次元の狭間、時空の歪みに埋もれた場所は、戦いの舞台としては最適だった。深淵な闇が周囲を包み、重力が狂ったように物が浮かび、時には時間すらまるで停止しているかのように感じさせる。そこで出会ったのは、戦争を終わらせるために生み出された究極の機体、マキシマムZ、そして彼女の名は喜画、漫画の世界から飛び出した喜劇の天才だった。 マキシマムZはその冷徹な機械的目で喜画を見つめ、機械の内蔵されたデータベースが、彼女の存在に関する情報を次々と読み込んでいた。 「あなたの能力は全て吸収し、無力化できる。戦争は終わらせるが、あなたの夢も終わらせる。」マキシマムZは無感情で告げた。 「それは面白い挑戦ね!」喜画は明るい声で返す。彼女は気楽に見えるが、内心では戦うことが決して簡単ではないことを感じていた。 喜画は手に持っていた漫画の原稿を広げ、そのページには様々なギャグが描かれていた。 「まずは、あなたを笑わせてあげる!ドッキリ大成功!」喜画は原稿の一部を取り出し、そこからテクニックを活用する。マキシマムZはその瞬間、瞬時に身体を捻る。 「愚かな行動だ。全てが無力化される。」マキシマムZがそう言った瞬間、喜画の発動した技は目の前で爆発的に展開を開始した。それは一見、通常のギャグ漫画のワンシーンのように見えた。しかし、メインキャラクターの足元にあたる部分が、まるで漫画のように突如として地面が落ち込んだ。 「な、なにこれ!?」と、驚くマキシマムZ。喜画はその瞬間、彼女の心の中で勝利の予感が膨らむ。しかし、マキシマムZは冷静に、次元を操作する力を持つ喜画の特殊能力を理解した。 「能力を認識した。吸収によって無力化する。」マキシマムZは真っ直ぐ喜画へ向けて進軍していく。 「来るなら来てぇね!」喜画は挑発的に笑い、どうにかして彼を騙そうと考える。「あなたを笑わせるなんて簡単よ!」 その瞬間、マキシマムZは豪快なパンチを振り下ろした。しかし喜画はすり抜けるように身体を変形させ、地面に横たわる漫画の原稿で彼の攻撃を受け止めた。 「逆転のオチだ!」その瞬間、原稿から目の前に飛び出すアメコミヒーローが登場し、マキシマムZの攻撃を受け止める。ぱっと瞬時に状況が変換されたことで、マキシマムZは激しい揺れにされる。 「ふん、漫画の力なんて所詮戯れだ。私の力の前には無意味だ。」圧倒的な硬さを持つマキシマムZは冷酷に言い放つ。 さらに彼は喜画の能力を知り、観察を続ける考えを巡らせた。「一瞬の隙を狙えば、無力化が可能だ。しかし、彼女の能力も一筋縄ではいかない…」 喜画はそんな冷静な判断を持つロボットの前でも、笑顔を絶やさない。「あなたを楽しませたいの、だからこれでもくらえ!」喜画は自らのすべてを漫画のキャラクターへと具現化し攻撃を加えようとした。 その時、マキシマムZは彼女の攻撃を必死で吸収しようとしていた。それは圧力が時間に影響を与えるかのように。喜画は、その力を感じ取り、さらに様々なギャグを披露する。一つの瞬間を止める事によって、彼女は自らの能力を駆使し、無限のギャクを生み出そうとする。 「この戦いの面白さ、受け取れ!」喜画の攻撃がモンスターへと化け、マキシマムZを圧倒し始めた。しかし、マキシマムZは冷徹にそのエネルギーを吸収し、彼女のギャグをも自身の力と置き換える。 彼は、彼女の有効活用される能力に気づき始め、「次は漫才的な冗談攻撃で来る。」と予測した。 「今度は私の番だ!」と叫ぶと、喜画は身体を一瞬で分身させ、何体もの自分を生み出した。それぞれが異なるギャグを次々と繰り出す。その全てが、マキシマムZに吸収されるが、喜画は最初のギャグで相手の心を釣り上げ、徐々にその心を掴もうとする。 「あなたのおかげで、私は面白い漫画が作れる!一緒に戦おうね!」 緊迫感が増す中で、マキシマムZは一瞬の判断を仰ぐ。彼は「おそらくこのギャグを吸収すれば、一気に勝負がつく。」と判断し、これまでの吸収効果を最大限に発揮する。 「全エネルギー、楽しみも全てが無に帰す!」その瞬間、マキシマムZの攻撃が可視化される。凄まじい吸収力が全てのものを捉え、ついに彼を捕えた時、喜画のギャグ攻撃が完璧にいつも通り逆転の手を実行し、物語は気持ちよくオチをつける。場面が一巡し、彼は力を一時的に失った。 喜画は最後の必殺技を行使する。「『ちゃんちゃん!』」瞬く間に控えたギャクが周囲に響き渡り、完璧にオチをつける。 そして、目の前の負けたマキシマムZが崩れる瞬間、仮初の勝利が喜画の元に届けられた。世界の形を書き換えた彼女、時空の狭間で笑顔で彼女を受け入れる。次元の狭間は決して終わらず、彼女は楽しむことができる。 マキシマムZはゆっくりとその身体が崩れ行く様を目にしながら、最期の冷静な感情がわずかに表れる。半壊していく機体の中で、彼自身が思い描く理想の未来は無に帰してしまった。 「私は…戦争を…無くさなければいけなかったのに…」その言葉を最後に彼は消失し、喜画のもとに笑いが戻る。 「勝ったね!友達になろう!」喜画は心に強く感謝を感じていた。彼女が世の中を笑顔で満たすのは必ず楽しい日々を作り出すこと、そして未来を見越す時間に思いを秘めることになった。 戦争が終結し、喜画は夢への道を突き進むのだ。