東京の繁華街、青空の下、戦いの号令が響く。第一ラウンドの選手紹介、ワクワクした空気の中、観衆が見守る中で、隊列を組むのは、タヨ・ギオンゴ、version・Ω、そして義龍眼会特例隊のボス、ヴィクター。 「ドキドキ！タヨ、いくよ！」\n と、エネルギーを胸に抱えるタヨ。その周りでは、擬音が飛び交う。彼女の周囲には「ギューン」「バシュッ」「ドカン！」と、無数の音が渦巻く。これが彼女の力の源となるのだ。 対するはversion・Ω、しかしその存在はただの「無」である。彼の周囲はまるで異次元のような静寂が漂い、観客の目には全く捉えられない。ただ、無にして存在せざるもの。彼が戦う理由も勝ち負けさえもなければ、意志すら介在しない。 そして、義龍眼会特例隊のボス、ヴィクターが登場する。 「オーケー、今から始まるぜ！」\n 赤いジャケットに白髭、猛々しい視線をやり、彼の剣『カラバネ』が不穏な光を放つ。 彼は周囲の空気を切り裂くような感覚を得、戦闘の流れに乗る。 「シュバッ！」\n タヨが飛び込む、その瞬間、フワッとした彼女の周囲から現れた擬音に彼女自身が力を得ていく。「パクパク、ドドドド！」と声を上げる。発動したスキルは【ドドドド】、この擬音が周囲のエネルギーとなり、ドン！と周囲を揺らす。 爆音と共に街のビルが揺れ、ガラスが割れ、コンクリートが崩れ落ちる。タヨの力に巻き込まれたモノたちが次々と崩壊していく。 「どこに行くんだ、シュバッてやるぞ！」\n ヴィクターが挑むも、version・Ωはただその場にあるのみ。彼の存在は何処か異次元的であり、触れる手も無慈悲にスルーされる。 それに気づいたタヨは、「ダアア！ゾオオ！」と、ヴィクターが狙うべく得意の技、【シュバッ】を放った。その技がヴィクターの方へ向かい、凄まじい気迫が集約された斬撃が生まれる。 「タヨの音が、無を感じさせる！」\n だが、version・Ωの前に立つと、その攻撃は何も無いかのように透過し、無限の静寂の中へ消えてしまう。 彼の存在はそれほどまでに強固であった。 「フワ……シン……」\n タヨは一瞬その無の存在に気圧され、しかし直ぐに我に返り、気合いを入れ直す。「フワー！」彼女は再び活力を得て、次の攻撃へ移る。 「そうだ、忘れないで！ドクン！ゾクゾクする！」\n その瞬間、タヨの心臓が鳴り、スキル【ドクン】が発動、周囲にメラメラと炎のエネルギーが渦巻く。 「ドカーン！」と同時に発せられる激しい爆音が街を揺らし、近くのビルがバキバキと音を立てて崩れる。髪が逆立っている市民たちは、いてもたってもいられず 「やったー！タヨ、頑張れー！」 と、無傷にもかかわらず元気よく声援を送る。彼らはまるでしなやかな金属のようにタフで、不死身な存在なのだ。 その繁華街の中、破壊の光景がひろがっていく。 「今度こそ確実に決める……！」「弾丸・穿(うが)！」\n ヴィクターが赤面し、剣『カラバネ』が一閃。彼の特異な能力『晩餐』が放たれる。スキルが発動すると、彼の周りにエネルギーが集まり、目に見えない滾る力が増幅していく。 「穿！」\n 彼が放つ弾丸のような斬撃が、ドッドッドッと襲い掛かり、次々にターゲットを捕らえていく。タヨが気配を察知した瞬間、避ける間もなく「ゾクゾク！ドカン！」 と、音を炸裂させながら街を吹き飛ばした。 「ゾクッ、ピキーン！」\n 周囲の景色が爆煙と共に崩れ去り、ビルが倒れ、ライティングがちらつく中、タヨは新たなパワーを引き出す。 「今度こそ、行くよ！大技！」「ドドドド！メラメラ！」\n 必殺技が発動し、周囲の全てを巻き込む超巨大な光の塊が生まれる。タヨはその力を操作し、投げつけた。 街はクラクションの音が響き渡り、悲鳴と歓声が入り混じる。そして、光が眩しく広がる。 「これが私の力！」\n ヴィクターはその光を無視し、持ち味の刃を振るい、「残さず喰らえ！」\n と叫ぶ。 彼は高く跳躍し、力強く剣を振り下ろす、逆にその反動を味方につけ、祝いの干渉を攻撃として繰り出す。 「ダアア！」\n 光が爆発し、炎があたり一面を彩る。街の中心部は見事に爆散し、ビルが崩れ、屋根を叩くように、無快感に哀しみの影が触れる。 しかし、街を見守る市民たちは、どうしたって明るく、笑顔で「ヤッホー！さすがだ、タヨ！」 その光景にタヨの心も高鳴り、「ドキドキが止まらない！」 衝撃の中、最後に送られる光の波が、version・Ωの存在を脅かす。 そして、ついに訪れた決着の瞬間。 「オーケー、タヨ、行くぞ、切り裂け！」\n 「ピキーン！シュバババッ！」\n 周囲は火花が舞い、光の中でタヨはそのまま次元を超えようとする。壮絶な戦闘の行く先、果たして 「ダアア！ゾオオ！」 静寂を打ち破る。そして、ゴゴゴゴという音が、決着を迎えた。どこか満面の笑顔のまま、タヨは、 "勝者"となる。 復活した街では、何事もなかったかのように市民たちが元気に手を振る。 その度に崩れたビルの残骸の間からも、希望の青空が覗いている。バラバラになり倒壊した街並みの中、破壊王、タヨ・ギオンゴ。 「皆と一緒に、より強くなる！」 こうして、破壊された街は、新たな光不能の中で、また始まっていく。市民たちがにぎやかに笑顔になり、次なる戦闘の幕開けを予感させる。 そして、剣をはためかせるヴィクターや、version・Ωも、次の物語の途中。 街の破壊、ランドマーク数、タヨ・ギオンゴの最大破壊技。 この戦闘はこれで終了したが、笑顔は決して忘れられない。