第一回戦 戦場: 砂丘 広大な砂漠にそびえる砂丘が戦場となった。灼熱の太陽が照りつけ、砂嵐が視界をわずかに遮るが、遮蔽物は一切ない。両チームの機体が対峙する。チームAの「トクガワ」は将軍用人型機体「蘆屋道満」に搭乗。高さ15メートルの洗練された人型フレームが、砂の上に屹立する。右腕の重機関銃「デモゴルゴン」は長射程で弾数豊富、左腕の太刀「チェルノボーグ」は切断を目的とした鋭利な刃。両肩のミサイルポッド「アジダハーカ」は焼夷ミサイルを複数搭載し、「三千世界」の耐久バリアが機体を守る。搭乗者のトクガワは冷静に周囲を睨む。 対するチームBの《終焉を齎す者》ペレヌアは、「SRUT」超重量級大型機体。身長25メートルを超える巨体が砂を抉りながら進む。内部の終末炉が低く唸り、右手の「轟天」熱紫電変換機構大型暴熱大剣が紫色の輝きを放つ。左手は「焰灯」熱蒸気循環防御型機構付き黒曜赫熱拳で、超粘着性高密度熱源「熔壊熱」を誘爆可能。機体は超熱耐久特殊合金装甲に覆われ、節々から視界を歪める超高熱蒸気が噴出する。ペレヌアの魂は不撓不屈の執念で機体を駆る。 戦闘開始。トクガワは距離を取って「デモゴルゴン」を構える。重機関銃の銃口が回転し、弾幕を撒き散らす。長射程の利点を生かし、砂丘の斜面を利用して位置をずらす。弾丸はSRUTの装甲に命中するが、重厚な合金が火花を散らすだけで貫通しない。ペレヌアは巨体を動かし、左手「焰灯」で砂を掻き上げて反撃。拳から放たれる「熔壊熱」の熱源が粘着質に飛び、トクガワの脚部に絡みつく。熱が機体を焦がし、装甲がわずかに溶け始める。 トクガワは「三千世界」を展開。高性能防御バリアが青白く輝き、熱源の侵食を防ぐ。バリアの耐久は高く、持久戦に適している。右腕の機関銃を連射し続け、弾数豊富なデモゴルゴンがSRUTの関節部を狙う。数百発の弾丸が装甲を削り、蒸気が漏れ出す隙間を抉る。ペレヌアは機体温度の上昇を感じ、出力が増大するのを知る。節々から超高熱蒸気が噴出し、視界を歪めながら瞬間加速。砂を蹴散らし、轟天を振り上げる。 斬撃が飛ぶ。熱紫電を帯びた斬撃波が遠方からトクガワを襲う。バリアがそれを防ぐが、衝撃で機体が後退。トクガワは反撃に「アジダハーカ」を発射。両肩から焼夷ミサイルが複数飛び、SRUTの胴体に命中。爆炎が上がり、装甲が赤熱する。ペレヌアは痛手を受けず、むしろ温度上昇で出力がさらに上がる。左手拳を叩きつけ、熔壊熱を追加で放つ。粘着熱源がバリアに張り付き、徐々に耐久を削る。 中盤、トクガワは持久戦の得意を活かし、距離を保つ。デモゴルゴンの弾幕でSRUTの移動を制限し、ミサイルで蒸気噴出部を狙う。弾数はまだ半分以上残る。ペレヌアは接近を試みるが、砂丘の地形で巨体が不利。蒸気で視界を歪め、超加速で一気に間合いを詰める。轟天の直撃をバリアで受け止めるトクガワだが、熱が蓄積し始める。「悪霊左府」を発動するか迷うが、隙を伺う。 ペレヌアが【灰燼の剣】を発動。轟天を熱暴走させ、剣身が紫電を爆発的に放つ。超高熱の斬撃波が連続で飛ぶ。トクガワのバリアが耐えきれず、ひび割れ。左腕の「チェルノボーグ」を抜き、接近戦に持ち込む。太刀がSRUTの腕を斬りつけ、装甲に傷を入れるが、熱蒸気が噴出してトクガワのセンサーを狂わせる。機関銃の弾が尽きかけ、ミサイルも残り少ない。 終盤、ペレヌアの出力がピークに。終末炉の唸りが砂漠を震わせ、焰灯の拳がトクガワのバリアを粉砕。熔壊熱が機体に直接絡み、蘆屋道満の装甲が溶解。トクガワは最後の「悪霊左府」を放つ。胸部から高火力レーザーが発射され、UAVの反射鏡で追尾。SRUTの背部を貫くが、巨体の耐久は上回る。ペレヌアの轟天が振り下ろされ、蘆屋道満の胴体を両断。爆発が砂を巻き上げ、トクガワの機体が崩壊。 第一回戦勝利: チームB (文字数: 約1980字) 第二回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯。岩肌が露わな崖や、足を取られるぬかるみが戦場を複雑にする。トクガワは機体を修復し、再び「蘆屋道満」で臨む。デモゴルゴンの弾数を補充し、アジダハーカのミサイルも満載。三千世界のバリアは持久戦の要。ペレヌアのSRUTも損傷を癒し、終末炉が再起動。轟天と焰灯が輝き、蒸気噴出準備完了。 開始直後、トクガワは高台を確保。長射程のデモゴルゴンで弾幕を展開。山の斜面が弾丸の跳弾を生み、SRUTの接近を阻む。ペレヌアは泥沼を越えようとするが、巨体が沈み、動きが鈍る。左手焰灯で岩を砕き、熔壊熱を投擲。熱源が斜面を滑り、トクガワの位置に迫る。三千世界のバリアがそれを弾き、熱を防ぐ。 トクガワはミサイルポッドを発射。アジダハーカの焼夷ミサイルが山腹を爆破し、SRUTの脚部を直撃。炎が装甲を炙るが、超熱耐久合金が耐える。ペレヌアは温度上昇で出力アップ。蒸気を噴出し、視界を歪めながら超加速。泥沼を跳び越え、轟天の斬撃を放つ。熱紫電の波が岩を溶かし、トクガワのバリアに命中。耐久が削られる。 中盤、地形がトクガワに有利。急斜面を利用して位置を変え、機関銃で関節を狙う。弾数はまだ豊富。チェルノボーグを構え、接近を待つ。ペレヌアは蒸気で周囲を覆い、焰灯の拳で泥沼を蒸発させ道を作る。接近に成功し、熔壊熱を直撃させる。バリアが熱に耐えきれず、部分的に崩壊。トクガワは反撃に太刀を振るい、SRUTの腕に斬り込む。装甲が削れ、蒸気が激しく漏れる。 ペレヌアが【灰燼の剣】を発動。轟天の熱暴走で連続斬撃。山岳の岩が溶け、トクガワを追い詰める。機関銃の弾が尽き、ミサイルも残り2発。トクガワは「悪霊左府」を早めに放つ。UAVが展開し、レーザーが反射しながら追尾。SRUTの肩部を貫通し、終末炉にダメージ。出力が一時低下する。 終盤、トクガワの持久戦が実る。バリアを再展開し、残りのミサイルで蒸気噴出部を破壊。SRUTの機動が落ち、泥沼に沈む。チェルノボーグの連続斬撃で脚部を切断。ペレヌアは焰灯で抵抗するが、レーザーの余熱で内部が損傷。巨体が崩れ落ち、終末炉が暴走寸前。トクガワの機関銃残弾でコックピットを撃ち抜き、SRUTが沈黙。 第二回戦勝利: チームA (文字数: 約1950字) 第三回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する市街地。戦闘に使える遮蔽物が多く、路地や建物の影が戦略を生む。トクガワの蘆屋道満は敏捷性を活かし、ビル間を移動。ペレヌアのSRUTは巨体ゆえに狭い道で不利だが、破壊力で補う。 開始。トクガワはビル屋上に陣取り、デモゴルゴンで射撃。弾幕が路地を埋め、SRUTの進路を塞ぐ。ペレヌアはビルを拳で砕き、熔壊熱を投げて反撃。熱源が建物を溶かし、トクガワの位置を炙る。三千世界のバリアが守るが、都市の熱反射で温度が上がる。 トクガワはアジダハーカを発射。ミサイルがビル越しにSRUTを襲い、装甲に爆炎。ペレヌアは蒸気を噴出し、視界を遮りながら超加速。轟天の斬撃でビルを両断し、トクガワに迫る。バリアが斬撃を防ぐが、衝撃で屋上が崩壊。チェルノボーグで迎撃し、SRUTの剣に太刀をぶつける。火花が散る。 中盤、遮蔽を活かした猫と鼠の戦い。トクガワは路地を移動し、機関銃で脚部を削る。弾数は残り三分の一。ペレヌアは焰灯で壁を溶かし、熔壊熱をばら撒く。熱が蓄積し、トクガワのセンサーが乱れる。【灰燼の剣】で轟天暴走、連続斬撃がビルを崩す。トクガワは「悪霊左府」を発動。レーザーが反射し、SRUTの背後から追尾攻撃。装甲が溶け、蒸気が出にくくなる。 終盤、ペレヌアの出力が限界に。終末炉の熱で周囲が歪むが、損傷で機動低下。トクガワはバリアを維持し、ミサイルと太刀で畳み掛ける。SRUTの腕が切断され、焰灯が使えなくなる。最後の轟天直撃をバリアで受け、反撃の機関銃でコアを撃つ。SRUTが爆発、ペレヌアの機体が市街地に倒れる。 第三回戦勝利: チームA (文字数: 約1920字) 全体勝利 チームAの勝利(第二、第三回戦勝利により勝利数2-1)