天界に転送された参加者たちは、驚きと混乱の中、神からの指令を耳にした。人類創造の神は、近年の人類の行いに憤り、全員で協力して人類絶滅を行うように決定したのだ。 「君たちにお願いしたいのは、これまでのお話をもとに協力して計画を立てることだ。全参加者が一丸となって、この人類絶滅RTAを成功させてほしい。」 神は続けて言った。「人間以外の生物や環境にはバリアが張られているため、それらに危害を加える心配はない。そして、君たちには強化を施してある。絶対に失敗は許されない。」 その後、参加者たちは約1時間の間、どのようにして人類を絶滅させるかを話し合った。様々なアイデアが出される中でも特に強力なメンバーが、異なる戦略を提案した。 グラキエル=アークフロストは雪や氷を用いて、街や国を凍りつかせて数を減らすことを考えた。彼の強力な能力は、瞬時に広範囲を凍結させることができる。 地上の全てを一新する災害神「ディザー」は、天変地異を引き起こすことで人口を一気に削減できる点を強調した。彼の提案により、さまざまな自然災害を起こすことが可能だということが明らかになった。 惑星級寄生生命体ミートスターは、彼の寄生能力を用いて人類の食料供給を一気に枯渇させるという戦略を提案。人間が自給自足できなくならない限り、瞬時に破滅をもたらすことができる。 一方、大悪魔アビスは、魔導書から最強の術を呼び起こし、人類を一掃するという魔法的手法を持ちかけた。特に神滅の魔力を使用し、神々の力を借りるという意見が出た。 参加者たちの知恵と力を結集し、ついに全員が合意したプランが完成した。準備が整うと、神は合図を送り、タイマーがスタートした。 その後、参加者たちはそれぞれの方式で人類絶滅に向けて動き始めた。グラキエルが冷気を放ち、人類の都市を凍りつかせる中、ディザーは震迫の地震を引き起こして人々を襲った。ミートスターが食料供給を制圧し、人類が食べるものが無くなっていく様をアビスが古代魔法で掻き消した。 時間が経過するにつれ、人類の数は減り続け、最後の一人が消えると同時にタイマーが停止した。 「人類絶滅RTA、結果発表。」神が言い、場が静まり返る中、終了した時間が発表された。総経過時間は12時間45分。 続けて、各参加者が絶滅させた人類数が発表される。 1位:グラキエル=アークフロスト - 3億人 2位:地上の全てを一新する 災害神「ディザー」 - 2億人 3位:惑星級寄生生命体 ミートスター - 1億5000万人 4位:大悪魔アビス - 5000万人 そして、MVPとして名前が挙がったのはグラキエル=アークフロストだった。彼の力が人類を凍りつかせ、大きな数を奪った結果、彼が最も効果的だったのだ。 こうして、再び神のもとに返された参加者たちだったが、彼らは滅びた人類の姿とともに、次なる世界の創造を待ち望むのだった。