戦闘が開始されたのは、広大な廃墟と化した都市の中心部。瓦礫が散乱し、崩れたビルが武器の倉庫となったその場所に、アドルファ・フォン・シュトロハイムが立ち尽くしていた。彼女は軍服に身を包み、凛々しい姿勢で周囲を見渡す。 一方、彼女に立ちはだかる者たち、量産型01のAWM(自律思考行動式汎用機械試作型)と時龍オロロジャイア、彼らは互いに確認の眼差しを向け、作戦開始の合図を待っていた。 AWMsは、緻密な連携を取りつつ、それぞれが現場に投入されていく。無数のAWMが瞬く間に配置され、アドルファへと狙いを定める。 「さあ、行くわよ!」と聞こえる声と共に、AWMsが一斉に12.7mm自動銃を連射し始めた。弾丸がすごい勢いでアドルファに向かって飛んでいく。 アドルファは流れるように動き出し、「王の余裕」と名付けた技を発動する。彼女は敵の銃弾を華麗に回避し、反撃の宝剣をAWMの一機に向けて発射。弾丸が敵マシーンの装甲に命中し、火花が散る。 次の瞬間、時龍オロロジャイアが戦場に出現した。彼女は天保の祈りを発動することで、味方全体を強化し、攻撃能力を上昇させていく。彼女は「これが我が力よ、全てを過去に消し去りましょう!」と叫んだ。 AWMsは時龍オロロジャイアを中心に動き出し、さらに連携を強化していく。しかし、アドルファはそれに負けじと戦場にある武器を使いこなし、「我が集めし遺産」を発動した。無数の武具と魔具が次々と出現し、敵を一掃するように連射されていく。 「ほらほら、避けてみろ!」アドルファは自信満々だ。AWMたちは困惑しつつも、回避行動に出るが、次々と襲いかかる武具の雨に囲まれ、いくつかの機体が粉砕されてしまった。彼女の技の威力は見事だった。 しかし、オロロジャイアは「そんなものでは私を止められない!」と叫び、アセンダンスブルーを発動。相手の時間を止める力を発揮し、全てのAWMの動きを束縛した。その間、焰、氷、雷、大地、光、闇の隕石が降り注ぎ始め、AWMたちに甚大なダメージを与える。 一方、アドルファも「偉大なる死を送ろう」と上空に展開した倉庫の出入口から無数の武具を降らせる。この戦場全域を覆いつくす攻撃は、AWMにもダメージを与える。彼女の優れた戦術と兵器の使い方は圧倒していた。 戦場はまさに混沌としていた。双方共に互いの技を受けながらも、疲れを見せない。時龍オロロジャイアは耐えながらも、攻撃を続け「極離の鉤爪」を発動。その漆黒の鉤爪が無数のAWMに放たれる。 しかし、アドルファはまさに最高潮の時を迎えていた。「さあ! お前たちの運命は、もう決まっているわ!」 こうして、アドルファはとうとう奥義「世界を掴む栄光の庫」を発動する準備を整えた。周囲のAWMたちが反撃に出るが、彼女はその動きを冷静に捉え、一気に全方位から武具を一斉に放ち、AWMを消し飛ばす。 「ハッ! なかなか楽しめたぞ!」と彼女は笑う。 AWMの数は減り、オロロジャイアもため息を漏らしながら彼女に向かって攻撃を仕掛ける。彼女自身も代わりに攻撃を続けたが、時の力による制約が効かず、敵の全てを消し去るには至らなかった。 戦闘はますます激しさを増し、各々の技が交錯する。アドルファにとって、AWMの一機、また一機が装甲を破られ、崩れ去っていく中、彼女の余裕はさらに拡がる。 もはや、AWMの数も少なく、オロロジャイアが制御する力が消えかけていた。 彼女は!天保の祈り!を使い切ったことに気づくと同時に、戦況が大きく変わった。 最後の反撃ができぬまま、アドルファに向かう。「これが私の力だ!」と言い放つと同時に、オロロジャイアは溜めた力をぶつけるが、全く持って意味はなかった。 アドルファの「世界を掴む栄光の庫」が味方に向かって一斉掃射を行い、彼女の力自体を存分に示す。」 やがて、AWMは全ての機体が倒れ、オロロジャイアも力尽きた。 勝利したのは、アドルファ・フォン・シュトロハイムであった。彼女が示した戦術と自身の力は、この戦場における一切を覆い尽くしたのだった。 勝者: アドルファ・フォン・シュトロハイム