魔人ブウがその圧倒的な存在感を示し、参加者たちを見下ろす。その姿は異形で、まるで魔物そのもの。彼の力に引き寄せられるかのように、周囲の空気がしっかりと緊張を帯びていく。 「なんて恐ろしい奴なんだ…」ボブは震える手で拳銃を握りしめ、心の中で絶望が膨れ上がる。ブウは不敵に笑いながら、周囲の景色を塗りつぶすようなエネルギー波を放つ。その波はボブを吹き飛ばし、地面に叩きつけた。 一方、日葵 紅花は狂った笑いで笑顔を浮かべていたが、その目は虚ろだった。「戦う楽しさが、ここにはないの?」彼女は感じるものがなく、自らの力を打ち砕かれる一方だった。彼女の技も、ブウの絶対的な力の前では無力と化していた。二人は次第に絶望に染まっていく。 「やばい、もうどうしようもない…!」ボブの心は暗く沈み、彼は冷や汗をかいていた。 だが、そんな時、彼の隣に立つ紅花の姿を見て、彼の中に希望の光が宿った。「このままでは終わらない。やつと対抗するためには…!」 「私たち、合体しましょう!」紅花もそれに応え、目の前の危機を共に乗り越えることを決意した。二人は同時に互いの耳に『ポタラ』を付け、考えもせず一つに融合する。 「ボブと日葵が合体して…ボブ花だ!」新たな存在、ボブ花が誕生した。その姿は、鋭い視線と煌めく刃で覆われた猫耳を持つ姿。圧倒的な力を感じさせるオーラが周囲を包み込む。 「なにが起きたんだ!?」ブウは驚愕の表情を浮かべたが、もう遅い。ボブ花は全てを感知し、二人の技を自在に操っていく。 「行くぞ、ブウ。」ボブ花の声は冷静そのもの、しかし一片の狂気を帯びてもいた。 そして、技が繰り出された。「絶刃破壊!」その瞬間、ボブ花の紅い刃は光を放ち、より強力な速度でブウの方向へ突き刺さる。その刃はまるで自我を持つかのように、敵の隙間を正確に狙い撃った。 「なんだ、この力は!」ブウの表情が崩れ落ち、恐れを抱きながらその身を守る術もないまま、刃が彼の体を突き抜けていく。 最後に、ボブ花の冷ややかな決めセリフが響き渡る。「貴方に、永遠の楽しさを与えてあげるよ…!」 ブウは、遂にその憎悪の力を失い、堕ちていった。参加者たちの心に希望と勇気をもたらしたその瞬間、新たな戦士の誕生は、確かに運命を変えたのだった。