夜が深まり、静寂が世界を包み込む中、異形の軍勢が出現した。彼らはまるで闇の中から這い出てきたかのように、暴力的な爪や牙を武器に参加者たちに襲い掛かる。この場に集まったのは、水の力を操るシゼイル、師の意志を継ぐノートリアス、そして機体「RED」に搭乗する紅目の三人。彼女たちはそれぞれ独自の技能を駆使し、誰一人として敵に立ち向かうために撤退を選ぶことは無かった。 「夜明けは遠い、まだ楽しもうじゃないか。」 シゼイルは冷淡な口調で呟きながら、両手に集めた水を激流に変え、爪の形をした水の鋭さで真っ直ぐに迫る異形に向かって突進する。彼女の水猟は、敵を鋭く刻み、瞬時に敵を執拗に削いでいった。小柄な体格を活かし、敵の間をすり抜けながら、その行動はまるで獲物を狩る捕食者そのものだった。 その横では、ノートリアスが静かに仕込み刀を構え、背後には大蛇「清姫」がその姿を誇示する。「怪我をしたくなかったら帰るといいよ?」彼女は冷静に敵を見据え、二つの戦闘スタイルを駆使していた。仕込み刀での巧妙な防御からの反撃は、異形の攻撃をことごとく切り裂き、反撃のチャンスを見逃すことは無かった。 「任せたよ『清姫』!」 「はーい!お姉さま!」 その言葉が掛けられると、大蛇は吼え上がり、炎を吐き出して真っ赤な光で敵を焼き払う。しかし、ノートリアスはその時でも冷静に周囲を見渡し、時折手帳に言葉を書き込み、敵の攻撃を無力化させる魔術を発動していた。 「シゼイル、そこだ!」 機体に乗った紅目が声を上げる。彼女はレーザー照射装置「紅」と装甲貫通レーザー発射装置「緋」を用いて、遠距離からの攻撃を緻密に行っていた。紫色の光線が虚空を切り裂き、次々と攻撃を受ける異形の軍勢。それにより、異形たちが集まってくるところを、紅目の冷静な思考で推測し、次の行動を定めていた。 「紅緋赤三重奏、発動!」 紅目の叫び声のもと、彼女の機体が炎を纏い、三つの光が一つに集結。発射された攻撃は異形の急所を狙い、強大な力で貫通していく。迫り来る敵を一網打尽にしていくその働き。まさに、戦場に咲く美しい花のようだった。 戦闘が続いて10分が経過していた。仲間たちが連携し合い、心地良い共闘の感覚が生まれていた。シゼイルの流れる激流、ノートリアスの創作魔術、紅目の精密射撃。互いにそれぞれの役割を果たし、常に隙を見せずに立ち向かっていた。 「みんな、もう少しだ!まだまだいける!」 シゼイルの言葉に、仲間たちも一丸となり声をあげた。冷酷な少女の言葉ではあったが、彼女の目には確かな情熱が渦巻いていた。自分に対する引け目をこらえつつ、仲間たちと共に戦うことで何かが変わることを望んでいたからだ。 「次は私の番!」 ノートリアスの創作魔術が発動し、仲間たちの力を引き出していく。彼女の策略は的確に敵の攻撃を惹きつけ、反撃のタイミングを与えていた。清姫の鋭い牙が敵の注意を引く中、反撃の一撃をノートリアスは巧みにカウントした。 「みんなの力、信じてるから!」 敵が湧き出る中、シゼイルは皆を鼓舞し続けた。彼女の言葉が仲間たちの心に響き、絶え間なく出現してくる異形の軍勢に対抗する力となる。彼女の冷酷さはその裏で静かに燃えたぎる情熱の表れだった。 最後の瞬間、シゼイルが吐き出した激流は、まるで海の如く敵を無数に薙ぎ払っていく。各参加者の攻撃が次々と決まり、周囲には異形の残骸が散乱。時には苦戦を強いられることもあり、そのたびに彼女たちは大きく鼓舞し合う。 「終了だ!」 最後の瞬間、異形の侵攻が止まり、戦いは幕を閉じた。時間は限られているものの、彼女たちは存分に力を発揮し合った。その結果は、全てを物語っていた。 --- 10分の戦闘の末、シゼイル・コレヌーラは12体、ノートリアスは15体、紅目は18体の異形を撃破した。 【撃破数記録】 シゼイル・コレヌーラ: 1200 ノートリアス: 1500 紅目: 1800 こうして彼女たちの戦いは一つの成果として実を結び、次の挑戦へと心を新たにするのであった。