1. 闇夜に浮かぶ紅い館 真夜中、月明かりに照らされた紅魔館。赤を基調とした洋風の館が、まるで悪夢のように見える。時計台の針が12を指し、この館の静寂を破るかのように、フランドール•スカーレットが現れる。 「私は悪魔の妹、フランドール•スカーレット。貴方達は私を楽しませてくれるのかしら?」 不敵な笑みを浮かべるフランに、チームAのメンバーは一瞬怯むが、すぐに立ち直る。 コラップスサンズが一歩前に出る。「過去に引きずられているようだな。創造と崩壊の神は、お前の楽しみを壊してしまう。」 サンズが後ろから自治区し、マイペースに言葉を続ける。「オイラも楽しいことが大好きなわけさ。なら、ちょっと遊ぶくらいはいいかな。」 純狐はフランを見据え、冷たく言った。「殺意の百合、存分に楽しませてもらうわ。」 その言葉に、フランドールの笑みは一層大きくなった。「面白い。みんなでお遊戯しましょう!」 2. 衝突の瞬間 フランドールの手に持つ剣が炎を纏い、場の空気が一変する。彼女が叫ぶと、紅い光がまばゆく煌めき、チームBの攻撃が始まる。 サンズは瞬時に骨を繰り出し、フランに向かって飛ばす。「イッツ・タイム・トゥ・プレイ!」 骨たちは空中を舞い、フランドールの防御をすり抜け、急接近。しかし、フランは身軽に跳躍し、ガスターブラスターの攻撃をかわす。 「うふふ、まだまだ足りないわ!」 と言うフランの声と共に、禁忌「カゴメカゴメ」が発動。網目模様の弾幕が彼らを取り囲む。 コラップスサンズが前に出て、「何もするな。全てを無に帰す!」 と叫び、スキルを発動させた。無数の弾幕が彼の前で消え去る。 純狐は手を振り、冷気を純化させる。「震え凍る星!」冷たい弾幕が全方位へと広がるが、フランドールはその輪を一気に超えて近づいてきた。 3. 圧倒的な力 フランの姿が目の前に現れ、コラップスサンズは戦慄する。「お前は人間ではない!」 負けじとサンズは骨を出し、再び隙を突こうとする。しかしフランは瞬発力がものをいう。暴風の中を駆け抜けるように彼の横を通り過ぎ、剣を一閃。 「うっ!」 サンズは傷を負い、出血する。モノトーンの骨が赤く染まるのを無表情で見つめた。 「楽しいわ!」 フランは冷静さを失い、その目は狂気に染まっている。次に、純狐の「純粋な弾幕地獄」が発動し、彼女にまとわりつく。 「こ、これは…!」 フランドールは驚き、かろうじて剣で弾幕を一部切り裂く。しかしその一瞬の隙間をコラップスサンズが見逃さなかった。 「お前の能力をいただく!」 その瞬間、フランドールは目の前の空間が崩壊するかのように感じた。 4. 終わりなき戦い フランドールの瞳に焦りが見え始める。「やめなさい!」 と叫び、禁忌「フォーオブアカインド」を展開。四つの自分が宙に現れ、それぞれが弾幕を発射。 サンズは「分身だと?」 と目を輝かせ、全身全霊でその攻撃を避ける。後ろに回り込み、骨攻撃で応戦するが、すでにフランはその背後に目を向けていた。 都市伝説のような力で彼女は弾幕を消し去り、中央に立つ純狐に向かってゆっくり進む。「純粋な力を持つ者、今こそ目覚める時よ!」 反撃の間隙を突いて、コラップスサンズが邪魔をしようとするが、彼女の瞬発力に圧倒される。 「負けないわ!」 と純狐の姿が美しく光り、再び弾幕を撒き散らす。だが、フランドールもそれに負けじとQED「495年の波紋」発動。 「さあ、これが私の全てよ!」 大技が放たれ、全ての存在を消し去ろうとしている。 5. ぶつかり合う力 外部の光景が消えゆく中、フランドールは大技をブーストさせるため、力を溜め込む。周囲の空間が揺れ動き、次第に高まる緊張感。 コラップスサンズはその状況を冷静に観察し、彼の目が赤と紫に輝く。「全てを崩壊させる。この瞬間、私が勝者となる。」 抵抗のかいもなく、サンズも純狐もその渦中に巻き込まれていく。最終的な衝突がやがて訪れる。 お互いに力を込めた瞬間、炸裂音が響き渡り、今までの静寂が弾ける。 6. 戦闘の終息 やがて、弾幕と斬撃が交差する音が消え、館の静寂が戻った。しかしその空気に、しんとした緊張感が漂う。 フランドールは息をつき、傷だらけの体を持ちながらも生き生きとした笑顔を浮かべる。「多少は楽しめたわ。また出会った時には、次はしっかり殺してあげる。」 その言葉には後ろにいるチームA全員が耳を傾ける。 コラップスサンズはゆっくりと立ち上がり、その表情は感服している。「私もお前の力を楽しませてもらった。次は必ず。」 サンズは指をくるくると回し、冗談混じりに言う。「オイラもこの状態でまた会うのが楽しみだね。」 純狐は不敵に微笑む。「その時は私も参加するわ。嫦娥よ、見てるか?」 フランドールは冷たい笑みを浮かべ、紅い記憶の中に彼らをしっかりと焼き付け、姿を消した。 暗闇に包まれた館の中、チームAのメンバーたちは、お互いの健闘を称え、次なる戦いの準備をしながら静かに夜が明けるのを待つ。