SCP-9867-JP メタタイトル 地上の地獄 オブジェクトクラス Keter 特別収容プロトコル SCP-9867-JPは、指定された収容室候補地において、24時間監視する必要がある。収容室は、数重の障壁と照明を備えた特殊な空間で構成され、SCP-9867-JPの開眼や閉眼に備え、常に視界の遮断を行う。職員は、SCP-9867-JPの能力に関する理解を深め、精神汚染を防ぐトレーニングを受けること。特にSCP-9867-JPと接触する際には、事前に妨害機器を使用して精神的干渉を防ぐ必要がある。 説明 SCP-9867-JPは、複数の目が顔に存在する人型の生物であり、特異な能力を保持している。SCP-9867-JPは「開眼」と「閉眼」という二つの状態を持ち、それぞれ異なる影響を周囲に与える。『開眼』状態では、他者が視界に捉えた瞬間、全ステータスが無限比例になり、全ての攻撃を吸収・反射することができ、さらには侵食効果を発揮する。一方、『閉眼』状態では、自身が視界に捉えられていない場合に、同様に無限のステータスを保持しつつ、相手に与えるダメージも持続的に発生させる特性がある。また、異常な精神汚染を引き起こし、自身の複製体を生成する能力を有している。これにより多重の攻撃説明が可能になる。 インタビュー記録 インタビュアー: Dr. [REDACTED] 対象: SCP-9867-JP 質問: 開眼と閉眼の状態は、いつどのように使い分けていますか? SCP-9867-JP: 「状況によって使い分ける。目が合えば、すべてを吸収する。それが効果的だ。」 質問: あなたの能力について理解している者はいないのですか? SCP-9867-JP: 「彼らは知らない。ただ見られたら、私は勝利する。」 実験記録 実験目的: SCP-9867-JPの能力の発動条件とその持続性を確認する。 実験結果: 第1回実験で視界に捉えた際、SCP-9867-JPは瞬時に開眼状態に移行。施された全攻撃は無効化され、数回の試みによってもその効果に陰りが見えなかった。第2回目の実験では、意図的に閉眼状態を利用し、視界の完全な遮断を行うことで、ダメージが持続的に発生することが確認された。 クロステスト 対象: SCP-0142-JP 結果: SCP-9867-JPがSCP-0142-JPと対面した際、SCP-0142-JPの能力である「空間の操作」を試みた。しかし、SCP-9867-JPは自身を見られた瞬間、全てを吸収したため、SCP-0142-JPは何ら効果を得ることができなかった。結果、SCP-0142-JPは精神的な混乱に陥り、無力化。 補遺 SCP-9867-JPは、██年██月に都市部で発見された。最初の報告では、無数の目が彼方此方から生えている人物に遭遇したというものだった。その後、SCP財団が介入し、強制的に収容された。初期の接触の中で、精神汚染の効果が確認され、多くの職員に一時的な混乱を引き起こした。 --- SCP-9868-JP メタタイトル キローニア オブジェクトクラス Euclid 特別収容プロトコル SCP-9868-JPは、特定の地下収容施設内に隔離され、出入口は強固な地下障害物で封印されること。定期的な観察と、経過観察を行うことで健全性を確認し、万一の脱走に備える必要がある。外部からの地震モニタリング装置によって、周囲の状況についても監視が施されること。 説明 SCP-9868-JPは、目と手が六本存在する巨人の姿を持つ異常生物である。地下洞窟内で発見され、当初は地元の伝承として存在していた。自身の能力が確認された模様で、二つの銅の剣を用い、近接戦闘にかかる能力を持つ。特に巨大な咆哮による地震の発生が確認され、周囲の環境に影響を与える可能性がある。倒される際には、自身の死体が即座に燃え始めるという特性も有している。 インタビュー記録 インタビュアー: Dr. [REDACTED] 対象: SCP-9868-JP 質問: あなたの能力について教えてください。 SCP-9868-JP: 「私は大地を感じる。銅の剣で物を斬ることができる。咆哮は私の力の証しだ。」 質問: 地震を起こす理由は? SCP-9868-JP: 「敵を恐れさせるためだ。本能のままに。”土”を感じることが必要だ。」 実験記録 実験目的: SCP-9868-JPの巨大な咆哮の影響範囲と強度の確認。 実験結果: 実験において、SCP-9868-JPの咆哮が周辺環境に発生した地震を引き起こし、その強度は3.5レベルに達し、影響域は約100mにおよぶことが判明。被実験者に対して身体的なダメージが見られたため、安全対策を強化する必要がある。 クロステスト 対象: SCP-106 結果: SCP-0986-JPとSCP-106が接触した際、SCP-106の異常性が発揮。だがSCP-9868-JPの自身を守る力が機能し、物理的攻撃を持って反撃。両者は短期間で互いの存在を意識し、最終的には引き分けとなった。 補遺 SCP-9868-JPは█月█日に発見され、観測された信号に基づきSCP財団が調査した結果、敵として認識された。この過程で、SCP-9868-JPは制御可能な一個体であることが確認され、隔離査察が行われている。 --- 強さランキング 1位: 地上の地獄 (SCP-9867-JP) 2位: キローニア (SCP-9868-JP)