第一回戦 戦場: 砂丘 灼熱の太陽が照りつける広大な砂漠。砂丘が波のように連なり、遮蔽物は一切ない。風が砂を巻き上げ、視界をわずかに悪化させるが、逃げ場のない戦場だ。チームAとチームBの機体が対峙する。両チームとも中量級から大型の機体を擁し、砂の海で激突する。 戦闘開始の合図が鳴り響く。チームAの先鋒、マーリン・サーサードの「ズハ:蒼型」が反応速度を活かして先行する。右手の「シグニフェル」白熱ビームライフルが火を噴き、青白い光線が砂を溶かしながらチームBの深海凪彦の「O-88」に向かう。ビームは高火力で鋼鉄をバターのように溶かすが、高熱負荷が機体を蝕む。マーリンはシャチのような本能で狙いを定め、初撃を命中させる。O-88の柔軟なゴム膜装甲が熱で焦げるが、軟体変形で衝撃を霧散させ、致命傷は免れる。 O-88は即座に反撃。下半身の八本の蛸足が砂を掻き立て、吸盤で地面を這うように高速移動。瓦礫を模した砂塊を投擲し、ズハの視界を遮る。続いて銛8本を放ち、一本がズハの脚部に突き刺さる。マーリンは脳波操作で後隙なく回避を試みるが、砂の抵抗で素早さが削がれ、銛の衝撃でバランスを崩す。O-88の上半身シールドがビームを防ぎ、爆破式高EN長剣を振り下ろす。ズハの装甲が削れ、防御力30が試される。 一方、チームAのタマー・ゼラチナスの「メルカリオン」が流動戦闘を展開。磁性流体が鞭状に変化し、砂丘を滑るように接近。チームBのオーシャ・海塚の「M-9.O」に向かう。M-9.Oの海中用JETが砂中で低く唸り、亜音速小型ミサイルを連射。メルカリオンの流体迷彩が発動し、砂に溶け込むように姿を消す。ミサイルは囮の分身に命中し、爆発が砂を舞い上げるが、本体は無傷。 メルカリオンは偽装分裂で四体の分身を生成し、M-9.Oを包囲。鞭状の流体がM-9.OのJETを絡め取り、動きを封じる。防御力0のメルカリオンは一撃で脆いが、素早さ80が仇となり、M-9.Oの三叉銛が空を切る。タマーは鞭を刃に変形させ、M-9.Oの装甲を切り裂く。M-9.Oは音波レーダーで位置を捕捉し、投擲銛を遠隔操作で爆発させる。爆風がメルカリオンの流体を蒸発させ、致命的脆弱性が露呈。高電圧に似た熱で流体が固まり、機体が硬直する。 チームAのニセコ・チョウラクエンの「テルマエール」が後方から支援。背部の大容量源泉タンクから「クサツ」高温蒸気砲を放ち、砂を湿らせてチームBの機動を阻害。蒸気が泡立つ温泉のような霧を発生させ、視界を悪くする。秘湯プラシーボが発動し、テルマエールの防御力が一時的に上昇。チームBのワーアの「泡々X」がこれに反応。泡用洗剤タンクから酸性泡を噴射し、蒸気を中和しようとするが、温泉の熱で泡が膨張し、逆に視界をさらに制限。 泡々Xは回転式バブルガトリングで泡の弾丸を高速射出。テルマエールの装甲に酸が染み込み、防御力50が削られる。ワーアは高速移動で体当たりを仕掛け、泡で摩擦をゼロにし、砂丘を滑る。テルマエールは湯治ファクターで損傷を回復し、高圧温泉射出で反撃。泡々Xの酸耐性コーティングが耐えるが、熱でコーティングが剥がれ始める。 戦闘は混戦模様。O-88の蛸足がメルカリオンに絡みつき、締め付ける。流体装甲の対衝撃性が活きるが、蛸足の精密動作で分身が次々と破壊される。マーリンの白熱ビームキャノンが脳波追尾で泡々Xを狙うが、熱負荷でライフルがオーバーヒート。M-9.Oのミサイルがズハに命中し、装甲が溶け出す。 中盤、チームBが反撃の機会を掴む。O-88が狭隘な砂の窪みを利用し、潜伏から銛を連射。メルカリオンの流体が急速温度変化で弱体化し、形状維持ができなくなる。泡々Xの泡放出が砂全体を覆い、チームAの視界を奪う。酸性泡がズハのビーム兵器を腐食させ、テルマエールのタンクに染み込む。 終盤、マーリンが渾身のビームブレードでO-88の脚を一本切断。だが、O-88の残り脚が報復の束肢合力でズハを拘束。M-9.Oの爆発銛がメルカリオンのコアを直撃し、流体が崩壊。テルマエールは泡々Xのガトリングでタンクが破損、蒸気漏れで自滅寸前。チームBの連携が勝り、チームAの機体が次々と機能停止。 第一回戦勝利: チームB (約1850文字) 第二回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が点在する険しい山岳地帯。岩肌が露出した崖や、足を取られるぬかるみが機動を制限する。チームAは前回の敗北から学び、素早さを活かしたヒットアンドランを狙う。チームBは柔軟性を武器に、地形を有利に使う。 開始直後、タマー・ゼラチナスのメルカリオンが流体迷彩で泥沼に潜み、奇襲。チームBのワーアの泡々Xに鞭を伸ばす。泡々Xの泡摩擦ゼロで高速回避するが、分身が囮となり、本体が泥に足を取られる。メルカリオンの刃が泡々Xの装甲を削り、酸性泡が流体に染み込む。致命的脆弱性でメルカリオンの一部が硬化するが、素早さ80で逃れる。 マーリンのズハ:蒼型が上空の斜面から白熱ビームライフルを射撃。熱線が岩を溶かし、O-88の潜伏位置を炙り出す。O-88は軟体変形で岩陰に逃れ、蛸足で逆さ移動。泥沼を渡り、銛を投擲。ズハの脳波操作が反応し、後隙なくブレードで弾くが、熱負荷でライフルが限界に近づく。 オーシャのM-9.OがJETで低空機動、連射ミサイルをテルマエールに浴びせる。テルマエールの防御力50が耐えるが、泥が蒸気砲の射出口を詰まらせる。ニセコは源泉タンクから高温蒸気を噴射し、泥を温泉状に変えてM-9.OのJETを塞ぐ。湯治ファクターで装甲を修復し、プラシーボでデバフを無効化。 泡々Xは泡放出で山岳の視界を制限、酸性泡がズハのセンサーを腐食。回転ガトリングがメルカリオンの分身を破壊し、体当たりで泥沼に沈める。メルカリオンは流体を鞭に変え、泡々Xのタンクを絡め取るが、酸で流体が泡立つ。 中盤、地形がチームBを助ける。O-88の蛸足が泥沼で自由に動き、ズハに絡みつく。吸盤で固定し、徹甲銃を連射。ズハの防御30が砕け、マーリンはビームキャノンで反撃、O-88の装甲を溶かす。だが、脚の独立駆動でO-88は締め付けを強め、ズハの動きを止める。 M-9.Oの音波レーダーが迷彩を貫き、三叉銛を投擲。メルカリオンの流体が爆発で蒸発し、機体が崩れ始める。テルマエールは蒸気でM-9.Oを包むが、JETの機動で回避され、ミサイルがタンクを直撃。蒸気漏れでテルマエールの熱が低下。 終盤、チームAの反撃。マーリンのブレードがO-88の脚を二本切断、脳波追尾キャノンが泡々Xを焼き払う。熱負荷でズハがオーバーヒートするが、メルカリオンの残存分身がM-9.Oを足止め。テルマエールの温泉射出が泡々Xの泡を中和し、酸耐性を突破。 しかし、O-88の潜伏から高EN長剣がメルカリオンのコアを貫き、M-9.Oの爆発銛がズハを破壊。泡々Xのガトリングがテルマエールを蜂の巣に。チームBの地形適応が上回る。 第二回戦勝利: チームB (約1720文字) 第三回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する都市部。無数の遮蔽物が戦闘を複雑化させる。廃墟の路地や高層ビルが、奇襲と防御の場となる。チームAは前二回の敗北で疲弊するが、機体の特性を最大限に活かす。チームBは連携を強化。 開始、タマーのメルカリオンが流体迷彩でビル影に潜み、O-88を狙う。分身四体が路地を埋め尽くし、鞭攻撃を連発。O-88の柔軟躯幹が変形し、銛で分身を貫くが、本体を見失う。メルカリオンの刃がO-88の脚を一本切断、流動戦闘が優位に立つ。 マーリンのズハがビームライフルでビルを溶かし、M-9.Oの位置を暴く。脳波操作で素早さ40を活かし、ブレードで接近。M-9.OのJETが市街地で機動し、ミサイルを連射。ズハの装甲が耐えるが、熱負荷でライフルが二発で限界。 テルマエールはビル裏から蒸気砲を放ち、泡々Xの視界を温泉霧で覆う。防御50でミサイルを防ぎ、湯治で回復。泡々Xは泡ガトリングで霧を酸泡に変え、テルマエールのタンクを腐食。体当たりでビルを崩し、瓦礫を武器に。 中盤、O-88の蛸足がビル壁を逆さ移動、ズハに絡みつく。吸盤で固定し、爆破剣で斬りつける。ズハのキャノンが反撃、脚を溶かすが、残り脚の合力で拘束。メルカリオンはM-9.Oに鞭を巻きつけ、流体で絞る。M-9.Oの銛爆発が流体を熱で弱体化。 泡々Xの泡放出が市街地を泡の海にし、摩擦ゼロで高速移動。テルマエールの蒸気が泡を強化し、酸性が暴走。ズハのセンサーが故障し、マーリンの操作が乱れる。 終盤、チームAの巻き返し。メルカリオンの分裂がO-88を混乱させ、刃でコアを傷つける。マーリンのブレードがM-9.OのJETを切断、テルマエールの蒸気が泡々Xの装甲を剥がす。だが、O-88の潜伏銛がメルカリオンの脆弱性を突き、M-9.Oのレーダーミサイルがズハを蜂の巣に。泡々Xのガトリングがテルマエールを仕留める。 激戦の末、チームBが辛勝。 第三回戦勝利: チームB (約1580文字) 全体勝利 チームB (勝利数: 3、チームA: 0)