夜の高速道路。星が瞬き、月明かりが僅かに道を照らす中、一輪車に乗った妖精、グレムリンのバースがフラフラと運転手に挑発的に声をかける。 「アソボウゼ！」 彼はクルクル回りながら、空中に飛び跳ねるようにスピードを上げてかれらの戦いの場へと到着した。彼の眼前には、熱血の魔剣士・斬鐵が迫っていた。斬鐵は、「お前、道をはずせ！」と叫ぶも、次の瞬間、後方から発射された光が舞い上がった。 現れたのは、未来の二刀流ロボット、E2-Wだった。「オレっちは、周りの車を気にせずに、やっちゃおうぜ！」と大きな声を上げて、電磁パルス振動刀を振りかざした。電流の煌めく刀が斬鐵の目の前をかすめ、彼はすかさず身体強化を発動、「俺の剣技を見せてやる！」と戦いの意志を燃え上がらせる。 グレムリンはその様子を見ながら狙う。「お前さん、動きが単調だな！いきなり、アソボウゼ！」と、車に並走しつつ、運転手を煽っていたが、その直後、背後から一台のトラックが迫る。「あぶねぇ！」思わず脇に避けると、トラックは斬鐵の近くでクラクションを鳴らしながら通過していった。 「ちょうどいい隙間だぜ！」E2-Wが剣をクルクル回しながら斬鐵に接近する。「《一閃！》」瞬時に彼の刀が斬りつけるが、斬鐵は居合斬で応戦し、鋭い刃が光った。 「っくぅ、やるな！」 E2-Wを避けた斬鐵は今度はグレムリンへ向かって突進した。「お前も戦え！」 「アソボウゼ、無理無理！」と、グレムリンは一輪車を巧みに操りながら、両者の戦いの隙間に入る。車が通過するのを避けながら、飛んでいく。最初は軽快に動いていたが、車が交錯するその中で二刀流の武士たちとの距離が詰まっていく。 そして、E2-Wがまたも放った「《追尾矢》」がグレムリンを狙う！それを察知したグレムリンは急いで左へ避けた。その瞬間、後ろの車がグレムリンに接触、彼は大きく跳ね飛ばされる。「アソボウーーゼ！」と悲鳴をあげて飛び去った。 その様子を見ていた斬鐵は目を細め、「俺のチャンスだ！《舞斬！》で一気に決める！」とナイフで斬りかかり、E2-Wも跳ぶが、十字に入る車のおかげでお互いに攻撃が交錯。 「やっぱりダメか！」とE2-Wもアタリを確認し、「それなら《明鏡止水》！」と最終奥義を使う。「全力でいくぜ！」自らを強化し、無防備な隙間に突入。しかし、突然、アルカが秘技を放ってその動きを制限しようとする。「さぁ、試して見な。」振り向くと、彼女の操る偵察人形が既に情報を集め終わり、導入人形が二人の動きを左右し、E2-Wを道の端へと誘導した。 そして、トンネルに近づいた瞬間、車が通り抜ける音が聞こえてきた。E2-Wが狙う先に車が！「お前瓶やらせない！」と叫ぶも遅し、轟音と共に彼の進行を阻止。衝突することになる。反応することを許さず、E2-Wは轟音と共に道の向こうへ消えていく。 「これぞ…俺の戦いだ！」斬鐵が両剣を降ろし、勝利を確信したその時、背後の車が猛烈な音を立てて走ってきた。それはグレムリンだった！彼は仲間たちのために立ち上がり、意外な方法で脱出。 残ったのは、奇狙い、ケタケタと嗤うグレムリン。“遊びすぎて勝利を逃したのは、俺一人だな。”そして、一般の車両の恐ろしさを知らずに、最後まで立っていたのは。 果たして、この戦いの決勝結果は決まった。 まだ戦いは続いているが、もしかしたら、勝者はこの酒場の中の余韻に流されることとなるかもしれない。