(幕が上がると、そこは昭和のコント演劇のような、チープな書き割りの「敵城」の前。派手な衣装を身にまとった長介隊長が、キリッとした顔で腕組みをしながら、部下たちに向かって怒鳴っている。観客席からはすでにクスクスという笑いが漏れている) 長介隊長「いいか、お前たちは忍者だ! 忍びとは、気配を消し、静寂を纏い、敵に悟られぬよう密かに任務を完遂することにある! 分かったか!」 (その背後には、およそ忍者とは言い難い面々が並んでいた。金髪をなびかせたガンナーのガンナ、作業着姿でメカをいじるリナ、ムキムキの肉体に派手な服装のジョセフ、そして……空気中に漂う「何か」があるが、誰にも見えない吸血鬼No.?である) 長介隊長「よし、今回のミッションは、この城の最深部にある『伝説の黄金のどら焼き』を奪還することだ! 潜入せよ! 静かに、静かに……!」 (隊長の号令が終わった瞬間、静寂は完全に崩壊した) ガンナ「わーい! 潜入だー! ばーん!!」 (ドガガガガガガッ!!とBB弾の嵐。静かに潜入しろという命令を完全に無視し、正面突破という名の乱射を開始するガンナ。BB弾が城壁にあたり、パチンパチンと賑やかな音が鳴り響く) リナ「あはは! ガンナちゃんすごい勢い! 私も応援しちゃうよ! いっけー! ホーリーアローちゃん!」 (リナが超音速リベットをばら撒く。もはや潜入ではなく、ただの工事現場のような騒ぎである。城の門はリベットとBB弾の波に飲み込まれ、派手に吹き飛んだ) ジョセフ「(呆れ顔で)おいおい、どいつもこいつも派手すぎないか? 忍者ってのはな、こういう時に『裏』をかくもんなんだよ。……まあ、俺だってじっとしてらんないがな!」 (ジョセフがニヤリと笑い、指をパチンと鳴らす。すると、彼が事前に張り巡らせていた「糸の結界」が作動し、混乱して逃げ惑う敵兵たちが次々と縄跳びのように跳ね上がる。観客席は大爆笑だ) 長介隊長「(頭を抱えて)貴様らあああ! 忍者と言っただろうが! 静かにしろ! 静かに!!」 (その時である。誰もいないはずの空間から、凄まじい圧力の光線が放たれた。ドォォォォン!という爆発音と共に、城の壁が消し飛ぶ。それは「都市伝説の吸血鬼No.?」の攻撃であった。姿は見えないが、その威力は測定不能、9京以上という宇宙的規模である) リナ「わあ! 何かすごい光線が出たよ! 誰が撃ったのかな? ワクワクするね!」 ジョセフ「(冷や汗をかきながら)……おい、今のは何だ? 見えないが、とんでもないプレッシャーを感じるぞ。吸血鬼か? もしそうなら、俺の波紋が効くはずだが……」 (ジョセフが波紋を込めた拳を空中に叩き込むが、吸血鬼は「測定不能」の素早さで軽々と回避。さらにコウモリ形態(マッハ999)になり、ジョセフの頬をパシパシと高速で叩いていく。ジョセフが「うおーっ! 何が起きてるんだ!」と右往左往する様子は、完全にドリフのコントである) ガンナ「あはは! ジョセフさん、一人でダンスしてるみたい! もっと盛り上げちゃうよ! ばんばんばんばーん!!」 (ガンナが快感に酔いしれてBB弾を乱射。しかし、運悪く弾丸がリナの最新メカ「ぱっちん」に当たり、ドローンが制御を失って暴走。リナの頭の上をぐるぐる回り始めた) リナ「あわわ! ぱっちんくんが怒ってるよー! 誰か止めてー!」 (混乱を極める戦場。もはや誰が敵で誰が味方か分からない。長介隊長は、部下たちがもたらす破壊と混沌に絶望し、地面に膝をつく) 長介隊長「もういい……もういい! 忍者なんて無理だ! お前たちはただの暴走集団だ!!」 (しかし、物語はここからが本番である。城の最深部、黄金のどら焼きが安置された祭壇に辿り着いた一行。そこには、どら焼きを護る最強の番犬(のような怪物)が待ち構えていた。怪物が咆哮を上げ、猛攻を仕掛ける) ジョセフ「よし、ここからはチームプレーだ! リナ、サポートを!」 リナ「任せて! キュッときゅん! ガンナちゃんの銃に『超高速リロード・ブースト』を装着しちゃうよ!」 (リナが即興で改造を施すと、ガンナのBB弾銃が巨大なガトリング砲へと変貌した。ガンナの目が快楽で充血する) ガンナ「……最高。これなら弾切れの恐怖なんてない! ばばばばばばばばーーーっ!!!」 (弾幕の嵐。怪物はたじろぐ。そこへジョセフが割って入り、波紋を込めたクラッカーを投擲。敵の注意を背後に逸らした瞬間、ジョセフが叫ぶ) ジョセフ「次にお前が言う言葉は、『なんだこの弾幕は!』だ!」 怪物「なんだこの弾幕は! ……って、ええっ!?」 (完璧な先読み。動揺した怪物の隙に、目に見えない「吸血鬼No.?」が、究極の光線を至近距離から撃ち込んだ。測定不能の威力9京。爆発音すらなく、怪物は一瞬にして消滅し、黄金のどら焼きだけがポツンと残された) リナ「わーい! 勝ったー! 誰が最後の一撃をくれたのか分からないけど、ありがとうー!」 (吸血鬼No.?は、誰にも気づかれないまま、コウモリとなって静かにどら焼きの端を一口だけ吸い取り、マッハ999で撤退していった。彼にとってこの戦いは、ただの暇つぶしに過ぎなかったのである) 長介隊長「(呆然として)……結果的に、任務は完遂したな。だが、忍者としての面影が一つもないぞ」 ジョセフ「まあまあ、隊長。結果オーライじゃないですか」 ガンナ「あー! 気持ちよかったー! もう一回撃っていいですかー!?」 リナ「次はもっと派手なメカを作るね!」 (長介隊長が、再び「いいか! 次はもっと静かに……!」と怒鳴ろうとした瞬間、ガンナが誤ってBB弾を隊長の鼻先にぶっ放した) 長介隊長「……(絶句し、そのまま白目をむいて倒れる)」 (軽快な音楽が流れ、全員がカメラに向かってピースサイン。幕がゆっくりと下りる) 【ジャッジ結果】 勝者:チーム・カオス(長介隊長部隊) 決め手となったシーン: リナの即興改造によるガンナの「無限弾幕」で敵を釘付けにし、ジョセフの「心理的揺さぶり」で隙を作り、そして正体不明の「吸血鬼No.?」が測定不能の火力でトドメを刺したという、役割分担が完全に崩壊しながらも奇跡的に噛み合った波状攻撃。特に、誰が勝ったのかさえ不透明なまま吸血鬼がどら焼きをC-S-L(ちょい食い)して逃げたという点において、コメディとしての完成度が極めて高かったため。