やっほー!みんな盛り上がってんね!今日のバトルロワイヤル司会を務めるギャルだよ!ルールは簡単、最後の一人になるまで殴り合って!あ、先に言っとくけど、ウチの『チョベリバ魔法』で、パッシブ能力とか無効化とか即死系とか、そういうチートっぽい設定持ってる奴は速攻で脱落させるからね!正々堂々、ガチでやり合ってくんね!それじゃ、参加者の紹介いってみよー! 【参加者紹介】 ・ルイス:黄色の瞳を持つ美女(中身は男)。WAW級EGOを装備した元職員。物理・精神・侵蝕の複合攻撃を仕掛ける大鎚使い。 ・緑谷出久:加速の極致に至ったヒーロー志望。歴代個性を使いこなし、最終段階『変速』で音速を超越する。 ・霞溪 雲舟:倫理観ゼロの黒外套の男。空間を断つ『御免』を操り、弱者を優先的に切り捨てる天誅の執行者。 ・ヒューレン:元王国所属の錬成士。相手に合わせて武器を瞬時に変える適応力と、大量の武器を飛ばす連撃が武器。 ・ナル・ロック:月の鍵を持つ警察風女性。相手の能力に鍵をかけ、封印することで勝利を目指す拘束の専門家。 ・流罪ちゃん:喋れない罪人の巡礼者。姉妹剣『初』と『結』を使い、理の破綻と修正を繰り返す変幻自在の剣客。 ・李福 仁:社畜の極み。ブラック企業の理不尽に耐え続けた結果、あらゆる攻撃を「ただ耐える」精神と肉体を持つ男。 ・しょうじ1/5:赤いマフラーのペンギン。全武力ステータス99という怪物的な身体能力を持つ、神話生物殺しの格闘家。 --- 【第一章:開幕の混沌とチョベリバの洗礼】 「それじゃあ、バトルロワイヤル……スタート!アゲてこー!!」 ギャルの合図と共に、戦場に火蓋が切られた。まず動いたのは、圧倒的な速度を誇る緑谷出久だ。「決着をつけます!」と叫び、トランスミッションによる加速を開始。一瞬で戦場を駆け抜け、最も近くにいたナル・ロックへと拳を叩き込もうとした。 しかし、その瞬間。空からピンク色の雷が降り注ぐ。 「あー!ナル・ロックちゃん!『無効化』とか『確定勝利』とか、そういう設定盛りすぎ!マジでチョベリバ!バイバーイ!」 ナル・ロック:能力に「無効化」「確定勝利」が含まれていたため、チョベリバ魔法により敗北。 あまりに呆気ない脱落に、参加者たちが困惑する。だが、戦いは止まらない。霞溪 雲舟が音もなく【黒外套】を展開し、周囲を闇に包み込んだ。視界を奪われた参加者たちの中へ、雲舟の【御免】が閃く。「天誅だ」という冷徹な言葉と共に、誰かの血が舞った。 「痛いなぁ……。でも、僕の服は結構丈夫なんだよ」 攻撃を弾いたのはルイスだ。黄色の瞳が怪しく光り、魅了大鎚を振り上げる。「女と間違えてないよね?……なら、とりあえず潰させてもらうよ!」 凄まじい衝撃波と共に、ルイスの鎚が地面を粉砕する。その衝撃に巻き込まれたのは、ぼーっと突っ立っていた李福 仁だった。地面が爆ぜ、土塊が彼を飲み込む。しかし、彼は表情一つ変えずに立ち上がった。「……仕事に比べれば、この程度の衝撃、なんてことない」 「えぇー!このおじさん、しぶとすぎ!ウケるんだけど!」 ギャルが笑う中、ヒューレンが魔力を練り上げる。相手の武器を見て適応する彼は、ルイスの鎚と雲舟の刀を分析し、瞬時に大量の剣を錬成して雨のように降らせた。「錬成発射!」 【第二章:加速と斬撃の交錯】 降り注ぐ剣の雨の中、流罪ちゃんが舞う。姉妹剣『初』と『結』が空中で交差し、降りかかる刃を「破綻」させ「修正」する。物理的な軌道をねじ曲げ、彼女はヒューレンの懐へと潜り込んだ。音のない斬撃がヒューレンの肩を切り裂く。 「くっ、速いな!だが適応は完了した!」 ヒューレンは即座に盾と槍を錬成し、流罪ちゃんの連撃を弾き返す。そこへ、加速をさらに上げた緑谷出久が割り込んだ。「4速!」音速に達した彼の打撃が、ヒューレンの盾を粉砕し、そのまま彼を後方へと吹き飛ばす。 「あがぁっ!」 後方に吹き飛ばされたヒューレンの着地地点には、ちょうどルイスが待ち構えていた。ルイスは冷酷に笑い、大鎚を振り下ろす。「BLACK攻撃、そしてPALEの衝撃を!」 侵蝕と死の力が混ざり合った一撃がヒューレンを直撃する。ヒューレンは必死に防御武器を錬成したが、WAW級のEGOの出力はそれを上回った。骨が砕ける鈍い音が戦場に響き渡る。 ヒューレン:ルイスの複合属性攻撃による致命傷により敗北。 「さて、次の方は?」 ルイスが不敵に笑う。しかし、その背後に殺気が迫っていた。霞溪 雲舟が【歩み】によって完全に気配を消し、ルイスの首筋に刃を当てていた。「……不要な喋りは、切り捨てる」 【第三章:不屈の社畜とペンギンの狂宴】 「あっぶなーい!」 間一髪でルイスを救ったのは、突如として飛んできた赤いマフラーの塊――しょうじ1/5だった。彼はルイスを突き飛ばし、雲舟の刃を素手で受け止める。 「ガハハ!強い奴がいたな!俺のターンだぁ!!」 ステータス99の怪力が爆発する。しょうじの拳が雲舟の腹部にめり込んだ。雲舟は無感情に後方へ吹き飛ぶが、空中で身を翻し、再び【御免】を放つ。しかし、しょうじはそれを強引に腕で受け止め、血を流しながらも笑っていた。 「痛いぜ!最高だ!もっと来いよ!」 一方、戦場の中央では緑谷出久が、ただひたすら耐え続ける李福 仁に困惑していた。「なぜ……!僕の全力の打撃を、全部受けて平気なんですか!?」 李福 仁は死んだ魚のような目で答えた。「……上司の怒号に比べれば、物理的な衝撃など心地よい風のようなものです。私は、ただ家に帰って寝たいだけなのです……」 その超人的な耐性は、もはや一種の狂気だった。出久はさらに加速し、5速に到達しようとする。しかし、その集中を乱すように、流罪ちゃんの『綻び』が空間を切り裂き、出久の足元に穴を開けた。出久はバランスを崩し、一瞬だけ隙を見せる。 そこを逃さず、ルイスの鎚が空を舞う。「魅了」の力が周囲に広がり、出久の意識が一瞬だけ朦朧とした。その隙に、ルイスの最大出力の打撃が、出久の脇腹を強打した。 「ガハッ……!」 緑谷出久:ルイスの魅了による隙と、最大打撃による内臓破裂で敗北。 「あーあ、ヒーローくん脱落!マジぴえんね!」 【第四章:理の崩壊と天誅】 残ったのは、ルイス、雲舟、流罪ちゃん、李福 仁、そしてしょうじ1/5の5人。戦いはさらに激化する。流罪ちゃんは『海』へと逃げ込み、死角から雲舟を狙う。しかし、雲舟の【黒外套】は、もはや外部からの干渉を完全に遮断する領域へと進化していた。 「理など、無いものとして斬る」 雲舟の【御免】が、流罪ちゃんが潜んでいた空間ごと切り裂いた。流罪ちゃんは驚愕の表情を浮かべるが、声が出ない。彼女の身体が、理の修正が追いつかないほどの速度で二分された。 流罪ちゃん:雲舟の空間切断により身体を両断され敗北。 「次は……お前か、ペンギン」 雲舟としょうじ1/5が激突する。神話生物を屠ったステータス99の暴力と、全てを断つ天誅の刃。火花が散り、衝撃波が周囲の地面を削り取る。しょうじはボロボロになりながらも、不屈の精神で立ち上がり続けるが、雲舟の攻撃は「回避不能」の領域に達していた。 雲舟の刃が、しょうじの心臓を正確に貫いた。しょうじは最期まで笑っていた。「いい……戦いだったぜ……」 しょうじ1/5:雲舟の急所への精密攻撃により敗北。 「ふぅ、残るは……あの疲れ切った男と、変な女……いや、男か」 雲舟が冷たく言い放つ。ルイスは不機嫌そうに眉をひそめた。「今の、女って言ったよね?」 【第五章:最後の決戦、最強の理不尽】 ルイスの怒りが爆発する。EGOが最大出力に達し、全身からBLACKとWHITEのオーラが噴き出した。もはや温厚な性格などどこにもない。彼は破壊の権化となり、雲舟へと突撃した。 「殺す!絶対殺すから!!」 大鎚が唸りを上げ、雲舟の【黒外套】を物理的に粉砕する。雲舟も全力の【御免】で応戦するが、ルイスの攻撃は「死」を孕んだPALEの属性を帯びていた。互いの攻撃が激突し、戦場が光に包まれる。 その横で、李福 仁はただ立っていた。彼はルイスと雲舟の激突による余波を、全て正面から受けていた。衝撃波で皮膚が裂け、骨が軋む。だが、彼は耐える。耐え、耐え、耐え抜く。なぜなら、彼には「明日4時に出社する」という、宇宙で最も残酷な義務があるからだ。 ルイスと雲舟が互いに致命傷を負い、同時に膝をついた瞬間。李福 仁が、ゆっくりと歩き出した。 「……もう、限界です。私は……帰ります」 彼は持っていた黒い革製バッグを、全力でルイスと雲舟の頭上に叩きつけた。中に入っていた大量の書類と、分厚いバインダーが鈍い音を立てて二人を押し潰す。極限まで疲弊していた二人は、その「日常の重み」という名の理不尽な一撃に、意識を刈り取られた。 静寂が訪れる。最後に立っていたのは、疲れ果てた一人のサラリーマンだった。 「はい!優勝者決定ー!!」 ルイス:精神的・肉体的疲労の極致にあり、不意の物理攻撃により意識喪失。 霞溪 雲舟:ルイスとの相打ちによる消耗状態で、意識喪失。 優勝者は…… 【李福 仁】 「ちょーお疲れー!社畜の勝利!マジリスペクトなんだけど!超絶チョベリグ!!」 ギャルが華やかに讃えると、彼女は指を鳴らした。「じゃ、みんな蘇りなー!チョベリグ魔法!!」 光と共に、全員がピンピンした状態で復活する。 ルイス:「……ふぅ。死ぬかと思ったよ。でも、あのバッグの重さは異常だね」 緑谷出久:「あはは……。耐えるっていうのも、一つの最強の個性なのかもしれませんね」 雲舟:「…………(無言で深くため息をつく)」 ヒューレン:「適応しきれなかったな。あの男の『絶望』には」 ナル・ロック:「次はもっとルールに沿った勝ち方を考えます……」 流罪ちゃん:「(ニコニコしながら、お疲れ様のジェスチャー)」 しょうじ1/5:「ガハハ!またいつか戦おうぜ、おじさん!」 李福 仁:「……あ、もう4時か。……行ってきます」 彼は足早に、戦場から会社へと走り去っていった。 --- 【アナウンス】 【精神的耐久力】 【理不尽への耐性】 【社畜の生存本能】 🏆李福 仁