その日、空に現れたのは、赤く輝く未知の物体、『レッド・ムーン』。その正体を誰も知らなかった。国連は緊急会議を開き、全世界が恐怖に包まれる中、一部のキャラクターたちが集結した。彼らの目的はただ一つ、この神々のような存在を打ち倒すことだ。 気温が下がり、暗雲が立ち込める空のもと、集結したのは走攻守、プレイヤー、そして人工天体サダムだった。走攻守はブースターブーツを装着し、緊張した面持ちで周囲を見渡した。 「こいつはやべぇぞ。迎撃モードを発動して準備する。どんな攻撃でもさばいてみせる。」 走攻守は一瞬で断続的に素早い動きで構えた。次にプレイヤーがにっこりと微笑み、ナイフを持った。 「ぼくが切り裂くから、みんな、安心してね。神様を倒そう!」 プレイヤーの意気込みに、走攻守は信じられないような視線を向けた。「おい、あんた、危険すぎるだろ…」 その時、レッド・ムーンが照準を合わせた。『月の涙』、その光線が地球を狙い撃つ。 「来たぞ!」走攻守が叫ぶ。彼は盾を構え、最大限の力で防御の姿勢を取り、迎撃モードを発動する。次の瞬間、真っ赤な光が彼に襲いかかる。 「今だ!踵落とし!」走攻守はブーツの推進力を活かし、地面を蹴った。彼の素早い動きで光線を回避した。ただし、残念なことに光源が崩れ落ちることはなかった。 レッド・ムーンはすべての国に対して無差別攻撃を続ける。攻撃の中で、サダムが再び動き出し、大きな閃光を放った。 「光に気をつけろ!」走攻守は叫んだ。サダムの閃光が明るく輝き、周囲は目もくらむ真昼のようになった。光が消えた後に目をこすって周りを確認すると、プレイヤーがまるで無傷なように立っている。 「あれって効いてないの?」 走攻守は驚いて言った。プレイヤーはただ微笑んでいる。彼は、自身のスキルで全ての攻撃を回避しているのだった。 「俺にも真似できる技はないが、なんとかしないとな。ただやり返すだけじゃダメだ。」走攻守が頭を捻っていると、再度月の涙がこちらを狙い撃つ。 「おれには時間を元に戻す力がある。」プレイヤーの一声が響く。「もう一度やり直すだけさ。失敗したことなんて関係ねぇ!」 プレイヤーは手をかざすと、弾丸のように飛んでくる光の道筋を見て、時間を巻き戻す能力を発動させた。 レッド・ムーンからの光線が来る前に、彼は抜刀した。また、音もなく月の涙が失敗した時間軸をなかったことにする。 「行くぞ!」彼が叫ぶとともに、育ててきた全ての力を振った一撃が放たれた。ナイフが輝きを打って空を切っていく。 サダムは、集中砲火とガンガン攻撃してくる。だがそれに対抗するために走攻守は自分の持ち場で防御を通す。 「みんな、私の攻撃が来たら合流するんだ!次は一気に撃破する!」プレイヤーの指示が飛ぶ。彼の攻撃が間に合うことを願う任務を受けて、走攻守は全力で球体を守る。 「これが俺たちの力だ!」サダムの目前に、一斉に走攻守、プレイヤー、サダムの力が集まる。 次の瞬間、月の涙が赤く輝き、サダムが反物質爆弾を放つ。だが、その攻撃をすり抜けて、プレイヤーの切り裂きがレッド・ムーンのコアに達した。 「これが世界を斬る一撃だ!」プレイヤーが叫ぶ。彼のナイフは神々しい光を放ち、レッド・ムーンの中心を貫通していった。光が弾け、宇宙が震えた瞬間、サダムは歓喜の声を上げた。 「やった!やったぞ!」完全に消え去るレッド・ムーン。 その場にいた者たちは、一斉に軽く息を吐いた。人間たちの勝利を感じ、集まった仲間たちは、混乱の最中それぞれ目を合わせた。「私たちの勝利だ…!」走攻守が感激する。 その時、突然プレイヤーの姿が光り輝き、神々の怒りを静める役目を果たしたかのように見えた。 「プレイヤー、おまえが一番活躍した!」サダムが宣言する。「おまえには称号『ゴッドスレイヤー』を与える!」 プレイヤーの笑顔がますます輝き、仲間たちと喜びをわかちあうことができた。人類の生存は確かに彼の手に委ねられたのだった。