世界を滅ぼす日 時は不明、場所は果てしない宇宙の片隅にある惑星エリュシオン。 ここに住まう「不変の少女」〇〇は、長い長い年月の中で、数多の星々と出会い、数多の戦いを経験した。そのすべてが彼女を形作っていた。 彼女には一つの信念があった。それは、どんな困難にも立ち向かい、いつの日か自らの運命を変えてやるという強い意志。だが、運命は彼女の思惑とは裏腹に、寄り添う者たちを次々と運命から剥がしていく。 その日、世界は明るく晴れ渡り、まるで穏やかな夏の日のようだった。しかし、彼女の心の奥には暗い影が潜んでいた。妹を守るため、彼女は力を求め続けていたが、力を求めるほどに愛する者たちとの間に溝ができていく。 「もしかして、自分の力が災いを呼んでいるのかもしれない…」 彼女は改めて思い直すが、自らの決意は変わらなかった。彼女はその日、各地で集まった仲間と共に壮大な儀式を行う決断をした。 「世界を滅ぼそう!」 その言葉は、彼女と同様の心情を抱いていた者たちの心に響く。彼らは彼女の指示に従い、強大な魔法陣を描き始めた。そして、それは世界の秩序を崩壊に導く最後の一手となった。 やがて、巨大なエネルギーが集まっていく。星々が呼応してうなる。人々は恐れ、叫び声を上げ、その瞬間を迎えた。 「力が溢れる…これが私の選んだ道だ!」 彼女の叫びを合図に、世界は一瞬にして破壊され、崩れ落ちた。目の前には無になった星と、同じように消える人々の姿。