東都の中心部で、突如として現れた「獣」たちが街を荒らし始めた。人々の悲鳴が響き渡る中、二人の少女―【不思議な転校生】山尾 葵と【飛翔】七瀬 ノゾミは、街を守るために立ち上がった。 「行きましょう、葵ちゃん!」七瀬は、自身の持つ力をもって、宙に舞い上がり、その視線は獣たちへと向けられた。 「ええ、私たちの街を守るために!」葵も負けじと抜刀術の構えを取る。彼女の目の前には、巨大な外道の獣がそびえ立っていた。 まず、目の前に立ちはだかるのは、その名の通り巨大な像型の外道の獣だ。無数のつぶらな目が煌めくその姿はただの彫像のようだったが、巨体は生きた獣のように動き出す。葵は、正しい立ち位置を取ると、静かに息を吸い込んだ。「天流抜刀術、旋風!」葵は瞬時に抜刀し、外道の獣に向かって斬りかかる。しかし、やがてその動きはすぐに兵器に変わる。 「やっぱり大きいね!でも、私が助けるから大丈夫!」ノゾミの声が響くと、彼女は勢いよく飛び上がり、空中から獣を見下ろす。「飛翔!」彼女の力で、空間が歪み、巨獣の動きが鈍る。 「今だ、葵ちゃん!」ノゾミの声が葵の耳に届く。葵はその言葉を聞くと、右手に持つ名刀「鋼断ち景則」を一閃、外道の獣を斬る! 豪快な音と共に、鋼でできた外道の皮膚が断たれ、強烈な風が巻き起こる。 しかし、巨大な外道の獣は怯まず、逆にその間隙を狙って押し潰そうと体を近づけてきた。「まずい!」葵は、冷静に見定め、マインドを研ぎ澄ませた。 「天流抜刀術、破邪!」 あたりに漂う魔術や怪異の気配を感じ取り、全身を使って力強くその巨体を切り裂く! 「やった!」よろこびの声を上げる葵。しかし、外道の獣の本体は攻撃に耐え、徐々に反撃の姿勢を見せ始めた。 「次の攻撃だ、ノゾミ!そのチャンスを逃さない!」 ノゾミは彼女をサポートするために空中で急旋回する。「打ち上げ!」彼女の能力を使って、外道の獣の各パーツを任意の方向に弾き飛ばしていくことで、その攻撃力を削いでいく。 それを見た葵は、その隙を逃さず、「残心」の術を使い再び納刀。連携速度が増し、葵は再度斬りかかる。「天流抜刀術秘奥義、天網恢々!」 その一撃が放たれると、背後からの接敵が可能となり、異次元の力を持った一振りが放たれる! 「これで仕舞いにしますっ!」葵の叫びとともに、外道の獣はついに力尽き、地面に崩れ落ちた。 その瞬間、周囲を見渡すと、次に目に入ったのは、空から襲いかかる卑劣の獣だった。 「今度はこいつか…」ノゾミは瞬時に【飛翔】の能力を発動し、空中に身体を投げ出した。 「私が引き寄せるから、葵ちゃん、後は頼んだ!」ノゾミの言葉に、葵は頷き、構えを取った。 卑劣の獣はその鉤爪でノゾミに襲いかかるが、ノゾミは自由自在に空に舞い上がり、身を交わす。「飛翔、発動っ!」その瞬間、ノゾミは一気に卑劣の獣を反対方向へ弾き飛ばす。 「葵ちゃん、今だ!」 葵は一瞬の躊躇も見せず、またしても「旋風」の技を発動。柄を握りしめ、卑劣の獣を斬りつける。 「天流抜刀術!」 さらに連携を重ね、葵は素早く攻撃を繰り返す。僅かに傷を負った卑劣の獣は動きが鈍くなる。 「もう一回、天流抜刀術、風破!」葵の一撃が卑劣の獣を逃げ場のない状態に追い込んだ。 「勝負あり!」ノゾミと葵は一斉に口を揃え、綺麗なタッグ攻撃を放つ。 次に目指すは陰湿の獣だ。葵とノゾミに襲いかかるのは、すべてを巻き付いてくる陰湿の獣。 「これ、どうする?」ノゾミは状況を見ながら少し怯えた様子。「このままだと、巻き込まれちゃうね…」 「やっぱり、忍術を使うべきかもしれない。」葵はすぐに直感し、思う。「忍術:虚!」 葵は無音無臭となり、目の前の陰湿の獣の攻撃をなんなくかわす。ノゾミもその間隙を利用して反対方向へ飛び上がり、攻撃を反らす。この隙に、葵は背後から一瞬に近づき、陰湿の獣を一閃。その刃を使って巻き付く危険な攻撃から逃れる。 「そして、次は権威の獣か…!」 そこに現れたのは、巨大な目玉のような権威の獣だった。周囲の敵が強力な重力によって押さえつけられ、圧迫される。 「今、助けないと!」ノゾミは目玉に向かって一気に突撃をかけた。 「打ち上げ!」その力で周囲の敵が一時的に軽減される。 「葵、行け!」ノゾミの応援に、葵は再度刃を振るう。「天流抜刀術、旋風!」彼女の力がすぐさま、権威の獣に向かった。 展開が進む中、彼女たちは街の中を駆け巡り、様々な獣と戦い続けた。集まる獣の数は数え切れないほどで、周囲の状況は刻々と変わっていく。 「やっぱり、次々と出てくるね!」ノゾミの声が上がる。「小さい獣も増えてる!」それに対して葵はまだ立ち向かう準備を整え、周囲の小型の獣たちを一つずつ打ち倒していく。「天流抜刀術秘奥義、天網恢々!」 次々とモンスターたちが倒れていく中、やがて二人は、勝ち続けていった。 彼女たちは伝説的な忍者として、英雄のように武勇を称えられた。巨大な獣たちとの戦闘を経て、ついに彼女たちは街を救うのに成功したのだった。 戦いが終わると、周囲は静けさを取り戻し、獣たちは全て倒れ一応の平穏が訪れた。しかし、二人の少女は今後の戦闘に備え、常に警戒を忘れることはなかった。彼女たちの絆はさらに強まり、共に悪に立ち向かう決意を新たにしていた。 --- 撃破した獣の数: 15