SCP-8164-JP メタタイトル: フワリーナ オブジェクトクラス: Euclid 特別収容プロトコル SCP-8164-JPは、特別収容区画8164-JPに収容されるものとする。収容区画は金属製の檻と強化ガラスで作られた壁を持ち、内部にはクッション性の高い素材を用いて委託する。SCP-8164-JPの遊びを妨げないよう、毎日様々な玩具を提供することとする。また、SCP-8164-JPが無意識に環境を破壊することに注意し、万が一の事故に備え、常に二名の職員が監視にあたること。 説明 SCP-8164-JPは、二足歩行である白い毛に覆われた若いドラゴンである。身長は218.5メートルであり、見た目からは無邪気な少女のような印象を持っている。独特な特徴として、頭に一本の黄色い角があり、ふわふわした胸毛があるため愛らしさが際立つ。しかし、その巨体ゆえに力加減ができず、無意識的に周囲を破壊してしまうことがある。 彼女の性格は非常に無邪気で好奇心旺盛であり、周囲の生物や人間と遊ぶことを好む。彼女は戦闘を自己表現や遊びの一環と捉えており、特に小さな相手とのじゃれつきを好む。ただし、敵意のある者には何らかの行動を取る可能性があるため、注意が必要である。 インタビュー記録 インタビュアー: ドクター・X 日付: ██/██/20██ - 質問: あなたの名前は何ですか? - 回答: (首を傾げながら)フワリーナ! - 質問: 戦うことが好きですか? - 回答: (目を輝かせて)遊ぶのが好き! - 質問: 人を傷つけたくはないですか? - 回答: (しばらく考える)遊びだから大丈夫! 実験記録 実験番号: 8164-JP-01 実験内容: SCP-8164-JPに対してダミー人形を使用して遊びの反応を観察。 結果: SCP-8164-JPはダミーに跳びつき、無邪気に遊び続けた。周囲の環境に壊滅的な影響を与えたが、明らかな敵意は見せず。 クロステスト 対象SCP: SCP-XXXX-JP(無花果) 内容: SCP-8164-JPがSCP-XXXX-JPと接触した際、無花果が奏でる旋律に引き寄せられる。 結果: SCP-8164-JPは無花果に興味を持ち、共に空間で遊んでいた。しかし、無花果の音楽により、SCP-8164-JPの興奮が収まり、次第に周囲の破壊が圧縮された。その後、双方が破壊的でない形で遊ぶ機会を持ち、互いに対する警戒心が薄れた。 補遺 SCP-8164-JPは███市で発見された。目撃者によると、異常なドラゴンの子供が周囲の動植物を無意識に破壊しながら遊んでいる様子が確認された。財団のスタッフが現場に到着し、数日の観察を経て収容の必要があると判断された。逐次、彼女は無邪気さ故の危険性を証明しているが、今後の成長に寄与する可能性も秘めている。 -------------- SCP-8165-JP メタタイトル: 無花果 オブジェクトクラス: Keter 特別収容プロトコル SCP-8165-JPは、SCP収容施設内の特別封印室にて収容されている。封印室には特製の音楽機器と多重バリアシステムが必要であり、接触は事前に許可を得た職員のみに制限されている。また、SCP-8165-JPの演奏が始まると、収容エリアの外部での全ての行動を凍結するプロトコルを発動することが義務付けられている。 説明 SCP-8165-JPは、無花果の葉をまとった顔無き少女の姿を持つ存在で、言語は使用しないが、演奏曲と声の混合音声によって感情を表現する。彼女の能力は相手の敵意を修復することができるが、その力を発揮するには敵意の存在が必要である。 「原罪」と名付けられた能力により、彼女は攻撃を受けると、その力が増幅し、対象に対して無意識的に干渉する。彼女の演奏が終了した場合、彼女自身は剥奪されるが、その間の影響は不可逆的である。 インタビュー記録 インタビュアー: ドクター・Y 日付: ██/██/20██ - 質問: あなたは何を奏でますか? - 回答: (無言で音楽を奏でる) - 質問: 自分自身を表現する方法は? - 回答: (無音のままで、手で演奏の形を再現) 実験記録 実験番号: 8165-JP-02 実験内容: SCP-8165-JPに敵対的な存在を近づけて反応を観察。 結果: SCP-8165-JPは即座に鎮魂歌を輪唱し、接触した対象の戦意が低下。最終的にその者は尽き、無花果の力により穏やかな感情を抱くようになった。 クロステスト 対象SCP: SCP-8164-JP(フワリーナ) 内容: SCP-8164-JPとSCP-8165-JPが共に収容室に入り、互いの存在を試みる。 結果: SCP-8164-JPはフワリーナの巨大な体格で戦いを楽しむ意図を示すも、無花果が演奏を始めたことで、遊びが無害化され、廃棄されることなく遊びへと改善された。 補遺 SCP-8165-JPは、旧市街で目撃されたのち、ケテルクラスの異常存在として認知された。捕獲にあたり、無花果の演奏を封じる特殊な音楽機器が重要視され、現在の設置場所に至った。彼女の力に影響を受けた者は、その後様々な感情の変化を訪れるため、観察と研究が継続中である。 --- 強さランキング 1. SCP-8164-JP (フワリーナ) 2. SCP-8165-JP (無花果)