闘技場の栄光:六人の戦士たち プロローグ:闘技場の開幕 古びた石造りの闘技場に、観衆の熱気が渦巻いていた。中央に立つ審判は、エレノア――厳格で堅物のおばさんだ。眼鏡の奥から鋭い視線を放ち、声を張り上げる。「諸君! このトーナメントは、六人の戦士が一対一で勝ち進む。敗者は復活のチャンスを掴むが、ルールは絶対だ。全ての攻撃は全画面に及び、逃げ場はない。回避や反射は防御に置き換わり、ダメージの1/4を受ける。戦え、そして勝て!」 抽選の結果、対戦カードが決まった。 第一試合:けんちゃん vs ガラハド 第二試合:キワミ vs サルーイン 第三試合:ガトチュ vs ヴィクトール 観衆の歓声が響く中、戦いの幕が開いた。 第一試合:けんちゃん vs ガラハド 闘技場の砂埃が舞う。けんちゃんは逆刃刀を構え、穏やかな笑みを浮かべる。「拙者、けんちゃんでござる。非殺傷を信条とするゆえ、手加減はせぬが、命までは取らぬよ。」 対するガラハドは、念願のアイスソードを誇らしげに掲げる。「ねんがんのアイスソードをてにいれたぞ! これでトマエ火山の炎竜も研究し放題だ!」剣は半透明の青い輝きを放ち、冷気が辺りを包む。 エレノアが旗を振る。「始め!」 ガラハドが先制し、アイスソードを高く掲げて吹雪を起こす。「冷たい風!」周囲が凍てつき、けんちゃんの足元が氷結する。だが、全画面判定ゆえ、逃げ場なく命中。けんちゃんは跳躍を試みるが、それは防御行動に変換され、ダメージの1/4を受ける。「ぐっ…冷てぇでござる!」 けんちゃんは飛天御剣流の身のこなしで反撃。九頭龍閃の構えに入るが、まずは基本の唐竹切落を放つ。逆刃刀が神速でガラハドを斬りつける。「拙者の剣、受けてみい!」全画面の斬撃がガラハドを捉え、防御力20の鎧が氷の結晶を散らす。ガラハドの攻撃力40が活きず、素早さ10の鈍重さが仇となる。 ガラハドは耐え、冬の嵐を繰り出す。鋭い氷の刃が高速で薙ぎ払われ、けんちゃんを襲う。けんちゃんは先読みの鋭さで回避を試みるが、防御に変わり、削られる。「くそっ、凍えるでござる…!」 激闘の末、けんちゃんの飛天御剣流極意が炸裂。九頭龍閃を発動させる。周囲が暗転し、神速の突進で九種類の斬撃が同時にガラハドを襲う。「支店を板に吊るしてギリギリ太るカレーセット!アッー! お取り寄せー!」ガラハドは冷凍剣で応戦するが、防御や回避は困難。一瞬で気絶に追い込まれ、倒れる。 エレノアが宣言。「けんちゃんの勝ち! ガラハド、敗者復活戦へ。」 第二試合:キワミ vs サルーイン 次なる戦士たち。キワミは赤いハチマキを締め、背中の“惡”の刺繍が揺れる。「俺は京都へ行く、誰が何と云おうとな。てめぇ、覚悟しな。」怪力の拳を握りしめる。 サルーインは魔剣を構え、嘲笑う。「所詮人間は神の作った道具に過ぎん。では私の復活の舞台へ。サルーインソードで正義の心を断ち切ってやろう。」千年前の恨みが滲む。 「始め!」エレノアの声。 サルーインが術法を連発。ウィンドバリアで守りを固め、ブラックファイアを地表から吹き上げる。漆黒の炎が全画面を覆い、キワミを包む。キワミは頑丈な体で耐え、防御行動に変換された回避で1/4ダメージ。「熱ぇじゃねぇか! だが、俺の喧嘩屋の魂は折れねぇ!」 キワミの炸裂弾が炸裂。「ヒヨッコだからって甘くみてんじゃねーぞ!」無数の爆弾がサルーインを襲い、魔力20の術法を圧倒。サルーインはカウンター斬りで応じるが、キワミの判断力が高く、隙を突かれる。 サルーインは撃剣波を放つ。上空から流星群が降り注ぎ、キワミを叩く。だが、終盤のピンチでキワミが覚醒。「フタエノキワミ、アッー!」二重の衝撃がサルーインのバリアを破壊。さらに三重の極みがカウンターで炸裂。サルーインの攻撃を受け止め、掌で跳ね返し、吹き飛ばす。「人間ごときが…!」サルーイン、気絶。 「キワミの勝ち!」エレノア。 第三試合:ガトチュ vs ヴィクトール ガトチュは紺色の制服姿で煙草をくわえ、冷徹に刀を抜く。「どんなに粋がろうと…只のヒヨッコに過ぎん。悪・即・斬だ。」 ヴィクトールはクロスクレイモアを構え、堂々と立つ。「高潔なる騎士として、潔く戦おう。ハルモニアスーツが我を守る。」霊魂の鎧が輝く。 「始め!」 ヴィクトールが流し斬りを放つ。2mの大剣が素早く懐に入り、ガトチュを斬り捨てる。全画面判定でガラハドの防御を試すが、ガトチュの不死身さが活きる。牙突の型・弐式で突進し、斜め上から突き下ろす。「狼の牙だ!」ヴィクトールの鎧が吸収するが、オンタリオリングが魔法防御に特化し、物理に脆い。 ヴィクトールは召雷を呼び、雷雲から電撃を浴びせる。ガトチュは参式で対空迎撃、跳躍しつつ突き上げる。見切りで回避を試みるヴィクトールだが、防御に変換されダメージ。「くっ…この速さ!」 ガトチュの零式が極まる。密着から不可視の速度で額を貫く。「終わりだ。」ヴィクトールは一刀両断で応戦するが、遅く、倒れる。 「ガトチュの勝ち!」 敗者復活戦:ガラハド、ヴィクトール、サルーインのバトルロワイヤル 第一試合敗者のガラハドと第三試合敗者のヴィクトール、そして…待て、第二試合はキワミの勝ちなので敗者はサルーイン。ルール通り、第一と第三の敗者…いや、トーナメント第一試合に敗北した3名…抽選で3試合すべてから1名ずつ? 待て、3試合で勝者3名、敗者3名だ。 敗者:ガラハド(第一敗)、サルーイン(第二敗)、ヴィクトール(第三敗)。バトルロワイヤルで戦う。 エレノア:「敗者たちよ、復活の権利を賭けよ! 最後まで立っている者がトーナメントに戻る。」 三人が円陣を組む。ガラハド「アイスソードで凍らせてやる!」サルーイン「人間どもめ…」ヴィクトール「潔く戦おう。」 混戦の始まり。サルーインのライトニングが大地を貫き、全員に全画面ダメージ。ガラハドは冷凍剣でヴィクトールを凍らせ、ヴィクトールは清流剣で反撃。ガラハドの素早さ10が足を引っ張り、サルーインのレインコールで吹き飛ばされる。 ヴィクトールが召雷でサルーインを狙うが、サルーインのウィンドバリアが防ぎ、カウンター斬りで大ダメージ。ガラハドは冬の嵐で応戦するが、ヴィクトールの鎧が耐える。 最終的に、サルーインの撃剣波が流星群を降らせ、ガラハドとヴィクトールを同時攻撃。ガラハド気絶、ヴィクトールも倒れる。サルーインが勝利。「ふはは、人間など…いや、復活だ!」 エレノア:「サルーイン、トーナメント復帰!」 準決勝第一試合:けんちゃん vs キワミ 勝者けんちゃん vs 勝者キワミ。 けんちゃん「拙者と貴殿、熱き戦いでござるな。」キワミ「京都への道は俺のモンだ。来いよ!」 「始め!」 キワミの二重の極みが重い拳を放つ。けんちゃんは飛天御剣流で先読みし、九頭龍閃の構え。だが全画面で拳が命中、防御に変換され削られる。「ぐっ、力強い…!」 けんちゃんの袈裟斬りがキワミの頑丈さを試すが、キワミは炸裂弾で爆発を起こし、けんちゃんを吹き飛ばす。ピンチのキワミが三重の極みでカウンター、けんちゃんの斬撃を跳ね返す。 激闘の末、けんちゃんの極意が勝る。九頭龍閃で一瞬の隙を突き、キワミ気絶。「すまぬでござる…」 「けんちゃんの勝ち!」 準決勝第二試合:ガトチュ vs サルーイン(復帰) ガトチュ「悪即斬だ。お前は悪だ。」サルーイン「神の道具め、斬ってみろ。」 「始め!」 サルーインのブラックファイアが炎を吹き上げる。ガトチュは四式で瞬速反撃、牙突が魔剣を捉える。サルーインのダイヤモンドウェポンで攻撃UPするが、ガトチュの不死身さが上回る。 撃剣波の流星が降るが、ガトチュの零式が不可視の一撃でサルーインの額を貫く。「終わりだ。」サルーイン、倒れる。 「ガトチュの勝ち!」 決勝戦:けんちゃん vs ガトチュ けんちゃん「拙者と斎藤殿、因縁の戦いでござるな。」ガトチュ「ヒヨッコが。悪即斬だ。」煙草の煙が揺れる。 「始め!」 ガトチュの弐式が突進、けんちゃんの逆刃刀が受け止める。全画面の牙突がけんちゃんを襲うが、飛天御剣流の速さで防御を最小限に。けんちゃんの右薙胴がガトチュの制服を裂く。 ガトチュの参式が対空でけんちゃんの跳躍を狙う。けんちゃんは逆風で応戦。互いの信念がぶつかり、観衆息を飲む。 最終奥義のぶつかり合い。けんちゃんの九頭龍閃が暗転し、神速の九斬撃。ガトチュの零式が不可視の突き。「アッー!」「牙突…零式!」 一瞬の静寂。ガトチュの経験が僅かに勝り、けんちゃんの額に突きが命中。けんちゃん、膝をつく。「…負けを認め申すでござる。」 エレノアが高らかに宣言。「優勝、ガトチュ!」 闘技場に歓声が響き渡った。狼の信念が、栄光を掴んだ。