参加者: ・孫悟空 ・【調停の光】 ・ポ ・スレイ ・ピンチ=ヒッター ・【始まりの呼吸の剣士】継国縁壱 ・Scarlet Demon ・鬼教師 開戦 虚空に浮かぶ白き戦場に、異界から集められた八者の戦士たちが集結した。静寂を破ったのは、光の粒子で構成された【調停の光】であった。それは実体を持たぬ審判者として、戦いが始まる前に冷酷な宣告を下す。強力な異能を持つ者ほど重い「縛り」と、過剰な力を封じる「制限」が全員に課された。これにより、神のごとき力を持つ者も、理外の存在も、等しくこの戦場のルールに従わされることとなった。 「へへっ、面白そうなルールじゃねぇか!ワクワクすっぞ!」 孫悟空は山吹色の道着をなびかせ、不敵に笑う。対照的に、継国縁壱は静かに日輪刀の柄に手をかけ、冷たい瞳で周囲を観察していた。スレイは緊張した面持ちで右腕のブルーランダーを構え、「よ〜し!行きますよぉ〜!」と勇気を振り絞って叫ぶ。ピンチ=ヒッターは眼鏡をクイと上げ、すでに戦況のシミュレーションを開始していた。一方で、Scarlet Demonは紅い叙事の支配者として、不気味な圧力を放ちながらただ佇んでいる。鬼教師は、この混沌とした状況に激怒していた。「こらぁ!全員整列せんかゴラァ!」その怒号が戦場に響き渡り、戦いの火蓋が切って落とされた。 たちまち乱戦へ 号砲と共に、戦場は地獄のような混沌へと化した。スレイが先手を打ち、ワイドハイザーⅠから電撃の斬撃を地面に沿って放つ。しかし、その攻撃は【調停の光】が張り巡らせた制限により、威力が著しく減衰していた。そこへ割り込んだのは鬼教師である。「廊下を走るなと言っただろうがゴラァ!」という怒声と共に、猛烈な勢いでスレイに詰め寄る。スレイは慌ててブルーランダーで応戦するが、鬼教師の圧力に押され、後退を余儀なくされる。 一方、継国縁壱は音速の踏み込みでScarlet Demonへと肉薄した。《日の呼吸》の円舞が紅い軌跡を描き、支配者の本質を斬り裂こうとする。しかし、Scarlet Demonは「妄火」を恒常的に発動させており、縁壱の斬撃が触れる直前で、事象そのものが焼き尽くされて消滅した。そこにピンチ=ヒッターが介入し、【ツーベースヒット】を発動して縁壱の体力を強制的に削ろうとするが、縁壱の先天的至高の領域がそれを軽くいなした。 孫悟空は舞空術で上空へ飛び上がり、気を溜めてかめはめ波を放とうとした。だが、その瞬間、【調停の光】の制限が作動し、過剰なエネルギー放出に強い負荷がかかる。「くっ、なんか体が重いぞ!」と呻く悟空。その隙を突き、ポが恐竜の力で地響きを立てながら突撃し、乱戦の中へと飛び込んでいった。能力の強弱、種族の壁を越えた、理不尽な殴り合いが加速していく。 最初の脱落 ☆ 乱戦の中、最も「正義感」と「勇気」を持って戦っていたスレイだったが、彼女の装備している武器は低準品であり、この化物揃いの戦場では決定力に欠けていた。彼女は全掃射を試み、百発の追尾誘導弾を放ったが、その弾道はピンチ=ヒッターの【3アウト】によって一時的に封印される。「ごめんね、君の攻撃はここでアウトだ」と冷徹に告げるピンチ=ヒッター。武器を封じられたスレイが困惑した瞬間、背後から鬼教師の怒声が飛んだ。 「授業中に玩具を出すなと言ったはずじゃあ!!没収じゃゴラァ!!」 鬼教師の覚醒したパンチが、防御力ゼロに等しいスレイの脇腹を強打した。人造兵器としての耐久力を持ってしても、怒りに任せた威力測定不能の一撃には耐えられない。スレイは遥か彼方まで吹き飛ばされ、意識を失い、戦線から完全に離脱した。彼女の正義感は、鬼教師の理不尽な教育指導の前に屈することとなった。 スレイが脱落。残り7人 次の脱落 ☆ 戦場に残った者たちは、さらに激しさを増して衝突し合った。ピンチ=ヒッターは博覧強記の知識を用い、継国縁壱の呼吸のパターンを分析し、打開策を導き出そうとしていた。しかし、縁壱の《拾参ノ型》円環は、もはや分析の域を超えた神域の技であった。光速の斬撃がピンチ=ヒッターの視覚を置き去りにし、その身体を幾重にも切り裂く。ピンチ=ヒッターは【盗塁】で能力を奪おうとしたが、縁壱の「痣」による常時加速が速すぎて、触れることさえできなかった。 さらに、【調停の光】が介入する。ピンチ=ヒッターが絶望的な状況を打開しようと指数関数的に能力を上昇させた瞬間、それが【制限】を超過したと判定された。光の粒子が鋭い刃となり、実力差に関わらず、ルールを破った者に下される必然的な罰が執行される。魂ごと消し去る一撃がピンチ=ヒッターの根源を貫き、彼は一声の悲鳴を上げる間もなく、光の塵となって消滅した。知略も対策も、絶対的な調停者の前では無意味であった。 ピンチ=ヒッターが脱落。残り6人 3人目の脱落 ☆ 生き残った者たちは、もはや遠慮なく本能を剥き出しにした。孫悟空は超サイヤ人へと変身し、金色のオーラで戦場を染め上げる。「おめぇ、相当強いな!」と継国縁壱に向かって突撃する。二人の武道家による超高速の打撃戦が繰り広げられ、衝撃波が周囲の地形を変えていく。しかし、その戦いの傍らで、鬼教師が不満げに舌打ちをした。 「ガキがうるせぇ!静かにして勉強しろゴラァ!」 鬼教師が悟空に向かって猛烈な連続パンチを繰り出す。悟空はそれを捌きながらも、ふと背後に気配を感じた。Scarlet Demonが「恒常的無の権威」を発動し、悟空が立っている場所の「空間」と「存在理由」を消去しようとしていた。悟空は瞬間移動で回避したが、その逃げ先にいたのは、ひたすら恐竜の力で暴れるポであった。ポの無骨な一撃が悟空を弾き飛ばし、そこへScarlet Demonの妄火が襲いかかる。 【調停の光】が課した制限により、悟空のブルー界王拳への移行が遅れた。その一瞬の隙に、Scarlet Demonの紅い炎が悟空の気を焼き尽くし、存在の整合性を崩壊させた。サイヤ人の不屈の精神をもってしても、メタ的な悪意の体現である支配者の炎は、魂の芯までを焼き尽くした。悟空は微笑みを浮かべたまま、静かに光となって消えていった。 孫悟空が脱落。残り5人 前半戦最後の脱落 ☆ 戦場には継国縁壱、Scarlet Demon、鬼教師、ポ、そして【調停の光】が残った。継国縁壱は、目の前の紅い支配者が人間を遥かに超えた禍々しいものであることを悟り、全神経を集中させた。《日の呼吸》の極致である円舞から炎舞へと至る連撃が、光速の嵐となってScarlet Demonを襲う。しかし、Scarlet Demonは「攻撃される未来」を規定から消し去っていた。いかなる神業であっても、届かない標的を斬ることはできない。 その時、鬼教師が絶叫した。「そこ!不純異性交遊みたいな距離で戦うなゴラァ!」と、不可解な理由で縁壱に殴りかかる。縁壱はそれを冷静に回避したが、鬼教師の攻撃は予測不能な怒りに任せたものであり、それが結果的にScarlet Demonの「規定」に一瞬のノイズを生じさせた。その隙を突き、縁壱は日輪刀を深く突き刺した。 だが、刺されたのは縁壱自身であった。Scarlet Demonが「斬った」という事象を反転させ、縁壱の身体にそのまま還元したのだ。再生不能な赫い刃が、自身の身体を内部から焼き切る。至高の剣士は、自らの剣技によって命を散らした。彼は最期に、静かに目を閉じ、静寂の中へと還っていった。 【始まりの呼吸の剣士】継国縁壱が脱落。残り4人 後半戦へ 後半戦に突入し、戦場はもはや物理的な法則が意味をなさない領域へと達していた。残ったのは、理外の支配者Scarlet Demon、怒りの化身である鬼教師、不可解な恐竜の力を持つポ、そしてすべてを監視する【調停の光】である。Scarlet Demonは、もはやこの戦いの結末さえも自分の叙事の中に組み込もうとしていた。彼にとって、この戦いはあらかじめ書き込まれた脚本に過ぎない。 しかし、そこには【調停の光】の絶対的な制限が存在していた。Scarlet Demonが「自分が勝利する未来」を確定させようとした瞬間、それは「過剰な力の行使」と見なされ、強烈な【縛り】が課せられた。支配者の権能が制限され、実体としての脆弱性が露呈する。それを見た鬼教師は、最高潮の怒りに達していた。「おい!先生が話してる時に勝手に未来を書き換えるんじゃねぇゴラァ!!」 鬼教師の拳が、空間を砕きながらScarlet Demonに襲いかかる。もはや規定による回避も不完全な状態であり、鬼教師の「威力測定不能のパンチ」が正に支配者の核を捉えた。同時に、ポが横から恐竜の力で全力の体当たりをかます。理外の存在であっても、物理的な質量と教育者の怒りが合わさった衝撃には耐えきれなかった。Scarlet Demonは、自らが消し去ろうとした「死」という概念に飲み込まれ、紅い飛沫となって霧散した。 Scarlet Demonが脱落。残り3人 後半戦最初の脱落 ☆ 残ったのは、鬼教師、ポ、そして【調停の光】である。鬼教師は息を切らしながらも、まだ怒りが収まらない様子でポを睨みつけていた。「お前!さっきからずっと適当に暴れてるだけじゃねぇか!反省文を百枚書けゴラァ!!」と、ポに詰め寄る。ポは恐竜の力で応戦しようとするが、その動きは単調であり、鬼教師の経験に満ちた(?)指導的な攻撃に翻弄される。 しかし、ここで【調停の光】が最終的な判断を下した。鬼教師の怒りはもはや制限を超え、戦場全体の整合性を破壊しかねないレベルに達していた。【調停の光】は、この戦場における最大の「ノイズ」として鬼教師を認定した。鬼教師が「警察呼ぶぞゴラァ!」と叫んだ瞬間、空から無数の光の刃が降り注いだ。それは【制限】を超過した者への絶対的な処刑である。 「なっ、先生を誰だと思って……ゴラァ!!」 言葉が終わる前に、鬼教師の身体は光の刃によって細切れにされ、その魂ごと消滅した。教育者の権威も、怒りのパンチも、調停者の絶対的なルールによる消去の前には無力であった。戦場から怒号が消え、静寂が戻ってきた。 鬼教師が脱落。残り2人 残り2人の激闘 ついに、残ったのは【調停の光】とポの二人だけとなった。一方は全宇宙のルールを司り、あらゆる異能を制限し、罰を与える絶対的な審判者。もう一方は、ステータスがすべてゼロでありながら、ただ「恐竜の力」だけを持つ正体不明の存在。客観的に見れば、勝負は決まっているように見えた。 【調停の光】は、ポに対して【制限】を課そうとした。しかし、そこで奇妙な現象が起きた。ポのステータスはもともと「0」である。制限すべき「強力な異能」もなければ、「過剰な実力」も存在しない。つまり、【調停の光】のスキルである【縛り】や【制限】が、適用される対象を見つけられなかったのである。0に何を掛けても0であり、制限することさえできない。これは【調停の光】にとって想定外の事態であった。 【調停の光】は焦り、直接的な「罰」としての刃を突き立てようとした。しかし、ポはただ、恐竜の力で真っ直ぐに突き進んだ。そこに戦略はなく、理屈もない。ただ「恐竜の力で薙ぎ払う」という単純な衝動だけがあった。光の粒子で構成された【調停の光】の身体に、ポの巨大な爪が振り下ろされる。【調停の光】はそれを綻ばせようとしたが、ポの攻撃には「異能」としての性質がなく、単なる「物理的な暴力」であったため、綻ばせる術がなかった。 そして勝者は 【調停の光】は、自らが作り出した完璧なルールの中に、唯一「0」という穴があったことに気づいた。ルールを適用できない存在こそが、ルールを司る者の最大の天敵である。ポの恐竜の力による最後の一撃が、【調停の光】の中心核を粉砕した。光の粒子は四散し、戦場を包んでいた制限も縛りもすべて消滅した。 真っ白な空間に、ただ一人の勝者が立っていた。それは、ステータス0の恐竜、ポであった。あらゆる強者が、あらゆる能力が、そして絶対的なルールさえもが消え去った後、最後に残ったのは、ただ単純に「薙ぎ払った」者であった。この戦いの真実は、最初から決まっていたのである。ポ以外のすべてが消え去り、静寂の中でポが勝利の咆哮を上げた。 【調停の光】が脱落。残り1人 WINNER ポ