烈火の約束 その日、炎の山と呼ばれる場所で三人の冒険者は集まっていた。彼らは一つの目的のために集まった。伝説の魔物【誘惑者】【惰眠者】【暴食者】の討伐だ。 教会からの依頼を受け、彼らにはその三体を同時に討つという大きな使命が課せられていた。そんな重い雰囲気とは裏腹に、彼らは笑顔を見せる。 「ルム、準備はいい?」ミシュアが声をかけた。 「もちろん、ミシュア。さあ、行こう。」ルムはしっかりと杖を握りしめている。 「私の出番が来るのが楽しみだわ。」ミシュアは、銃で気合を入れ、唇を軽く噛み、眼光を鋭くしながら意気込んだ。 彼女たちの後ろから、不気味な笑い声が響く。覚悟を決めた彼らの背後から、三人の影が迫ってきた。 「ようこそ、私たちの舞台へ。」その声の主は、黒い髪を持つ誘惑者だった。彼女の魅力的な微笑みは、周囲の空気を冷やす。 「あなたたちが、私たちの狙いだもの。」次に現れたのは、惰眠者だった。彼は目を閉じたまま、怠惰に立っている。 「全然食欲が湧かないなぁ…。」暴食者が貪るような視線をミシュアたちに向ける。 「待て、そいつらを討伐するんだ!」ルムが杖を天に掲げる。 「みんな、やるよ!」彼女の言葉に三人は頷き、覚悟を決める。ミシュアは耐えられないほどの銃を構え、異様な威風を放つ。 「私たちが勝つのは見え見えだ。」誘惑者がそう呟くと、彼女の指先から艶めく光の弾が発生する。 「おい、何かやらせるな!私たちが力を合わせるんだから!」ミシュアが叫ぶ。 「戦いの中で、あなたたちの本性を見抜いてやる!私の目は誤魔化せない!」ルムが指を振り上げると同時に、二人の魔物が動いた。 「覚悟しな。」暴食者が瞬きして冴えた目を向ける。 「その言葉、後悔させてやる!」ミシュアが叫び、ラスプレシアを発射する。 その瞬間、ミシュアの発射した凄まじい弾が暴食者に向かって正確に飛んでいく。だが、惰眠者が突然目を開け、薄っすらと笑う。 「いいえ、それを無効にします。」彼の暗い影がミシュアを包み込んでいく。 「反転だ!」ルムがすかさず叫ぶ。彼女は自らの魔力を込め、溜めておいた感覚を研ぎ澄ます。同時に、彼女の杖が光り始め、全てを包み込む数多の魔法が無詠唱で飛び交う。 「反転を!」 「すっと、この攻撃、無効にしたつもり?」暴食者の顔が青白く変わっていく。 「ギャァ!」 突然、彼の体が崩れ、叫び声を上げた。それを見た誘惑者は「止まれ、二人とも。」と冷ややかに言った。 「ルム、行くよ!」ミシュアが再び構え、全開で弾を発射する。その弾が彼の心臓に突き刺さり、暴食者は倒れ込んだ。 「一人、討伐完了!」 「だめだ、ここまで来てやられるとは!」惰眠者が焦った様子で言う。 「まだ逃がさない。」ルムとミシュアが声を合わせる。 「お前が甘く見ていたのが運の尽きだ!」ルムの発動する魔法が外れるも、再びミシュアの攻撃が命中。 「そんな、私が負けるだなんて!」惰眠者が目を見開く。 「これで終いだ!」 ミシュアが再度攻撃を続ける。しかし、そこに誘惑者が猛然と迫ってくる。 「お前たちを、誘惑してみせるぞ!」 「何が誘惑だ!」ルムが咄嗟に杖を構え、その威力を高める。「私たちには、無駄だ!」彼女の力を得て、極限の魔法を発動。 その瞬間、全ての属性の魔法が乱反射し、怒りの炎となって彼女たちを包み込んだ。 「バカな。私の魅力が…」 「何が、魅力だ。」再度、ミシュアが神速の動きで立ち向かう。 「お前ら、私を討伐するなんて、信じがたい!」 誘惑者は一瞬固まった後、しかしすぐに目を閉じ、まるで寂しげに笑う。「囮にかけるつもりなんて無理だろう…」彼女の長い髪が背中を流れ、消え去っていく。 「全て、終わった。」ミシュアとルムが確認する。彼女たちが勝った瞬間、暗い影は切り裂かれ、彼女たちの勝利を得た。 「私たちの勝ちだ!」二人は嬉しそうに喜んだ。 そのとき、一つの光が舞い降りてきて、彼女たちを包み込む。 「お前たち、上出来だ。」そこに重厚な声音が告げると、目の前に冒険者と伝説のドラゴンが姿を見せたのだ。 その姿は、スーパーハイパーウルトラエクストラファイアードラゴン。彼の財宝は圧倒的で、その中には冒険者のような同志が数多く眠っているのかもしれない。 しかし二人の冒険は、まさに始まったばかりだった。 --- 生存者の名前:ミシュア、ルム 脱落者の名前:暴食者、惰眠者、誘惑者 【誘惑者】の討伐者:ミシュア 【惰眠者】の討伐者:ルム 【暴食者】の討伐者:ミシュア MVPとその理由:ミシュア。理由は、相手の能力を無効化する能力により二人の魔物を同時に討伐することができ、捕捉と多様な攻撃を行ったため。