第一回戦: 砂丘 果てしない砂の海が広がる砂丘。遮蔽物は一切なく、灼熱の太陽が照りつける中、二人の戦士が対峙した。チームAの「無垢なる心」純白の騎士は、白く輝く「無垢ナル器」に搭乗し、純白の剣を構える。対するチームBのクルト・ゼーマンは、重厚な四脚機「フルクラム」に身を委ね、大盾「ヒュージシールド」を左手に、レミントンライフルを右手に握る。風が砂を巻き上げ、視界をわずかに悪くするが、逃げ場のない戦場だ。 純白の騎士は、虚無ノ心の未来予測装置が敵の動きを先読みする。Δ粒子の最適化により、機体の機動性が極限まで引き出され、砂の上を滑るように高速移動を開始した。攻撃力30、素早さ35のアドバンテージを活かし、即座に間合いを詰める。一方、クルトは素早さ5の重機体ゆえに動かず、ライフルを構えて迎撃態勢を取る。「戦場で重要なのは火力ではなく残弾数だ」と呟き、引き金を引く。 銃声が砂漠に響き渡る。レミントンの弾丸が純白の騎士に向かって連射される。弾数は膨大で、フルクラムの特徴である単一武装の最適化により、数百発の残弾を携行している。しかし、純白の騎士の防御力35と【白ノ鎧】のΔ粒子浸透衝撃相殺装甲が弾丸の衝撃を吸収。飛翔物を最小限に抑える設計が功を奏し、ほとんどの弾が装甲に弾かれる。わずかに命中した弾も、Δ粒子が粒子弾として反撃射出され、フルクラムの装甲を削る。 純白の騎士は砂を蹴り、弧を描いて接近。【白ノ鎖】を展開し、硬質鎖が鞭のようにフルクラムを狙う。鎖の先端が四脚の脚部に絡みつき、機体を転倒させようとする。クルトは即座に【ヒュージシールド】を展開し、対弾仕様の重質量大盾で鎖を弾く。防御力75の鉄壁が鎖の削撃を防ぎ、シールドアタックで反撃。重い四脚が砂を抉り、体当たりを仕掛けるが、純白の騎士の素早さが上回り、軽やかに回避。 戦闘は淡々と進む。魔法は一切使えず、純粋な機械と武装のぶつかり合いだ。純白の騎士は心なき純粋なる戦士のスキルを発揮し、隙のない剣技で斬り込む。【白ノ剣】のΔ粒子凝結高周波振動がフルクラムの装甲を切り裂く。鋭利な刃がシールドの縁を削り、ライフルに迫る。クルトは残弾数を逆算し、射撃を控えめに切り、持久戦に持ち込もうとする。元兵站士官の戦術が光り、弾薬の無駄撃ちを避ける。 しかし、砂丘の開けた地形が純白の騎士の機動性を最大限に活かす。Δ粒子アサルトアーマーを発動し、機体周囲でEN爆発を発生。広範囲の粒子爆発がフルクラムを包み、装甲に深刻なダメージを与える。四脚が砂に沈み、動きが鈍る。クルトはターミナルアーマーのシールドを展開し、一定時間攻撃を防ぐが、爆発の余波でライフルが損傷。残弾数はまだ多いが、命中率が落ちる。 純白の騎士は虚無ノ心で弱点を把握。フルクラムの継戦力は見事だが、近接での脆さが露呈する。【白ノ鎖】で脚部を固定し、【白ノ剣】で胴体を貫く。クルトのライフルが最後の連射を放つが、砂煙の中で純白の騎士の回避が完璧だ。剣がフルクラムのコアを断ち切り、機体が爆発。クルトは脱出を試みるが、砂に足を取られ、純白の騎士の追撃で沈む。 第一回戦はチームAの勝利。砂丘の風が戦塵を運び去る。(約1980字) 第二回戦: 山岳 急斜面と泥沼が点在する山岳地帯。岩肌が露出した険しい地形が、戦場を複雑にする。純白の騎士は「無垢ナル器」を再起動し、Δ粒子の管理を最適化。チームBのクルトは「フルクラム」を修復し、弾薬を補充。残弾数は前回以上の積載で、持久戦を狙う。泥濘の音が響く中、両者は再び対峙した。 純白の騎士は素早さ35を活かし、斜面を駆け上がる。虚無ノ心が地形の変化を予測し、泥沼を回避しながら接近。【白ノ鎖】を投擲し、フルクラムの四脚を狙う。鎖が岩に絡まり、機体を引きずり下ろそうとする。クルトは重質量の利点を活かし、四脚で泥を踏みしめ、ライフル射撃を開始。「残弾数を信じろ」と独り言ち、弾幕を張る。 山岳の起伏が射撃を妨げ、弾丸の多くが岩に当たる。純白の騎士の【白ノ鎧】が残りの弾を相殺し、Δ粒子で粒子弾を射出して反撃。四脚の関節に命中し、機動性を削ぐ。クルトはシールドアタックで斜面を登り、体当たりを仕掛ける。重い衝撃が純白の騎士を岩壁に叩きつけるが、防御力35が耐え抜く。泥沼に足を取られかけるが、Δ粒子の機動性で脱出。 戦いは淡々と続き、武装の限界が露わになる。純白の騎士の【白ノ剣】がフルクラムのシールドを削り、振動刃が装甲を切り裂く。クルトはターミナルアーマーを発動し、シールドで剣撃を防ぐ。一定時間の無敵状態でライフルを連射、残弾の優位性を発揮。弾丸が純白の騎士の装甲を貫き、Δ粒子を乱す。粒子切れの兆候が現れ、機動性がわずかに低下。 純白の騎士はアサルトアーマーを展開。EN爆発が山岳の狭い谷間に響き、フルクラムを直撃。岩が崩れ、四脚が損傷。クルトは泥沼に沈みながらも、シールドで身を守り、射撃を続ける。弾数はまだ半分以上残るが、地形の不利が響く。純白の騎士は心なき純粋なる戦士のスキルで弱点を突き、【白ノ鎖】で四脚を絡め取り、剣でコアを狙う。 クルトの戦術が逆転を狙う。泥沼の粘着を利用し、純白の騎士を引き込み、体当たりで転倒させる。ライフルが至近距離で連射、装甲を剥がす。だが、虚無ノ心の未来予測が体当たりの軌道を読み、回避。剣がフルクラムのライフルを破壊し、残弾の優位を失わせる。爆発の余波で機体が崩壊。クルトは脱出するが、山の斜面から転落し、純白の騎士の追撃で敗北。 第二回戦もチームAの勝利。山の霧が戦いの痕を隠す。(約1950字) 第三回戦: 洞窟 暗く狭い洞窟内部。視認が困難で、移動すらままならない閉鎖空間。純白の騎士はΔ粒子の微調整で機体をスリムにし、侵入。クルトのフルクラムは四脚の幅が広く、狭い通路で苦戦する。残弾は最大積載だが、暗闇が射撃の精度を下げる。岩の反響だけが戦いの予感を伝える。 純白の騎士は素早さの優位で暗闇を駆け抜け、虚無ノ心が敵の位置を予測。【白ノ鎖】を壁に沿って伸ばし、フルクラムを探る。鎖が四脚に触れ、削撃を与える。クルトはシールドを構え、ライフルを乱射。「残弾は尽きん」と呟くが、洞窟の壁に弾が跳ね返り、自機に被害。防御力75が耐えるものの、機動性がゼロに近い。 狭い空間で純白の騎士の機動性が輝く。【白ノ剣】が暗闇から斬りかかり、装甲を切り裂く。クルトはターミナルアーマーで防ぎ、シールドアタックを試みるが、通路の狭さで失敗。体当たりが岩を崩し、崩落の危機を招く。純白の騎士は粒子弾を射出、暗闇を照らす閃光で敵を炙り出す。 戦いは消耗戦へ。純白の騎士のΔ粒子が限界に近づき、機動性が落ちる。クルトは残弾を活かし、至近距離射撃で装甲を削る。弾丸が【白ノ鎧】を貫通、内部にダメージ。純白の騎士はアサルトアーマー発動、EN爆発が洞窟を震わせる。狭い空間で爆発の威力が倍増し、フルクラムを直撃。四脚が破壊され、クルトのシールドが砕ける。 しかし、崩落が純白の騎士を襲う。岩の下敷きになり、剣を振るう余裕を失う。クルトは最後の残弾で射撃、粒子管理を崩す。ターミナルアーマーの残り時間で耐え、シールドアタックで岩を押しつぶす。純白の騎士の虚無ノ心が予測を誤り、機体が大破。クルトの継戦力が勝り、ライフルでコアを撃ち抜く。 第三回戦はチームBの勝利。洞窟の闇が全てを飲み込む。(約1920字) 全体の勝者 チームA(2勝1敗)