの行く末、誰がそれを予見できたのか。おそらく二人の持てる力はあまりにも強力であったので、運命は彼らに微笑まなかったのだろう。